こんにちは! ASUE株式会社広報のN村です。
さて、4月・10月に実施した「マークシート式Web広告運用共通テスト模擬試験」。
今回も、ツキイチの内容を中心とした小テスト(?)的な内容となっております。
ちょっとした復習にご活用ください!
目次
Web広告共通テスト模擬試験受験要項
ということで、まずは試験に大切な受験要項からご説明します!
受験前によくよくご確認ください!
- 概要
- 受験資格:誰でも
- 試験方式:マークシート式
- 出題範囲:ツキイチシリーズ(2022年10月〜2023年3月)の内容に関連すること
- 制限時間:30分
- 注意点
- ノート等の持ち込み:不可
- 別タブ・別ウィンドウ等にフォーカスすると、自動で採点されます。
- 自動で別のソフトが立ち上がった!等で採点が走ることがあるので、ブラウザ以外のソフトを全て閉じた状態での受験をおすすめします。
制限時間を超えたり、別ウィンドウや別タブで調べようとすると検知して勝手に採点されますが、普通にやれば時間内で余裕でできると思うのでぜひぜひ奮って挑戦ください!!!
と思いつつ、弊社のWebマーケティング課メンバーにトライしてもらったら「難しいです」「心が折れました」「精進します」等のコメントをもらったので、今回ちょっと難しいかもしれません!
万が一できなくても、自信をなくさなくてもOKとのことです!
採点時には簡単な解説もご用意しております。
それでは準備はよろしいでしょうか?
受験準備ができた方は、「テストを開始する」のボタンをクリックしてテストを開始してください!
Web広告共通テスト模擬試験(解答時間:30分)
問題 1
Google 広告の除外キーワードについて、以下の問いに答えよ。(配点:25)
除外キーワードとは、ユーザーの検索語句に応じて表示される広告において、指定したキーワードでの検索の場合広告を掲載しないようにできる機能である。
(1)検索広告などのキーワードの設定にはマッチタイプというものがあり、除外キーワードでもそれぞれのマッチタイプでの設定が可能であるが、一部挙動が異なる部分もある。
2023年1月、除外キーワード機能で新たにアカウント単位での設定が可能となった。これまではキャンペーン単位での設定のみ可能だったため、(2)キャンペーンタイプによっては除外キーワードが設定できなかった。
ちなみに、この除外キーワード機能はディスプレイキャンペーン等でも設定可能だが、精度が低い。そのため、利用の際は (3) を合わせて使うことが好ましい。また、ディスプレイキャンペーンでは指定した除外キーワードはすべて (4) とみなされる。
(1)下線(1)について、キーワードの指定と除外キーワードの関係について誤っているものを選べ。
- 除外キーワードではピリオド(.)は無視される。そのため、「ASUE Inc.」と「ASUE Inc」は同一とみなされる。
- フレーズ一致で設定した除外キーワードは、そのまま通常のフレーズ一致と同じ挙動で設定される。例えば、除外キーワードで「ランニング シューズ」を指定した場合、「赤 シューズ ランニング」で検索した場合に広告は掲載されない。
- 除外キーワードでは、類似パターンは同一とみなされない。そのため、「シューズ」を除外キーワードに設定した場合、「靴」で検索すると広告が掲載される可能性がある。
- 完全一致で設定した除外キーワードは、別の語句が追加された検索語句の場合除外されない。そのため、「ランニング シューズ」を除外設定した場合は「赤 ランニング シューズ」で広告が掲載されない。
(2)下線(2)について、キャンペーン単位で除外キーワードを設定できないキャンペーンタイプを選べ。
- 検索キャンペーン
- ショッピングキャンペーン
- P-MAXキャンペーン
(3)空欄(3)に入る語句として適切なものを以下から選べ。
- キーワードによるコンテンツターゲット
- コンテンツの除外
- 最適化されたターゲティング
- トピックターゲット
(4)空欄(4)に入る語句として適切なものを以下から選べ。
- 部分一致
- フレーズ一致
- 完全一致
解説
(1)正解:2
除外キーワードは、類似パターンやその他のパターンと一致しない。そのため、フレーズ一致で「ランニング シューズ」と指定した場合は、「シューズ ランニング」のような語順違いの検索語句や「ランニング 靴」のような類似パターンの検索語句では広告が掲載される可能性がある。
参考:「Google 広告ヘルプ—除外キーワードについて」
https://support.google.com/google-ads/answer/2453972?hl=ja
(2)正解:3(P-MAXキャンペーン)
