
こんにちは! ASUE株式会社広報のN村です。
過去4回実施している「マークシート式Web広告運用共通テスト模擬試験」。今回は第五回です!
目次
Web広告共通テスト模擬試験受験要項
ということで、まずは試験に大切な受験要項からご説明します!
受験前によくよくご確認ください!
- 概要
- 受験資格:誰でも
- 試験方式:マークシート式
- 出題範囲:ツキイチシリーズ(2023年11月〜2024年4月公開分)の内容に関連すること、その他ASUE通信記事内容
- 制限時間:30分
- 注意点
- ノート等の持ち込み:不可
- 別タブ・別ウィンドウ等にフォーカスすると、自動で採点されます。
- 自動で別のソフトが立ち上がった!等で採点が走ることがあるので、ブラウザ以外のソフトを全て閉じた状態での受験をおすすめします。
制限時間を超えたり、別ウィンドウや別タブで調べようとすると検知して勝手に採点されますが、普通にやれば時間内で余裕でできると思うのでぜひぜひ奮って挑戦ください!!!
採点時には簡単な解説もご用意しております。
それでは準備はよろしいでしょうか?
受験準備ができた方は、「テストを開始する」のボタンをクリックしてテストを開始してください!
Web広告共通テスト模擬試験(解答時間:30分)
問題 1
Google 広告のレスポンシブ検索広告について以下の文章を読み、小問(1)-(4)に答えよ。(25点)
レスポンシブ検索広告(RSA)とは、(a)複数の見出しと複数の説明文を入稿しておくと、掲載時にその中から最適な見出し・説明文を選んで広告として掲載する広告フォーマットである。最近は、パフォーマンス向上のためAIが積極的に取り入れられており、(b)アセットの自動作成や(c)挙動の変更などが行われている。また、その他にも(d)「キャンペーン単位の広告見出しと説明文」機能も導入されている。
(1) 下線(a)について、入稿できる数として正しいものを選べ(5点)
- 1. 見出し:3〜10 説明文:2〜5
- 2. 見出し:3〜15 説明文:2〜4
- 3. 見出し:3〜15 説明文:2〜5
- 4. 見出し:3〜10 説明文:2〜4
(2) 下線(b)について、自動作成アセット機能における記述として誤っているものを選べ(5点)
- 1. 自動作成アセットは、見出しと説明文の上限にはカウントされない
- 2. 自動作成アセットは、入稿された見出し・説明文と組み合わせて配信される
- 3. 実際に広告として掲載された自動作成アセットは、アセットレポートから確認できる
- 4. 見出しと説明文の自動作成アセットの設定は、広告グループ単位で行う
(3) 下線(c)について、最近見出しと説明文の表示の挙動の変更が発表された。レスポンシブ検索広告における見出し・説明文掲載時の挙動として、正しいものを選べ。(5点)
- 1. Google AIによる広告見出しの表示はすべて2つ以上となる
- 2. 自動作成アセットを利用している場合、必ず1つは自動作成アセットが掲載される
- 3. 広告見出しが説明文の冒頭に掲載される場合がある
- 4. 説明文が掲載されない場合がある
(4) キャンペーン単位の見出しと説明文機能について、間違っているものを選べ。(10点)
- 1. キャンペーンごとに最大2つずつの広告見出しと説明文を関連づけることができる
- 2. この機能は、セールやプロモーションなどキャンペーン全体で訴求したい内容がある際に有用である
- 3. キャンペーン単位の広告見出し・説明文でも固定機能を利用できる
- 4. キャンペーン単位の広告見出し・説明文は広告の有効性には影響しない
解説
(1) 正解:2
レスポンシブ検索広告では、見出しを3〜15個、説明文を2〜4個まで入稿可能である。
(2) 正解:4
見出し・説明文の自動作成アセットは、キャンペーン単位で作成されます。作成されたアセットは入稿数にはカウントされず運用者が入稿した見出し・説明文と合わせて、より成果が出そうな内容が掲載されます。また、自動作成アセットの成果もアセットレポートから確認できます。
似た機能で、アカウント単位の自動生成アセットという機能もありますが、こちらは動的サイトリンク・動的構造化スニペットなどの広告表示オプションとして掲載されるアセットです。
