「リスティング広告の代理店を変えたいが、また同じような失敗をするのではないか……」 「予算がそこまで多くない自社のような案件は、大手代理店にお願いしても新人の練習台にされてしまうのではないか……」
Webマーケティングの責任者として、このような「代理店選びの葛藤」を抱えていませんか?
代理店選びで失敗する最大の原因は、「会社名(知名度)」や「手数料の安さ」といった表面的なスペックだけで選んでしまうことにあります。
リスティング広告の成果は、代理店の看板ではなく、実際に運用する「担当者の力量」と、あなたの会社に向き合う「スタンス(姿勢)」で9割決まると言っても過言ではありません。
この記事では、数多くの広告アカウントを立て直してきたASUEが、「営業トークに惑わされず、本当に信頼できるパートナーを見抜くための判断基準」を、業界の裏事情も含めて正直に解説します。
この記事でわかること
- 会社規模や手数料だけで選ぶと失敗する「構造的な理由」
- ブラックボックス化を防ぐために確認すべき「透明性」の基準
- 商談時に担当者の実力を見抜くための「具体的な質問リスト」
目次
リスティング広告代理店の業務範囲とは?
リスティング広告代理店の一般的なスコープ
そもそも、代理店はどこまでの業務を代行してくれるのでしょうか。一般的な業務範囲は以下の通りです。
- アカウント構築・戦略立案
- ターゲット選定、キーワード調査、アカウント構造の設計 など
- 広告文の作成・入稿
- ユーザーに響くキャッチコピーの作成や、媒体への入稿作業 など
- 入札調整・予算管理
- 日々のクリック単価調整や、月次予算の進捗管理 など
- 分析・運用改善
- 状況に応じたABテスト実施、広告文・クリエイティブ改善 など
- レポート作成・定例会
- 数値の集計と、結果に対する考察・改善案の報告
LP(ランディングページ)やバナーの改善提案まで含まれるかどうかは代理店によって異なります。
単に管理画面を操作するだけの代理店もあれば、広告の飛び先(LPの修正提案まで行い、トータルで成果を伸ばそうとする代理店もあります。
代理店に運用を依頼する3つのメリット
インハウス(自社運用)ではなく、あえて手数料を払ってプロに依頼するメリットは、主に以下の3点に集約されます。
- プロの知見で「最短距離」を走れる
- 自社にノウハウがなくても、競合調査やキーワード選定など、プロの経験則に基づいた「勝てる戦略」ですぐに配信を開始できます。
- リソース不足の解消(コア業務への集中)
- 日々の細かい入札調整やレポート作成をアウトソースすることで、担当者は「マーケティング全体の戦略立案」や「商品開発」といったコア業務に集中できます。
- 媒体の最新トレンドへ即座に対応
- GoogleやYahoo!のアルゴリズムや機能は頻繁にアップデートされます。代理店に任せることで、常に最新の仕様に合わせた最適化が可能になります。
なぜ、リスティング広告の代理店選びは失敗するのか?
多くの企業が「代理店に依頼した当初は調子が良かったのに、徐々に連絡が減り、成果も落ちてきた」という経験をします。なぜこのようなミスマッチが起きるのでしょうか。
1. 「営業担当」と「運用担当」の乖離
契約前に熱心に提案してくれた営業担当者は、契約後の運用には関わらないケースが一般的です。
経験豊富な営業担当の「御社の課題を解決します!」という言葉を信じて契約したものの、実際に担当についたのは入社間もない新人運用者だった、というケースは業界では珍しくありません。
2. 「安さ」の裏にあるリソース不足
手数料の安さを売りにする格安代理店の場合、薄利多売のビジネスモデルにならざるを得ません。 その結果、運用者1人あたり40〜50社もの案件を担当させているケースもあるようます。
単純計算ですが、月160時間の業務時間を50社で割ると、1社あたり月3.2時間しか使えません。
これでは、日々の入札調整と定型レポートの作成だけで手一杯になり、「成果を出すための戦略」を練る時間は物理的に確保できないのです。
3. 「実績豊富な代理店」≠「貴社にマッチする代理店」
「大手企業の実績多数!」というアピールも、あなたの会社の予算規模や業界とマッチしていなければ意味がありません。
特に月額数十万円〜100万円前後の予算規模の場合、大手代理店では若手社員の育成枠(練習台)として扱われてしまうリスクも存在します。
過去の実績はもちろん重要な判断材料ですが、自社に本当に合う代理店かどうかをこれから紹介する方法で丁寧に見極めることが大切です。
下記の記事では、限られた予算内で効率的に結果につなげるためのポイントを解説しています!

