【後半戦】初心者はここで躓く!? 広告運用者が語るWeb広告運用の罠……[ケアレスミス・媒体の罠・分析/改善・アカウント・その他編]

2025年04月15日

こんにちは、ASUE株式会社広報のN村です!

以前公開したこちらの記事はご覧いただけたでしょうか?
【前半戦】初心者はここで躓く!? 広告運用者が語るWeb広告運用の罠……[計測設定・広告文作成・配信設定編]

お待たせいたしました、今回はこの座談会の後半戦です!!ASUEのWeb広告運用者のI庭・T中の二人に、引き続き広告運用初心者が躓くWeb広告運用の罠について、好き勝手思う存分語り合ってもらいたいと思います!

〜引き続き録音中〜

広報のN村

よろしくお願いします!

前半戦に引き続き、わたしは運用初心者のコメントガヤ担当で参加します!

I庭「相変わらず意味のない伏字」

できれば公開しないでほしい。

T中

後半のが文句が多めの内容である……。

 

注意

多種多様な文言で書かれたアンケート回答をなんとなくグルーピングしてなんとなく分けて項目ごとに話しています。そのため、一部内容が被っている項目があります。

配信設定のケアレスミスの罠

審査落ちしていないのに広告が配信されない

・入札戦略の影響でデータが得られず配信されない
・キャンペーンはオン、広告グループがオフ
・開始日の設定ミス

N村:知識云々ではなく、単純な設定ミス!って感じの話ですね。

T中:2つ目の「キャンペーンはオン、広告グループがオフ」はやりがちかも。

I庭:逆も然りだけど、あるね。入稿時に間違って配信されないようにキャンペーンをオフ、念の為広告グループもオフにしたのに、配信開始時に片方しかオンにしない。開始日の設定ミスも、「間違って配信されないように1ヶ月後とかに設定しておこう」と予防線を張ると、解除し忘れる。

N村ツキイチシリーズを書くために実際の管理画面で試すことがあるんですけど、わたしも開始日1ヶ月後とかに設定して試してました(笑)運用者さんもみんなやるんですね。
※テスト用のアカウントを使用しています。

I庭:オン/オフの切り替えができる部分が複数あったり、開始日が設定されていたりすると間違って配信されないか心配になるよね(笑)間違って配信されても問題だけど、配信できていないのも問題なので、開始前のチェックは徹底しています。

T中:入札戦略の影響で配信されないもありますね。

I庭:自動入札をオンにしてすぐ広告が出てくるわけじゃないからなかなか出てこなかったり、手動入札で入札単価を下げすぎて広告が出ないってことはありますね。ディスプレイ広告だとオーディエンスが少なすぎて配信されないとか。いろいろターゲットを設定できるけど、いろいろできるあまり絞りすぎて出ない、とか。

リマケリストの設定忘れ

I庭:これは……リマケをやろうと思ってディスプレイ広告をつくったのに、リマケリストの紐付けを忘れた結果ノンターゲティング配信になっちゃうとかかな。

T中:ノンターゲ配信の話は前半戦でも出てきましたけど、これは辛いですね。

I庭:あと、検索広告を始めました→途中でリマケをやりたいと思ったけどリマケリストを作ってなかったのでそこまでの検索広告でのデータはリマケリストに蓄積できませんでした、もある。

N村:なんとなく、リマケ用のデータって勝手に蓄積されてるものだと思ってました。違うんですね……。

T中:Googleなんかは作っておかないとデータは蓄積されないです。作っていないとリマケで配信したいと思ったときにデータがないからデータ貯まるまでスタートできず、機会損失になっちゃいます。

I庭:そうだね。リマケが十分貯まったタイミングで開始したいので、ASUEのルールではリマケの予定がなくてもアカウント作成時に作っておくルールになっています。

N村:この手のいつ使うか決まってなくてもいつか使うかもしれないものは、そんな手間じゃなければルール化して先に準備しておきたいですね。

祝日の配信停止忘れ

・自動ルールの活用ができていない

I庭:これはおそらくBtoBの広告を担当したことがあるなら、多くの人が経験しているミスですね。BtoBだと広告主側もターゲット側も基本休みになるので祝日は広告を止めたいところですが、媒体側が祝日を検知するシステムはないので祝日のたびに一個ずつ停止設定をやらないといけない。