参考:「Google 広告 ヘルプ — 自動作成アセットについて」
https://support.google.com/google-ads/answer/11259373?hl=ja
参考:「Google 広告 ヘルプ — アカウント単位の自動生成アセットについて」
https://support.google.com/google-ads/answer/7175034?hl=ja
(3) 正解:3
ツキイチ2024年2月号にて紹介。Google AIによる広告見出しは2つが基本だが、成果が出ると判断された場合は見出しが1つのみで表示される場合もある。その場合は2つ目の見出しが説明文の冒頭に表示される可能性がある。自動作成アセットは、パフォーマンスの向上が見込まれる場合にのみ掲載される。
参考:「Google 広告 ヘルプ —新たに変更されたアセットを活用して、AI による検索広告のパフォーマンスを高めましょう」
https://support.google.com/google-ads/answer/14506789
(4) 正解:1
キャンペーンごとに、3つの広告見出しと2つの説明文を関連づけることができる。
参考:「Google 広告 ヘルプ —レスポンシブ検索広告のキャンペーン単位のテキスト アセットについて: 広告見出しと説明文」
https://support.google.com/google-ads/answer/13548268
問題 2
Yahoo!広告のターゲティングについて以下の文章を読み、小問に答えよ。(各5点×6 / 30点)
2023年2月、オーディエンスターゲティングの刷新が発表された。それ以降、オーディエンスターゲティングにあたる各種ターゲティングの (a) への集約が進められており、 (b) と (c) は(a)に完全に集約される予定である。(b)は(a)の中の (d) 、(c)は(a)の中の (e) を使用することで、それぞれこれまでとほぼ同じターゲティングが可能となるが、(e)では従来機能の(c)に加えて、 (f) が類似する人をターゲティングできるため、より幅広く成果が期待できるユーザーへリーチできるのが特徴である。
(1) 空欄(a)に当てはまる言葉として、適切なものを選べ。
- 1. オーディエンスターゲティング
- 2. オーディエンスリストターゲティング
- 3. オーディエンスカテゴリーターゲティング
- 4. サーチキーワードターゲティング
(2) 空欄(b)に当てはまる言葉として、適切なものを選べ。
- 1. オーディエンスターゲティング
- 2. オーディエンスリストターゲティング
- 3. オーディエンスカテゴリーターゲティング
- 4. サーチキーワードターゲティング
(3) 空欄(c)に当てはまる言葉として、適切なものを選べ。
- 1. オーディエンスターゲティング
- 2. オーディエンスリストターゲティング
- 3. オーディエンスカテゴリーターゲティング
- 4. サーチキーワードターゲティング
(4) 空欄(d)に当てはまる言葉として、適切なものを選べ。
- 1. 共通オーディエンスリスト
- 2. オーディエンスカテゴリーリスト
- 3. サーチキーワードリスト
- 4. 高度なセグメント
(5) 空欄(e)に当てはまる言葉として、適切なものを選べ。
- 1. 共通オーディエンスリスト
- 2. オーディエンスカテゴリーリスト
- 3. サーチキーワードリスト
- 4. 高度なセグメント
(6) 空欄(f)に当てはまる言葉として、適切なものを選べ。
- 1. ユーザー属性
- 2. 検索行動
- 3. Web上での行動
- 4. 趣味関心
解説
(1) 2 (2) 3 (3) 4 (4) 1 (5) 4 (6) 2
ツキイチ2023年2月号, ツキイチ2023年11月号にて紹介。
元々、オーディエンスターゲティングは、サーチキーワードターゲティング・オーディエンスカテゴリーターゲティング・オーディエンスリストターゲティングの3種類で構成されていました。そのうちサーチキーワードターゲティングとオーディエンスカテゴリーターゲティングを廃止、同機能をオーディエンスリストターゲティングへ集約する変更が、2023年初夏頃〜現在まで進められています。