失敗しない代理店選び、5つの「見極め」ポイント
では、何を基準に選べばよいのでしょうか。代理店の公式サイトには書かれていない、運用現場のリアルに基づいた5つの視点を紹介します。
① 「戦略」と「戦術(作業)」のバランス
言われたキーワードを入稿し、レポートを送るだけの「作業代行」であれば、格安の代理店やAIツールで十分です。
しかし、あなたが求めているのが「売上の拡大」や「リードの質向上」であれば、「なぜCPAが高騰しているのか?」「次はどういう一手を打つべきか?」を議論できるパートナーが必要です。
提案書や面談の中で、「貴社の場合はこうすべきです」という、きちんと自社に向き合ったうえで導き出した独自の仮説や戦略が含まれているかを確認しましょう。
② 「透明性」の高さ(アカウント開示)
広告運用の世界では、運用データをクライアントに見せない「ブラックボックス化」が問題になることがあります。
- アカウントの閲覧権限: 常に管理画面を見られる状態にしてくれるか?
- レポートの頻度と報告内容: 都合の悪い数字も隠さずに報告してくれるか?
これらが不透明だと、運用が放置されていても気づくことができません。
ASUEの場合、お客様所有のアカウントであれば常時閲覧可能ですし、弊社のアカウントを使用する場合でもリアルタイム更新のレポートを共有し、「今、何が起きているか」を常に見える状態にしています。
運用データの透明性は、単に自社で状況が把握しやすいということだけでなく、代理店側の誠実さやクリーンさを測るひとつの指標にもなると言えるでしょう。
③ 「制作(クリエイティブ)」への対応力(機動力)
リスティング広告の成果を上げるには、広告文やリンク先(LP)のクオリティが不可欠です。
しかし、「運用はするが、LPの修正は別会社に依頼してください」という代理店では、広告戦略に合わせたクリエイティブを自社でコントロールすることになるうえ、改善のスピードも落ちてしまいます。
- 広告文のABテストは頻繁に行ってくれるか?
- 「LPのキャッチコピーや見せ方をこう変えましょう」といった提案があるか?
運用と制作が分断されず、LPの改善提案まで一気通貫で動いてくれる機動力のある代理店を選びましょう。
④ 「費用・契約」の納得感
手数料率だけで比較するのは危険です。「手数料は安いが、最低契約期間が1年で解約できない」「初期費用が高額」といったケースがあるからです。
また、見積もりの金額が「内掛け(広告費に含まれる)」なのか「外掛け(広告費に上乗せ)」なのかによって、実際に使える広告費の額が変わってきます。
契約前に必ずシミュレーションを出してもらいましょう。
以下の記事では、「内掛け」「外掛け」の話も含め、リスティング広告を代理店に依頼する際のコストについても詳しく解説しています!!