P-MAXキャンペーンは、Google 広告のあらゆる枠に1つのキャンペーンで広告が掲載できるキャンペーンタイプである。検索広告枠・ショッピング広告枠でも当然広告が掲載されるが、これまではキャンペーン単位での除外キーワードを設定できなかったため意図しない検索語句で広告が掲載される可能性があった。アカウント単位での除外キーワード設定が可能になり、これによってP-MAXキャンペーンでも除外キーワードを利用できるようになった。
参考:「Google 広告 ヘルプ—アカウント単位の除外キーワードについて」
https://support.google.com/google-ads/answer/11396330
(3)正解:2(コンテンツの除外)
ディスプレイキャンペーンでは、除外キーワードの設定をした場合、指定したキーワードと完全に一致するトピックのページやそのページのコンテンツと指定された除外キーワードのトピックの関連性が高い場合に掲載されない。しかし、検索キャンペーン等ほど精度が高くないため、広告が表示されてしまう場合がある。コンテンツの除外も利用することで、ブランドや商品・サービスにそぐわないページへの広告掲載をより確実に避けることができる。
参考:「Google 広告 ヘルプ—キャンペーンに除外キーワードを追加する」
https://support.google.com/google-ads/answer/7102995?hl=ja
参考:「Google 広告 ヘルプ—ディスプレイ キャンペーンのコンテンツの除外を設定する」
https://support.google.com/google-ads/answer/7444288?hl=ja
(4)正解:1(部分一致)
ディスプレイキャンペーンや動画キャンペーンでは、除外キーワードはすべて部分一致とみなされる。
問題 2
Yahoo!広告のレスポンシブ広告について以下の問いに答えよ。(配点:30)
レスポンシブ広告とは、広告クリエイティブを入稿すると、さまざまな配信面やデバイスに対して自動で最適化された広告が配信されるものである。
2022年10月、Yahoo!広告のレスポンシブ広告の一環として、 (1) が新たにリリースされた。これは、タイトル・説明文・画像をそれぞれ複数登録することができ、各クリエイティブが自動選択されて最適なものが掲載される広告タイプである。これまでのレスポンシブ広告では、タイトル・説明文・画像などのクリエイティブは固定化したものしか配信できず、複数のタイトル・説明文・画像の組み合わせを網羅した広告を配信するには、それぞれ手動で作成する必要があった。さらに最適なクリエイティブの組合せは実績から判断する必要があったが、今後はそれらの自動化が可能となり運用工数の削減が期待できる。
(1)の各アセットの(2)入稿規定は次の通りである。
入稿可能文字数 | 入稿上限数 | 入稿可能数 | ||
---|---|---|---|---|
レスポンシブ広告 | タイトル | ア | イ | - |
説明文 | ウ | エ | - | |
画像 | - | - | オ | |
(1) | タイトル | カ | キ | - |
説明文 | ク | ケ | - | |
画像 | - | - | コ |
1つずつのタイトル・説明文や(3)画像の入稿規定はレスポンシブ広告と(1)とで同様である。レスポンシブ広告と(1)は配信する目的などによって(4)使い分ける必要がある。
(1) 空欄(1)に当てはまる言葉を次の選択肢から選べ。
- レスポンシブ検索広告
- レスポンシブディスプレイ広告
- レスポンシブ(画像)
- バナー(画像)
(2) 下線(2)の入稿規定について、ア〜コまでの数字の組合せで正しいものを選べ。
- ア:20 イ:1 ウ:90 エ:1 オ:1 カ:20 キ:5 ク:90 ケ:5 コ:15
- ア:20 イ:5 ウ:90 エ:5 オ:15 カ:20 キ:5 ク:90 ケ:5 コ:15
- ア:20 イ:3 ウ:90 エ:3 オ:3 カ:20 キ:10 ク:90 ケ:10 コ:15
- ア:30 イ:1 ウ:100 エ:1 オ:1 カ:30 キ:5 ク:100 ケ:5 コ:15
(3) レスポンシブ広告や(1)の画像で、入稿可能なアスペクト比として正しいものを選べ。
- 2:3
- 3:4
- 1:1
(4) レスポンシブ広告と(1)の使い分けについて、それぞれどちらを選ぶべきかを答えよ。
(a) コスメブランドの通販サイトで、商品ごとに画像やタイトルを固定して各ページに遷移する広告を作成したい。
(b) BtoBのサービスを提供する企業のオフィシャルサイトで、複数の画像やタイトル・説明文を入稿するが、遷移先は全て共通のLPを利用する。
(c) 1つの広告グループ内で10個の広告を入稿したい。
解説