N村:そうなんですねー!?なんで毎回祝日なことを共有してるんだろう、設定できないのかな?と思っていました。Googleカレンダーに祝日カレンダーとかもあるんだから、連携して検知してくれればいいのに不親切ですね。

I庭:(笑) マーケチームは祝日のタイミングになると「◯日は祝日です」って朝礼とかで繰り返し声をかけ合うようにはしてます。

T中:土日は止めたいなどは広告スケジュールで設定できますが、祝日を止めたいという機能はないんですよね。なので、毎回自動ルールを活用したり、祝日の曜日を都度削除するなどしています。

ケアレスミスのまとめ

  • 広告が配信されていない
    • 入札戦略の影響でデータが得られない
    • キャンペーンや広告グループがオフになっている
    • 開始日の設定日を間違えている
  • リマケリストを設定していない
    • リマケリストの紐付けを忘れてノンターゲティング配信
    • リマケリストを作っておらず、リマケ配信を始めたいタイミングで使えない
  • 配信が必要ない日に停止していない
    • 祝日の停止忘れ
    • 業種等によって配信を止めたい特定の曜日などがあるのに自動ルールを活用していない

広報のN村

よくやってしまいがちなケアレスミスとして集まった意見は以上でした!

T中

これ以外にもやってしまいそうなケアレスミスはたくさんあるので、チェック体制など社内やチーム内で仕組みで解決する必要があるとよいですね。

媒体の術中にハマる……!?

Google広告:最適化案で成果悪化

・自動適用機能がすべてオン
・最適化・自動適用系の機能に騙されて余計なことをする
・すべてがインテントマッチ
・日予算が大きくなる

N村:この辺りをね、I庭さんから呪詛のようにアンケートでもお答えいただき……

I庭おれだけじゃないでしょ!みんなそうでしょ! 媒体側の最適化スコアで、いきなりあなたは60点、40点とか言われるのも心理的に嫌です!(笑) 初心者の方だと媒体に言われたらやっちゃいますよね。媒体側が推奨する機能を適用していない場合に機械的に最適化案として表示されている場合も多いので、個々のアカウントにとってそれがベストというわけではないんです。

T中:管理画面を見たお客さんからも「これやらなくていいんですか?」って聞かれますね。

I庭:僕たちとしては意図的に適用していないことが多いので、勝手にスコアをつけて40点だと言われ、お客さんには心配され……。

N村:最適化案を適用していくと点数が上がっていくんですか?

T中:この施策で20%スコアが上がります、ってやつは適用だけでなく非表示でも上がります。

N村:えっやらなくても上がるの!?

T中:そうなんですよ……。

I庭:でも1回消しても時間が経つとまた同じのが出てきますね(笑)運用者目線だと、これはやったほうがいい・やらないほうがいいの判断もつきますが、わからない状態でそのまま適用していくと、成果が悪化したり余計な問題が起きることがあります

T中:いろんな機能があるけど、わからないものをわからないまま全部有効にするのはやめたほうがいいですね。あの表示のされ方だと、「やらなきゃいけない!」と思ってしまうのでよくない表示の仕方だなと思っています。

I庭:最適化案でよくなる可能性ももちろんありますが、適用する場合は1つずつ検証しながら変更していくのが良いかなと思います。

Google広告:スマートアシストキャンペーンで配信

N村:運用者にとっては逆に謎の存在らしい、スマートアシストキャンペーン。
※このブログ企画会議に参加した運用経験者全員が自分で使用経験なし

T中:これなんですか? ← 企画会議に不参加

I庭:初心者かつ小規模ビジネス向けのキャンペーンとしてGoogle広告が打ち出してる、P-MAX以上に機械学習を使用してほぼ完全に自動化されて、ランディングページの設定くらいで15分で設定完了できるキャンペーンだね。

N村:最初のアカウント作成時に、小さく書かれた「エキスパートモードに切り替え」を押すとみんながよく知ってる検索キャンペーンやディスプレイ、P-MAXを使えるんですけど、よくわからないまま始めるとスマートアシストキャンペーンになるらしいです。

I庭:設定は簡単で楽だから少額で手をかけずにってことなら選択肢としてあるかもしれないけど、調整できることがほぼないのでブラックボックス化しちゃうと思う。

T中:ちゃんとコンバージョン取れるんですかね……?