⑤ 「担当者」の顔が見えるか
最終的には「誰がやるか」に尽きます。打ち合わせや報告などの場には、営業担当だけでなく実際の運用担当者にも同席してもらうのがベストです。
もし同席が難しい場合でも、「どのような体制で、誰がメインで動くのか」を明確に回答できない代理店は避けた方が無難です。
| 見極めポイント | 具体的なチェック内容 | 注意すべき代理店(NG例) | 信頼できる代理店(OK例) |
|---|---|---|---|
| ① 戦略と作業のバランス | 提案書に独自の仮説や、事業課題に対する改善案が含まれているか? | 「指示通りに入稿・運用します」という受け身の作業代行スタンス。 | 「なぜCPAが高騰しているか」等の原因を語り、次の戦略を提案してくる。 |
| ② 透明性の高さ | 管理画面の閲覧権限をもらえるか? 都合の悪い数字も報告があるか? | 「ノウハウ流出防止」などを理由にアカウントをブラックボックス化する。 | アカウントは常時閲覧可能。またはリアルタイムレポートですべて開示する。 |
| ③ 制作への機動力 | 広告文のABテストや、LP(ランディングページ)の改善提案はあるか? | 「制作は専門外(別料金)」と断る、または別会社へ丸投げで遅い。 | 運用結果を踏まえて、キャッチコピー修正やLP改修まで一気通貫で動く。 |
| ④ 費用・契約の納得感 | 手数料計算(内掛け/外掛け)は明確か?契約期間の縛りはないか? | 手数料率は安いが、長期契約で解約できない、初期費用が高額など。 | 費用の仕組みが明確。成果が出なければ解約も自由な契約形態。 |
| ⑤ 担当者の顔と力量 | 実際に運用する担当者とやりとり可能か? 1人で何社抱えているか? | 運用知識の乏しい営業担当のみが窓口。 運用者は1人で40〜50社担当し、リソースがない。 | 運用者が面談に同席する。適正な担当社数(10社以下)で丁寧に対応する。 |
代理店比較の進め方
続いて、自社に本当に合った代理店を見つけるための代理店比較、選定のフローを見ていきましょう。

ステップ1. 目的と予算を明確にする
まずは自社の広告運用の目的(例:問い合わせ数を増やす、資料ダウンロードを増やす)や、確保できる月額予算を明確にします。
ここが曖昧なままだと、代理店からの提案もピントがずれたものになりがちです。
特に予算に関しては、「出せる上限」と「目標獲得単価(CPA)」を初期段階で整理しておくことで、ミスマッチを防げます。
2. 候補となる代理店を調査
Web検索などで代理店を探し、3社前後に候補を絞ります。
この際、単に「ランキング上位」を見るのではなく、以下のポイントも合わせてチェックしておくと良いでしょう。
- 導入事例: 同業種や、自社と同じ予算規模での成功事例があるか
- オウンドメディア: ブログやコラムの更新頻度が高く、ノウハウを惜しみなく公開しているか(=情報の透明性が高いか)
3. 資料請求・問い合わせ
候補の代理店に資料請求や簡易相談を行います。
ここでチェックすべきは、資料の綺麗さよりもレスポンスの速さと温度感です。
マニュアル通りの定型文ではなく、こちらの悩みに対して親身な回答をスピーディーにもらえるかを確認しましょう。
無料診断やアカウント分析に対応している場合は、積極的に活用して実力を見極めます。
4. 提案内容・レポート例を比較
各社から出てきた提案書や見積もりを比較します。
「費用(手数料)」の安さだけでなく、以下のポイントを重視してください。
- 戦略性
- 現状の課題に対し、論理的な改善策(「なぜ」その施策をやるのか)が提示されているか
- レポートの質
- 「数字の羅列」ではなく、改善提案や丁寧な考察が含まれているか
(サンプルを見せてもらうのが確実です)
- 「数字の羅列」ではなく、改善提案や丁寧な考察が含まれているか
5. トライアル運用
いきなり年単位の長期契約を結ぶのではなく、可能であれば3ヶ月程度の「トライアル期間」としてスタートすることをおすすめします。
広告運用の成果が出るまでには一定の期間(データ蓄積と調整)が必要ですが、この期間の対応を見ることで、「提案通りの運用をしてくれるか」「トラブル時の対応は誠実か」という継続の判断がしやすくなります。
【実践編】 優秀なパートナーを見抜く「質問リスト」
ここからは、実際に代理店との商談時に使える「具体的な質問」を紹介します。これを聞くことで、代理店の「顧客への寄り添い方」や「体制のゆとり」を見抜くことができます。
Q1. 「運用担当者は1人で何社くらい担当していますか?」
これは運用者のリソース(余裕)を確認するキラークエスチョンです。
- 危険ライン: 30〜50社
- 前述の通り、1社あたり数時間/月しか使えません。「回すだけ」の運用になる可能性が高いです。
- 適正ライン: 5〜10社
- 中小規模の案件を中心とする場合、丁寧な運用と改善提案を両立できるのは最大10社程度が限界だと考えられます(大規模案件中心なら5社程度)。
この数字を正直に答えられる代理店は、品質管理への意識が高いと言えます。