(1)正解:2(レスポンシブディスプレイ広告)
2022年10月にYahoo!広告からレスポンシブディスプレイ広告がリリースされた。
参考:「Yahoo!広告 リリースノート—【ディスプレイ広告(運用型)】レスポンシブディスプレイ広告の提供開始」
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30368170.html
(2)正解:1
レスポンシブディスプレイ広告と通常のレスポンシブ広告の違いは、主にタイトル・説明文・画像を固定できるかどうかです。従来のレスポンシブ広告は、1つの広告につき、各クリエイティブを1つずつしか入稿することができません。レスポンシブディスプレイ広告の登場で、複数クリエイティブの組合せを自動で配信することが可能になりました。レスポンシブディスプレイ広告では、タイトル5つ、説明文5つ、画像15個まで入稿可能です。
また、タイトルや説明文、画像の1つ1つの入稿規定は同じで、タイトルは20文字、説明文は90文字まで入力可能です。記号や使える文字などの制限も同じなので、入稿前に入稿規定には一通り目を通しておきましょう。
参考:「Yahoo!広告 ヘルプ レスポンシブ(画像)」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/guideline/articledetail?lan=ja&aid=51344
(3)正解:3(1:1)
2022年10月11日から、アスペクト比1:1の画像の入稿が可能になった。それ以外は1.91:1のアスペクト比の画像を入稿可能。
参考:「Yahoo!広告 リリースノート—【ディスプレイ広告(運用型)】「レスポンシブ(画像)」にて入稿可能な画像サイズの追加」
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30365773.html
参考:「Yahoo!広告 ヘルプ レスポンシブ(画像)」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/guideline/articledetail?lan=ja&aid=51344
(4)正解:a. レスポンシブ広告 b. レスポンシブディスプレイ広告 c.レスポンシブ広告
従来のレスポンシブ広告とレスポンシブディスプレイ広告の使い分けのポイントは次のとおり。
確認ポイント | レスポンシブ広告 | レスポンシブディスプレイ広告 |
---|---|---|
クリエイティブの固定化の有無 | タイトル・説明文と画像を固定したい場合 | ・タイトル・説明文と画像を自由に組合せたい場合 ・組合せを網羅し、入稿工数を削減したい場合 |
広告と遷移先ページの固定化の有無 | タイトル・説明文・画像ごとに遷移先のページURLを変更したい場合 | 複数のタイトル・説明文・画像で共通の遷移先ページURLにしたい場合 |
1広告グループな内の広告数 | 1広告グループ内に7つ以上入稿可能 | 1広告グループ内に6つまで入稿可能 |
問題 3
LINE広告では、2022年11月頃に新しい広告フォーマットであるアニメーション広告がリリースされた。配信面として、正しいものを選べ。(配点:5)
- タイムライン
- LINE NEWS
- LINE広告ネットワーク
- トークリスト
解説
正解:4(トークリスト)
アニメーション広告は、600×400のサイズのアニメーションクリエイティブを配信できる広告フォーマットである。画像(小)と同じトークリストにのみ配信される。
問題 4
LINE広告の詳細ターゲティング機能で、ターゲティングできないものを選べ。ただし、ベータ版もターゲティングできるものとして扱う。(配点:5)
- 購買意向 > 金融 > 投資 > NISA
- 購買意向 > アプリ > 検索エンジンアプリ
- 購買意向 > 書籍・マンガ > 本 > 海外文学
- 趣味・関心 > 求人 > 転職 > 事務、管理
解説
正解:3(購買意向 > 書籍・マンガ > 本 > 海外文学)
2022年12月のアップデートで、購買意向や趣味・関心などが大幅に増加。NISAなどの金融商品や検索エンジンアプリや音楽アプリなど、さまざまなジャンルでより詳細なカテゴリが作られました。
書籍関連についてはまだ細分化が少なく、現在購買意向での「マンガ・電子コミック」と「本」や趣味・関心の「マンガ・電子コミック」と「雑誌」など詳細なカテゴリ分けはされていません。そのため、「海外文学」ではターゲティングできません。
問題 5
Meta広告(Facebook, Instagram)のターゲティングにおいて、2023年4月7日から10代のターゲティング仕様が変更となる。次の場合について、10代(未成年)を含んだ配信が可能かどうか選べ。(配点:15)