I庭:一回試しにASUEの広告をこれで配信して結果がどうなったかブログ書こうぜ!って盛り上がったけど、予算取れるかな(笑)

T中:僕(自社広告の運用担当中)vs.スマートアシストキャンペーン……?

I庭:(笑) 僕も自分では触ったことはないですが、リプレイス案件でスマートアシストキャンペーンだったために中身がわからなかったことは実際にありましたね。なので、インハウスでやるのに手をあまりかけられない・気軽に配信したいと思っても普通のキャンペーンで配信するのが絶対おすすめです。

Meta広告:自動適用・最適化案を鵜呑みにする

N村:初のMeta広告の話ですが、Google広告と悩みは同じですね……。

I庭:こちらも媒体が推奨する機能を設定していない場合に出てくるので、そのアカウントにとってベストなわけではないって感じです。

T中:最適化案などで媒体から言われる内容は結構違って、Meta広告だと特徴的なのは「クリック率が上がるのでBGMをつけてください」とか出てきますね。

N村:この前朝見たインスタをそのまま開きっぱなしでいたら動いた拍子に間違って押して音付きのインスタ広告が大音量で社内に流れちゃって……最悪だったからその最適化案はやめてほしいですね(笑)

I庭:音系はクレームにもなりかねないし、クライアントからしても嫌ですよね。自動適用系は知らないと勝手に適用されて意図しないことが起きるし、最適化案も知らないとよくわからないままやらなくちゃ!と思ってしまうし、その辺りは理解した上で活用できるようになるのが良いと思います。

媒体の罠:まとめ

  • 最適化案・自動適用系の機能をそのまま適用→成果悪化
  • スマートアシストキャンペーンを使う

広報のN村

媒体の指示に従った結果、よくない可能性がある罠はこのあたりでしょうか。

I庭

最適化案や自動適用系の機能は理解して使う分には便利な可能性もありますが、やっぱり機能をわかっていないままになんでもONにしていくのはよくないですね。

スマートアシストキャンペーンも、アカウント作成時点でハマる罠なので、本当に本当の今から始めます!という初心者さんが引っかかりそうなところかなと思います。

分析・改善の罠

分析の切り口がわからない・改善の打ち手の引き出しがない

N村:そもそもどこをどう分析すればいいかがわからない、分析をしてもその結果からどう改善すればいいかわからない、というお話ですね。

I庭:Web広告の運用にあたっては日々の改善が必要不可欠ですが、それをするには結果からどこが悪いかの原因特定と、発覚した原因をどう対処するかの二つが重要ですね。

N村:原因特定の部分だと、どんな状況に陥りがちでしょうか?

I庭:「木を見て森を見ず」の状況になってしまっていることは多いと思います。大きなところを見るんじゃなくて、細々とした枝葉の部分から見てしまってる状態。細々とした部分の調整が大事なときもありますが、全体を見ることは常に意識したい部分ですね。

T中:初心者の方はそもそも何を見たらいいかわからないことも多いんじゃないですかね。指標の中でコンバージョン率が悪かったらこうする・クリック単価が高かったらこうする、などの着眼点は知っていればいいですがそもそも知らないとコンバージョン数が足りないどうしようとなってしまいそう。

I庭:漫然と結果の数字を見るだけでなく、その数字を時系列で比較するか・他のキャンペーンと比較するのか・デバイス毎に比較するのか等のどう比較するかの考え方が身に付くと良いですよね。あとは、変化には内部要因・外部要因とあるけど、内部で設定を変えたときや外部でわかりやすい変化があったときはきちんとログを取っておくことも大事ですね。

オークション分析レポートが活用できていない

I庭:これはね、以前ブログにまとめたんでそれ見てください(笑)

Google広告のオークション分析レポートとは? 正しく理解して競合分析に役立てよう!
オークション分析の基本
 2023年9月20日Google広告のオークション分析レポートとは? 正しく理解して競合分析に役立てよう!
実践!Google検索広告オークション分析レポートを使って成果を改善しよう
オークション分析を使った改善事例
 2023年12月19日実践!Google検索広告オークション分析レポートを使って成果を改善しよう

T中:この辺は僕も初心者の頃にブログの元になった社内のナレッジ共有記事を読んで理解しました(笑)活用できていない方はおすすめです!