Q2. 「運用担当者とチャット等で直接やり取りできますか?」
「営業担当経由でないと連絡できない」という体制は、伝言ゲームによるタイムロスや認識のズレを生みます。
運用者と直接コミュニケーションが取れるか、あるいは営業担当自身に十分な運用知識があり、即答できるレベルかを確認しましょう。
Q3. 「契約終了時、アカウントの権限は譲渡してもらえますか?」
「運用ノウハウの流出になるので渡せません」という代理店も多いですが、これは顧客の囲い込みとも取れます。
特に「将来的なインハウス化(自社運用への移行)」を見据えている場合は、アカウントの譲渡が可能か、または過去のデータを引き継げるかを必ず確認しておきましょう。
Q4. 「LPの改善提案はどの範囲までやってくれますか?」
LP制作まで含めてやってもらえるかも要確認。仮にサポートレベルだとしても「アドバイスだけ」なのか、「具体的な構成案までくれる」のか、などのスタンスを確認します
ASUEでは、運用費の中でカバーできるキャッチコピー修正などは積極的に実施。
大規模な改修が必要な場合は、制作部隊と連携して「成果を出すためのLPリニューアル」まで踏み込んで提案します。
まとめ:会社ではなく「人」と「透明性」で選ぼう
リスティング広告の代理店選びにおいて、会社規模や手数料の安さといった表面的な要素だけを判断軸にしてしまうのは危険です。
以下の3点を意識しながら、自社に合う代理店なのかどうかをじっくり検討するようにしましょう。
- 「戦略」と「機動力」のバランスが取れているか
- 運用データがブラックボックス化されていないか
- あなたの会社を担当する運用者の顔が見えているか
サービスの質の低い代理店を選んでしまうと、「契約したのに放置された」というような失敗を招くことも。
費用も時間も無駄にしてしまうのを避けるためにも、この記事で紹介した質問リストやチェックポイントを活用し、信頼できるパートナーを見極めてください。
ASUEが考える「理想のパートナーシップ」
代理店選びは、単なる外注先の選定ではなく、事業成長を共にする同僚選びと同じです。
記事の最後に、私たちASUEがクライアント様と向き合うスタンスについてご紹介します。
ASUEの3つの約束
- 下請けではなく「パートナー」
- 「承りました」というだけの作業代行ではなく、「もっとこうしませんか?」と対等な目線で議論・提案します。
- 都合の悪いことも隠さない
- 成果が出ない時こそ正直に報告。原因を明確に伝えたうえで、具体的なリカバリー策を提示します。
- 再現性と属人性の両立
- 仕組み化で効率を高めつつ、AIにはできない「お客様との対話」と「思考」で、貴社だけの正解を導き出します。
「予算規模で足切りされたくない」「営業トークではなく、実務の話がしたい」 そうお考えの方は、ぜひ一度ASUEにご相談ください。
あなたの会社のWebマーケティング責任者のような目線で、親身になって戦略を考えます。
よくある質問(FAQ)
Q. 少額予算(月数十万円)でも対応してもらえますか?
A. はい、もちろんです。
ASUEでは予算の多寡に関わらず、事業の成長性や熱量を重視しています。少額からスタートし、成果を出して徐々に予算を拡大していく「スモールスタート」の成功事例も多数ございます。まずは現状の課題をお聞かせください。
Q. リスティング広告以外のWeb広告も依頼できますか?
A. はい、主要な広告媒体はすべて対応可能です。
Meta広告(Instagram広告/Facebook広告)、YouTube広告、LINE広告など、商材やターゲットに合わせて最適な媒体をご提案します。
「そもそもリスティング広告が最適なのか?」という段階からのご相談も大歓迎です。
Q. 契約期間の縛りはありますか?
A. 基本的には3ヶ月を最低出稿期間とさせていただいています。
これは、リスティング広告の性質上、成果が見えてくる(データが蓄積され、改善の手が打てる)まで最低3ヶ月は必要という当社の考えによるものです。ただ、それ以降については、成果にご納得いただけなければ契約を継続いただく意味がないと考えているため、長期の契約期間で縛るようなことはいたしません。
詳細な契約条件についてはお問い合わせください。
ASUEは、豊富な実績に裏付けられたノウハウをもとに、成果にこだわってリスティング広告を運用します。
詳しくは、ASUEのリスティング広告をご覧ください!
売り上げを増やすためのWeb広告成功事例集
- CVは付くものの成約に繋がらない
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上記のようなお悩みを持った方へ
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この記事を書いた人
田中祐晴
旧Twitterリスティング広告・SNS広告の運用5年目
BtoBのリード獲得をメインとした領域の運用型広告コンサルを担当。
成約までを考えた広告設計・改善で伴走支援いたします。