- 10代の女性だけをターゲットに、脱毛サロンの広告を配信する。
- 愛知県内に住む10代向けに、進学フェアのイベントの広告を配信する。
- 名古屋市内の高校生向けの無料招待イベントの広告を配信する。
解説
正解:(1) 不可 (2) 可能 (3) 不可
未成年などの若年層への広告はプライバシーの保護や安全を守る取り組みの一環として、仕様等の変更が進められています。2021年以降、詳細ターゲット(興味・関心、行動など)や言語、類似オーディエンスなど様々なターゲティングが利用不可になっています。
今回のアップデートの実施日以降は、性別によるターゲティングと郵便番号や指定マーケット地域、市区町村より詳細な地域のターゲティングが不可となりました。都道府県や国など、市区町村より広い範囲でのターゲティングは可能です。
参考:「Metaビジネスヘルプセンター—10代の利用者を対象とした広告について」
https://www.facebook.com/business/help/229435355723442
問題 6
Twitter広告に関する以下の文章を読んで、次の問に答えよ。(配点:20)
Twitter広告で、独自の検索連動型広告であるTwitterキーワード広告が発表された。これはTwitter上の検索キーワードに対して広告の配信ができる広告フォーマットであり、ユーザーがリアルタイムで興味を持っていることに関連性が高いメッセージを届けられる。この広告フォーマットでは、広告が (1) に、検索時のキーワードが (2) の場合のみ掲載される。検索キーワードの「#○○」と「○○」は (3) としてみなされる。また、この広告では、(4)キーワード指定以外のターゲティングも利用できる。
(1)空欄(1)について、ここには掲載面が入る。掲載面として誤っているものを選べ。
- 検索結果
- ホームタイムライン
- ハッシュタグリンクの遷移先
- トレンドからの遷移先
(2)空欄(2)に当てはまる語句として適切なものを選べ。
- 前方一致
- 後方一致
- 完全一致
- 部分一致
(3)空欄(3)に当てはまる語句として適切なものを選べ。
- 別
- 同一
(4)下線(4)について、Twitterキーワード広告では掛け合わせで別のターゲティングが利用可能である。以下のうち、利用できないターゲティングを選べ。
- 会話ターゲティング
- 性別ターゲティング
- 地域ターゲティング
- オーディエンス除外
解説
(1) 正解:2(ホームタイムライン)
Twitter キーワード広告は、Twitter上で検索したキーワードに応じて、検索結果画面の3つ目のツイートに表示される広告です(位置変更予定あり)。ハッシュタグやトレンドワードからの遷移などは、通常の検索結果同様広告が表示されますが、ホーム画面のタイムラインなど検索結果以外の場所には表示されません。
(2) 正解:3(完全一致)
(3) 正解:1(別)
Twitter キーワード広告で指定できる検索キーワードは完全一致であり、ハッシュタグやそれ以外の表記揺れ等も同一とはみなされない。書き方が複数ある場合は、それらの書き方をすべて入稿する必要がある。
(4) 正解:1(会話ターゲティング)
Twitter キーワード広告で検索キーワードと掛け合わせることのできるターゲティングは、地域、属性、デバイス、オーディエンス除外である。会話ターゲティング(特定のトピックについて話しているユーザー)やキーワードターゲティング(特定のキーワードをツイートしている)などは、現在は利用できません。
参考:「新プロダクト「Twitter キーワード広告」ローンチのお知らせ」
https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/product/2023/introducing_Twitter_Search_Keywords_Ads
30分後(まとめ)
みなさま受験おつかれさまでした!
いかがでしたでしょうか? ぜひぜひ、採点時に表示されるシェアボタンから結果をシェアしてみてくださいね!
今後も、1ヶ月のWebマーケティング最新情報を振り返ることができる「ツキイチシリーズ」の内容を中心とした模擬試験を実施予定なので、ぜひまた挑戦してみてくださいね!
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この記事を書いた人
2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。
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