オークションの基本原則を理解できていない

T中:これは多少運用経験のあるお客さんでも、わかってないことが多いですね。

N村:オークションをしてることは知ってても、細かいところまではよくわかってなさそう。運用したことないのでわたしもよく知らないです。

I庭:いろんな指標をもとに広告ランクやらが決まって、それと入札単価とで入札できるかが決まるけど、その広告ランクの算出方法はわかっていないから僕たちもわからないです。ですが、競合が入札を強めたら自分たちもクリック単価が上がるオークション合戦が起きうることは最低限わかってるといいですね。

T中:競合が頑張ってるとこっちも広告費がどうしてもかかっちゃう、って話ですね。

N村:わかってないと、「なんで(成果が)下がったの!?」ってなっちゃいそうですね。

クエリの分析・精査ができていない

N村:前半の配信範囲の罠でも登場した話ですね。適切なキーワードに配信できていない!という話。

I庭:リスティング広告は適切なクエリに適切な入札で適切なLPを出せばある程度コンバージョンが取れるんですよ。

T中:それが難しいところですが……。

I庭:クエリがおざなりに扱われてることが多いなと感じてますよ、僕は。管理画面である程度見られるけど、見えにくい位置にあるなって。

N村:Googleがそう扱ってるってことですね。

I庭:そうです。細かい検索語句とかが以前は見えていたのが、年々個人情報保護の観点から見える割合が減っていますし、管理画面上でもかなり見にくい位置にあります。でも、その減った中でも見ておくべきところがあるとわかっているのといないのとじゃ、運用のクオリティーにも差が出ると思います。

「部分一致で拾えるからOK」は間違い? きちんと分析してキーワードを追加しよう
クエリ分析→キーワード追加で配信結果がよくなった事例
 2022年11月8日「部分一致で拾えるからOK」は間違い? きちんと分析してキーワードを追加しよう

管理画面上の数字はいいが、実際の売上にはつながっていない

T中

これは……!

I庭:初心者だと特に、管理画面だけを見て成果が出ている!と思ってしまいがちですよね。初心者の頃に「管理画面の数値がいいです!」と伝えたらクライアントや営業から「売上になってないです。」て言われたことがある運用経験者も多いんじゃないでしょうか……。

T中:広告からのコンバージョン取れてると思ったら営業メールだった、とかありますよね。

N村:個人的には、まずフォームから営業送るなら広告を踏まないで送る知識と倫理観が欲しいところですね……。

I庭:管理画面の数値と売上が合ってないケースはいろいろ要因があるので、クライアントや営業部署側のオフラインデータとちゃんと紐付けて、どうして合わないのかの原因究明はちゃんとやっておく必要がありますね。

N村:ASUEの関連事例記事だとこの辺りにあるのでご参考にどうぞ!

P-MAXをコントロールしてBtoB商材での成約率を伸ばした方法
実際のお問合せデータを機械学習に活かした例
 2024年9月25日P-MAXをコントロールしてBtoB商材での成約率を伸ばした方法
リスティング広告代理店が、お問合せの質を高めるためにやったこと
成約状況を細かく確認しながら改善をした事例
 2018年8月21日リスティング広告代理店が、お問合せの質を高めるためにやったこと

分析・改善の罠:まとめ

  • 分析の切り口がわからない
    • 枝葉の部分だけを見てしまい全体を見られていない
    • 結果をどう比較するかの考え方が身についていない
    • 設定変更や外部環境の変化などのログを記録していない
  • 改善の打ち手がない
  • オークション分析レポートが活用できていない
  • オークションの原則を理解していない
  • クエリの分析・精査ができていない
  • 管理画面上の数値が売上に繋がっていない

広報のN村

分析・改善についてはいろいろ意見が出てきましたね。

T中

広告運用の中でもとても重要な部分ですが、難しいところですよね。

最後の管理画面上の数値が売上につながっていない、はクライアントや営業部署との連携が上手く取れていないと起きがちな状況なので、CRMを利用するなどコンバージョン以降の動きがどうなってるか把握する仕組みがあると良いですね。