オーディエンスリストターゲティング内では、オーディエンスカテゴリーターゲティングは共通オーディエンスリストを、サーチキーワードターゲティングは高度なセグメントをそれぞれ使用することでほぼ同じターゲティング機能となりますが、高度なセグメントでは指定したキーワードで検索したユーザー以外にそのユーザーとその他の検索行動が類似するユーザーまでターゲティングすることが可能です。

問題 3
Yahoo!広告でも、検索連動型ショッピング広告およびYahoo! JAPAN 商品情報掲載の提供が開始された。この機能について、以下の問いに答えよ。(20点)
(1) Yahoo!検索連動型ショッピング広告の課金タイミングとして正しいものを選べ。(5点)
- 1.商品購入(コンバージョン)時
- 2.クリック時
- 3.広告表示1000回毎
- 4.商品をカートに入れた時
(2) Yahoo! JAPAN 商品情報掲載は、広告運用なしにYahoo! JAPANでの検索結果内に商品情報が掲載されるものである。掲載料金について、正しいものを選べ。(5点)
- 1.商品購入(コンバージョン)時
- 2.クリック時
- 3.サイト遷移時
- 4.課金はされない
(3) 検索連動型ショッピング広告およびYahoo! JAPAN 商品情報掲載には、一部の商品カテゴリーで販売制限がある。次の商品カテゴリーのうち、検索連動型ショッピング広告のみで掲載できないものを選べ。(10点)
- 1.自動車・オートバイ
- 2.ギフト券
- 3.衣料品
- 4.ゲームソフト
解説
(1) 正解:2
Yahoo!検索連動型ショッピング広告は、広告クリック時に課金される。広告をクリックすると、設定されたURL(商品詳細ページ)に遷移し、サイト上で購入操作が可能。
(2) 正解:1
Google 検索のショッピングタブの無料リスティングでは、そこから商品購入に至っても課金はされないが、Yahoo! JAPAN 商品情報掲載では、クリック発生から最大30日間以内の商品購入で成果報酬として購入金額に対して計算される利用料金(最大購入金額の5%)が発生する。利用時は利用料金も念頭においておく必要がある。
参考:「Yahoo!広告 ヘルプ — 商品情報掲載の利用料金について」
https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000048553?language=ja
(3) 正解:4
Yahoo!検索連動型ショッピング広告・Yahoo! JAPAN 商品情報掲載ではそれぞれ販売制限があり、一部カテゴリーの商品を掲載することはできない。広告の方が制限が厳しく、Yahoo! JAPAN 商品情報掲載では掲載可能でも広告では掲載できないカテゴリーいくつかある。そのカテゴリーは以下の通り。(詳細は参考資料を要確認)
- 中古商品
- アルコール飲料
- 薬機法などの広告表示及び個別の掲載基準があるもの
- CD、音楽ソフト
- DVD、映像ソフト
- 書籍、電子書籍
- ゲームソフト
自動車・オートバイや生体販売は物販であっても広告・商品情報掲載ともに掲載不可、ギフト券やチケット、サービス等の物販に該当しないものも両者掲載不可である。また、衣料品は、どちらも掲載可能。
参考:「PDF資料:商品情報掲載掲載ガイドライン」
https://www.lycbiz.com/sites/default/files/media/jp/terms-and-policies/pdf/yahoo/yahoo_product_showcase_guideline.pdf
参考:「PDF資料:Yahoo!広告【設定手順書】検索連動型ショッピング広告 — 02. 提供対象・販売制限など」
https://yahoo.jp/xtPxz9
問題 4
LINE広告について、次の問いに答えよ。(25点)
(1) 詳細ターゲティングで設定できないものを選べ(5点)
- 1. 趣味・関心 > 映画 > ミュージカルシアター
- 2. 趣味・関心 > エンタメ > 舞台
- 3. 趣味・関心 > 書籍・マンガ > フィクション > ファンタジー
- 4. 趣味・関心 > 音楽 > ジャンル > 映画音楽
