
こんにちは!ASUE株式会社 広報のN村です。
Web広告の成果は、広告代理店など“運用者”の腕前ももちろん重要ですが、それだけではどうにもならない場面があります。ASUE社内でも「クライアントさんと協力し、一緒に取り組めた案件は成果が出やすい」という声が多数……!
ということで、実際Web広告代理店とクライアントでどのような関係を築いたら、より良い成果に繋げられるのか?広告運用経験者にアンケートを実施しました。
そこで今回は、Web広告代理店とクライアントがどのような関係を築けば、より良い成果につながるのか。広告運用経験者への社内アンケート結果をもとに、運用経験のある2名に本音で語ってもらいました。

本日ご登場いただくのはこちらのお二人!

イトウ
Webコンサルティング課で広告運用を経験後、現在はコンサルティングセールス課で営業としてクライアントのマーケ課題の解決に貢献中。猫が好き。

コウキ
現在、Webコンサルティング課で広告運用を担当。

ということで、今日は「理想のパートナーシップとは?」をテーマに、社内アンケート結果を踏まえてお二人にお話を伺っていきます。よろしくお願いします。

お願いします!

よろしくお願いします。
目次
広告運用に「クライアントの協力が重要」と全員が回答
Nmura_asueさんによるQ1. 広告運用でクライアントの協力は必要?冒頭でも触れた社内アンケートでは、「クライアントの協力が必要か?」という質問(「とてもそう思う」「そう思う」「どちらとも言えない」「そう思わない」「全くそう思わない」の5段階)に対し、全員が「必要(とてもそう思う/そう思う)」と回答。さらに80%以上が「とてもそう思う」と答え、多くの運用者が協力の重要性を強く感じていることが分かりました。
—— では早速、最初のテーマ「クライアントの協力って必要?」について。現場でもやはりそう感じますか?

正直、「必要じゃない」ケースが思い浮かばないくらいです。

広告運用は一方通行では成果が出づらいです。数字はあくまで結果。その背景を把握するには、クライアントの協力が不可欠です。
—— それでは次に、アンケートで集まった「一緒に成果を出しやすいクライアントの特徴」について伺います。
運用者が思う「一緒に成果を出しやすい」クライアントとは?
まずは、アンケートで挙がった特徴をまとめました。
- 成果に前向きでモチベーションが高い
- 任せきりではなく、本音で意見交換ができる
- 明るくフランクなコミュニケーション
- 広告への理解・仕組みや時間の配慮
- 代理店をパートナーとして考えてくれる
- 顧客データや一次情報の積極的な共有
- スピーディーなレスポンスや意思決定
それでは、項目別でお話を伺っていきます。

成果に前向きでモチベーションが高い
挙げられたコメント
- 成果に前向きでモチベーションが高い
- 新しい施策や提案に前向きな姿勢で耳を傾けてくれる
—— 基本的に費用をかけて取り組む以上、「成果を出したい」は皆さん同じだと思いますが……。

体感で7〜8割の方が"きちんと結果を出したい"という姿勢です。

言葉にされなくても、「成果を出したい」は前提ですね。
—— 反対に、モチベーションが高くないと感じるケースは?

例えば、毎月のレポートに提案を添えても数カ月返信がない、という会社さんもあります。

先方の業務逼迫など事情はあると思いますが、そういうケースも確かにありますよね。
—— その場合、日々の運用はどのように進めますか?

代理店の裁量だけでは限界があります。サイト修正や新たな訴求・ターゲット検証が難しく、成果が頭打ちになりがちです。
任せきりではなく、本音で意見交換ができる
挙げられたコメント
- 完全に任せきりではなく、考えや要望を共有してくれる
- 提案に対して本音ベースで相談や協議ができる
- 気になることを率直に伝えてくれる

先ほどの話にも通じますが、広告でできることは限定的です。お客さまの率直なフィードバックが成果最大化には不可欠ですね!

例えば提案に対して「社内の実態はこうだけど、その施策ってどうなんですか?」といったご意見をいただけると、より良いアイデアを出しやすくなります。
施策へのフィードバックをしっかりいただけるのは本当にありがたいです。

オムライスが喜ばれる場面でハンバーグを出してしまうようなズレが起きないように、僕らから見えていない視点を教えていただけると本当にありがたいです。
明るくフランクなコミュニケーション
挙げられたコメント
- ミーティングが堅苦し過ぎず、気軽に会話ができる
- 前向きでポジティブな雰囲気のやりとりができる
- 「相談しやすい空気感」を作り合える

企業の風土や担当者さんによって程度は様々ですが、率直に意見を言い合うための空気作りは大切ですね。硬すぎると、お互いに必要な指摘がしづらくなることもあるかもしれません。