アカウントの罠

Googleの身元確認でミス

I庭:最近GoogleだけじゃなくMicrosoftなどの広告媒体でも、広告アカウントがちゃんとした企業かどうかを確認する身元確認があるんですよね。法人番号などの書類を提出して、提出者も免許証などの身分証明書を提出して。

N村:(広告を見る)ユーザー側としてもちゃんとした企業の広告が出てほしいので、大事なことですよね。

I庭:うん。ただ、この入力フォームが当初は結構わかりにくかったです。間違えて入力して登録すると広告配信できなくなるから、慎重にやらなきゃいけない作業です。今はUIも改善してきていますが、ミスして広告配信できないことはあると思います。

Metaビジネスアカウント(Meta Business Suite)が乗っ取られた

N村怖い怖い怖い……!!! 念の為お伝えしておくと、ASUEで起きたことではないです。

I庭:代理店のアカウントで起きたら、下手したら潰れるレベルの不祥事ですね……。

T中:お客さんから「アカウントが乗っ取られちゃったんですけど……」と相談されても、正直僕たちが直接できることはない気がしますね……。ヘルプを案内して対応を確認してくださいとしか言えない……。

I庭:2段階認証等のセキュリティをきちんと設定しておいて、パスワード等の管理もちゃんと行う。変なメールは開かない、リンクも開かない。これに尽きますね。

N村:これはMetaビジネスアカウントに限らず、Googleやその他のSNSなどあらゆるアカウントに言えることですね。

T中:ほかにも、Meta広告のアカウント関連で言うと、ビジネスアカウント以外にも個人アカウントを紐付けていた結果その個人アカウントの所有者が退職してしまって使えなくなる、個人アカウントがなんらかの理由で凍結されて使えなくなる、なんかは聞いたことがありますね。

Meta広告の権限設定がわからない

I庭:権限が結構種類が多いんですよね。どの権限があれば何ができるか、がかなり細かくて難しい。

T中:最初に一部の権限もらったら必要な設定が触れなかった、とかもありますよね。

I庭:Facebookページの権限だけもらってデータセットの権限をもらってなかったり、インスタとの紐付けの権限とか、とにかく細かい。必要なものは大体把握しておきつつ都度調べながら、クライアント側の裁量(セキュリティ上どこまで付与できるか等)で決めてもらうこともあります。

アカウントの罠:まとめ

  • アカウントの身元確認
  • アカウントのセキュリティ問題(乗っ取り)
  • 個人アカウントを使用したために退職等でログイン不可に
  • Meta広告の権限設定

広報のN村

アカウント関連ではこの辺りが登場しました。

特に、乗っ取りなどのセキュリティ関連は起きてしまうと場合によっては取り返しがつかないので、2段階認証を設定するなどしっかり対策しておきたいところですね。

I庭

そうですね。

アカウント関連はやらかしてしまうと手痛い部分も多いので、要確認です!

その他

広告が放置されている

I庭:配信中のメンテナンスができてないケースは、お客さんが自分で運用してる中で代理店に依頼したい……ってときにアカウントを見せてもらうと多いですね。

T中:配信開始当初にあっただろう絞り込み部分一致や拡張テキスト広告みたいな古い設定が残っていて、ずーっとそのまま配信され続けているやつですね。

I庭:これはね、聞いてください。我々に。

T中&N村:(笑)

I庭:ぜひお問合せいただけましたら、ASUEが最適な運用をさせていただきます!!!——(N村に向かって)……って書いといてください。—— 一緒に解決していきましょう!

サポートの助言の罠

I庭:サポートはもちろん悪ではなくて、サポートとの電話で教えてもらえる機能や仕様、最近のトレンドの話は重要な情報源です!