(2) 次のLINE広告の広告フォーマットと配信面の組み合わせの中から、実際には掲載されないと考えられるものを選べ(5点)
- 1. 広告:カルーセル 配信面:トークリスト
- 2. 広告:動画 配信面:トークリスト
- 3. 広告:画像(小) 配信面:LINE NEWS
- 4. 広告:画像 配信面:LINE公式アカウントトークルーム
(3) 自動ターゲティングが使えるキャンペーン目的を選べ(5点)
- 1. 動画の再生
- 2. 友だち追加
- 3. リーチ
- 4. 商品フィードから販売
(4) 自動ターゲティングを利用する際に、設定できないターゲティングを選べ(5点)
- 1. 性別
- 2. OS
- 3. 詳細ターゲティング
- 4. すべて設定可能
(5) β版が発表されたA/Bテスト機能で、利用できないキャンペーン目的を選べ(5点)
- 1. ウェブサイトへのアクセス
- 2. アプリのインストール
- 3. リーチ
- 4. ウェブサイトコンバージョン
解説
(1) 正解:3
現在、書籍・マンガのフィクションジャンルで選択できるのは「ミステリー」のみである。
参考:「ASUE通信 — 【2024年最新】LINE広告のターゲティングの種類まとめ」
https://asue.jp/blog/?p=19442
(2) 正解:1
トークリストにはカルーセル広告は掲載されない。
参考:「LINE キャンパス — クリエイティブフォーマットと配信面」
https://campus.line.biz/line-ads/courses/creative-tips/lessons/da-3-2-2
(3) 正解:2
ツキイチ2024年3月号を参照。自動ターゲティングを利用可能なキャンペーン目的は以下の5つ。
- ウェブサイトへのアクセス
- ウェブサイトコンバージョン
- アプリのインストール
- アプリのエンゲージメント
- 友だち追加
キャンペーン目的「友だち追加」での自動ターゲティングは、2024年3月に追加されたばかり。
参考:「LINEヤフーfor Business — 自動ターゲティング(β)を利用する」
https://www.lycbiz.com/jp/manual/line-ads/tracking_023/
(4) 正解:3
自動ターゲティングでは、地域・性別・年齢・OSの4つを設定できる。その他の属性や行動、趣味関心等でターゲティングする詳細ターゲティングやオーディエンスターゲティングは使用できない。
参考:「LINEヤフーfor Business — 自動ターゲティング(β)を利用する」
https://www.lycbiz.com/jp/manual/line-ads/tracking_023/
(5) 正解:3
ツキイチ2024年3月号を参照。A/Bテスト機能を利用できるキャンペーン目的は以下の通り。
- ウェブサイトへのアクセス
- ウェブサイトコンバージョン
- アプリのインストール
- アプリのエンゲージメント
- 動画の再生
- 友だち追加
参考:「LINEヤフーfor Business —A/Bテスト機能(β)を利用する」
https://www.lycbiz.com/jp/manual/line-ads/ad_028/?list=7161
30分後(まとめ)

受験おつかれさまでした!
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今後も定期的に1ヶ月のWebマーケティング最新情報を振り返ることができる「ツキイチASUEシリーズ」の内容を中心とした模擬試験を実施予定です。
お時間がある際にぜひ挑戦してみてくださいね!
また、ASUE株式会社では、月初頃に公開する1ヶ月のWebマーケティングニュースまとめ「ツキイチ」シリーズなど、Web広告やSNSに関する情報をブログ・メルマガより発信しています。

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この記事を書いた人

2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。パーソナルカラーはイエベ春。
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