僕たちとしてはコミュニケーションをとりやすい空気作りや信頼関係の積み重ねは意識していますね。話しやすいほど、お互いに仕事も進めやすくなりますから。

広告への理解・仕組みや時間の配慮
挙げられたコメント
- 最適化や効果改善に時間がかかる場合があることを理解してくれる
- 広告運用の仕組みや制約にも関心を持ってくれる

できるだけ早い成果を目指しますが、広告は魔法ではありません。商談時に丁寧に説明し、配信直後から劇的な成果が出るとは限らないことをお伝えしています。
—— 配信前の事前準備が整っていることは前提として、最適化や改善に一定のお時間をいただく場合がある、という理解ですね。他に仕組み上の制約はありますか?

薬機法関連ですね。医療・化粧品・健康食品は、訴求やLP次第で審査落ちが起きやすいので、リスクは事前共有します。
「この内容なら大丈夫」と思っていても審査に落ちてスケジュールがずれることもあるので、あらかじめお伝えするようにしています。
—— くわしくは以下の記事もご参照ください。


—— 他に注意点はありますか?

Web広告はPDCAを回しやすい一方、短期間に多くの変更を重ねすぎると、判断に必要なデータが貯まらず、何が効いたか分からなくなります。
—— A/Bテストの"やりすぎ"ですね。

お客さまとしては少しでも早く成果を出したいのは当然なので、僕たちがリーダーシップを持って状態に応じて次のステップに進む、という合意形成が重要です。

メリット・デメリットを正直にお伝えし、妥当な進め方を理解いただいた上で実施するようにしていします。
なので、ご理解いただけると助かります!
代理店をパートナーとして考えてくれる
挙げられたコメント
- 費用やリソースの限界を考慮し、無理のない依頼をしてくれる
- 「外注先」ではなく「同じ目線のパートナー」として接してくれる
—— こちらは率直にいかがでしょうか?

お互いにリスペクトをもって接することができる関係が理想です。こちらにもできる範囲やリソースの限界がありますので、その点をご理解いただけると助かります。
より良くするための議論ができる関係だと提案もしやすいですが、作業者扱いになると良い関係が築きにくいと感じます。

おっしゃる通りです。
ちょっと違いますが、広告運用の支援をさせていただいているお客さまから、ついでにその他のWebマーケティング全般の相談を受けることもあります。広告運用の手数料の範囲を超えたご要望になることもあり、どこまで対応できるかのバランスは難しいですね。
うれしい反面、手数料の範囲を超える相談もあり、線引きとご提案のバランスが大切ですね。
顧客データや一次情報の積極的な共有
挙げられたコメント
- 顧客データや業界情報を積極的に共有してくれる
- 実際のお客様の声や一次情報を教えてくれる
- 過去施策の内容や考察、社内の動きも共有してくれる
- 競合状況や市況感、SEOの状況などもアウトプットしてくれる
—— ASUEではスプレッドシートを共有し、CVユーザーの属性や成約状況を入力いただき施策に活かした事例もあります(下記参照)。このような取り組みは多いですか?


超大手のお客さまでは難しいこともありますが、基本的にはご協力いただけることが多いです。

僕もそうですね。
内容は会社ごとにバラバラなので、まず「お客さま側で集めているデータ」を教えていただけると、具体提案がしやすいです。

自社のエンドユーザーをより知ろうとする動きがあると、マーケ施策に反映できますよね。ご協力いただけると本当に助かります。
—— 競合や市況感の情報はいかがでしょうか?

こちら側でも情報収集はしていますが、業界の生の情報をいただけるとありがたいです。

「競合の入札が強まっていますが、何か聞いていますか?」と、広告の指標から読み取れる変化をお伝えしつつ、市況の変化をうかがうようにしています。

スピーディーなレスポンスや意思決定
挙げられたコメント
- レスポンスや意思決定が早い
- サイト修正やタグ対応なども迅速に動いてくれる
- 必要な情報が揃った状態で依頼してくれる
- 「こういう施策はどうか」と積極的に相談をしてくれる
- 改善施策に対してポジティブなフィードバックを伝えてくれる
—— スピード感はASUEとしても心がけている点ですが、成果のためにもご協力いただけると嬉しいポイントですよね。

例えば、新しい媒体が商材に合いそうだから検証しよう!と決まった際に、新たにタグを入れる必要がある場合があります。
こちらでその対応ができない場合、依頼後スピーディーにご対応いただけると助かりますね。
運用者が実感!クライアント協力で成果につながった事例

ここからは、実際にお客さまの協力により成果を出せた具体的なエピソードをご紹介します!
成果悪化で赤字の中の改善施策
- 外部要因で成果が悪化し赤字の中で前向きに施策を実行
- ランディングページの制作(他社制作 / 構成はASUEで担当)
- バナー改善プラン
- LP制作は他社への依頼だったため、積極的にご対応いただき成果改善へ