N村:はい。(フォローに必死だな……。

I庭:でも、そのとき媒体側が推してる機能を「これオンにしてください、今やりましょう!」って画面共有までして見届けることがあって……。

N村:はい。

I庭:最適化案の話でも言いましたが、その機能をオンにしてどういう影響があるかを分かった上でやるならいいんです。ですが、初心者だとその辺りがわからないまま言われたらやってしまうと思います。その機能が上手くいくかは商材やキャンペーンによっても変わるから、それで結果が悪くなることも当然あります。

N村:わからないまま何でも設定しない方がいいということですね。

I庭:はい。悪くなったからってサポートは責任を負ってはくれないので、設定を変えるなら、それがどういう設定で広告にどういう影響があるかくらいは理解したうえで変えるのがいいと思います。

T中:新機能などを取り入れるなら、誰かに言われたからやるんじゃなくて意味を理解した上で検証しつつ使用していく必要がありますよね。

アップデート情報についていけない

N村:Web広告ってしょっちゅう仕様が変わるので、アップデートの情報を押さえておかないと難しいこともありますよね。それこそ、アップデート内容が反映されないと放置にもつながってしまいそうです。

I庭:そうですね。ここまでお話ししてきたように、いろんな機能をなんでもかんでも設定すれば良いわけではないですが、新しい機能や仕様変更などがあったときに必須の対応がある場合もあります。そうでなくても、日々改善のための設定変更などを行うので、アップデート情報を理解したり追ったりするのは必要ですね。

N村:お二人ともどんな情報収集されてますか?

I庭:毎日堂のメルマガを読んだり……

T中:同業他社さんのブログやWebマーケティング系のメディアをチェックしたり、Xの情報をチェックしたり。

N村:あとは毎月このASUE通信で更新しているツキイチASUEをお読みいただけると、毎月のアップデート情報が大体追えます!(宣伝)

単純な知識不足

N村:最後はこちら!小さい会社とかでとりあえずやってみよう!◯◯さんやってね!で始めたときに起こりがちでしょうか。

I庭:やってると自然に覚えられるかもしれないけど、CPAとかCVRとか、アルファベットの略語の意味をいきなり覚えるのはハードル高いですよね。

N村:どんなふうに覚えたら楽ですかね。

I庭:これ系の略語は、省略前の元の言葉を覚えるのが一番楽かも!「 Cost Per Action 」とか。

T中:英語がすごく苦手で単語も全然わかりません!とかだと難しいけど、それが楽ですね。媒体情報は日本語で出るのが遅かったり、その他Webツールとかでもいろんなエラーが英語で出てくることがあるので、最低限Webやマーケ周りで出てくる単語は知っておくとスムーズかもしれません。

I庭:キャンペーンや広告グループについては、「アカウント設計」などで調べてみるとわかりやすいですかね。こういう単純な知識から、ノウハウ面まで運用に必要な機能は多いので大変ですよね。

まとめ

  • 広告が放置されている
  • よくわかっていない機能を必要ないのにONにしてしまう
  • アップデート情報についていけず、必要なことができていない
  • 基本的な知識の不足

広報のN村

最後はこちら!

最適化の話同様、運用者が惑わされてしまう助言に対しては、社内からも多く声が寄せられておりました。

I庭

何かあった際にサポートしてもらえたり、新機能や仕様の情報、トレンドなど、とても役立つものです。

が、広告運用をするにあたっての責任は運用をしている人にあるので、その辺りは意識してサポートを活用できるのが良いですね。

後半戦と全体のまとめ

広報のN村

と、いうことで!運用者が語る「Web広告運用で初心者がつまずきやすいポイント」座談会これにて終了です!

I庭さん、T中さん、長い時間ありがとうございました。

T中

ありがとうございました!

企画を通して、お客さんや新人運用者さんがこういうところでつまずくんだなというのが改めてわかったので、お客さんから質問されたときや後輩に教えるときにも役立ててていきたいです!

I庭

こういうところが難しいポイントなんだなって改めてわかったよね。

ASUEでは広告運用のご支援はもちろんインハウス化のためのご支援も行っておりますので、広告運用体制でお悩みの場合はぜひご相談いただければ幸いです。

前半戦からなが〜〜〜〜い企画となりましたが、お読みいただきありがとうございました!

社内で運用しているけど上手くいってない……等お悩みの方はぜひ、餅は餅屋ということで運用型広告代理店であるASUEにぜひご相談いただけますと幸いです!

【前半戦】初心者はここで躓く!? 広告運用者が語るWeb広告運用の罠……[計測設定・広告文作成・配信設定編]
前半戦はこちら
 2025年3月11日【前半戦】初心者はここで躓く!? 広告運用者が語るWeb広告運用の罠……[計測設定・広告文作成・配信設定編]

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