これは僕も関わった案件です。しばらく停止していた配信を再開した際、商材特性上の審査落ちが多発し、以前有効だった訴求が使えなくなりました。
その結果、成果が悪化してしまったのですが、お客さまにご協力いただき、他社制作ながらLPを作り直し、並行してバナー改善も進めることで持ち直すことができました。
顧客インタビューを実施、結果を共有→訴求に活かせた
- お客さま側で顧客インタビューを実施
- 実際の顧客の悩みや競合との比較理由などのリアルな声を収集できた
- 共有してもらえた結果からLP・広告・バナー制作にも活かすことができた
—— 代理店としてもありがたい取り組みですね。実施を主導したご経験はありますか?

顧客インタビューそのものではありませんが、地域内の競合3社と比較したブランド認知や強みなどを問うアンケートは取ってもらったことがあります。
「やりたいけど、何を聞けば?」と相談いただき、こちらで質問項目を提案しました。

こちら主導で深くやろうとすると、手数料内での対応が難しくなることもあります。だからこそ、先方主導でやっていただけると非常にありがたいです。

僕たちにできる提案もありますが、業界内ならではの視点はお客さまのほうが持っています。よりリアルな声を集めるためにも、協力して進められると施策に落とし込みやすいですね。
—— お客さまから生の声を引き出す工夫はありますか?

ビジュアルが重要な商材で、ヒアリングでは差別化ポイントが平凡で悩んだことがありました。運用上、華やかな写真のクリエイティブの成績が良かったので、その切り口で実ユーザーさんに聞いていただくと、「他社よりビジュアルが可愛かったから」という声が多数出ました。
ユーザーのニーズや商品の魅力と広告指標がきちんと相関していると実感できた例だったのですが、分析時にそういったポイントを見逃さないことが重要だと思います。

運用で得たデータから、いかにエンドユーザーの解像度を上げていくか、という発想は大切だよね。

店舗スタッフさんまで協力!来店計測施策で広告効果を可視化
- 小売店の来店促進広告で、LP上のクーポンコードを発行→各店舗で使用状況を計測
- キャンペーン運用のオペレーションを店舗スタッフまで徹底して周知
- 広告起点の来店を可視化でき、最適化が進み大きな成果に
—— こちらは以前のASUE通信でもご紹介した事例ですね(下記記事参照)。ここまでやるには、やはりお客さまとの信頼関係が重要です。信頼構築のために心がけていることはありますか?

この事例だと担当者が元々そのお店の顧客だったこともあり、実際に靴を作りに行ったりしていましたね。
—— お二人は、お客さまの店舗やECで買い物したり、サービスを受けたことは?

あります!
お客さまの商品・サービスだけでなく、競合の商品やサービスを試したメンバーもいると思います。

商談時に「使ってみてもいいですか?」とお伺いしたのがうちだけで、それが受注のきっかけになったこともありました。
実際に使って理解しようとする姿勢が、信頼構築に大きく寄与したと感じました。

なかなか全部の商材でやるのは難しいこともあるけど、実際に購入の経路を体験するだけでもいろんな気付きがありますよね。
—— この事例だと、マーケティング部門だけでなく各店舗スタッフさんまで巻き込まれていますが、他にもそういった経験は?

BtoB商材のお客さまで、営業に同行したことがあります!
「アポは取れるけど受注できない」とのことだったので、実際の商談を見せていただき、その上で営業の方にフィードバックをお伝えしました。
新規事業だったのでその分営業活動の難しさはありましたが、工夫の余地があると感じたので共有しました。

—— 様々な事例がありましたが、いずれも密な情報共有と協力体制があったからこそ実現できたものですね。
成果につながりにくい状況
- 情報共有が不足してしまう場合
- 広告運用に必要な情報(顧客単価、売上額、エンドユーザーの声など)が十分に共有されない
- 結果として、効果測定や適切な改善提案が難しくなる
- 改善提案の実行が進まない場合
- 必要なサイト修正や広告素材の変更などがスムーズに実施できない
- 広告の課題が明確でも、具体的な改善につながりにくくなる
- 細部への指示など、過度な管理が続く場合
- マイクロマネジメントが強すぎると、広告運用の柔軟性が損なわれ、最適な戦略が取りづらくなる
- 運用の自由度が下がることで、本来目指すべき成果が出にくくなる
- クライアント側の意思決定が停滞してしまう場合
- 提案への反応が鈍く、前向きな検討やアクションが進みにくい状況
- 「現状維持」を優先しすぎると、改善や新しい挑戦が難しくなる
- 広告以外の要因が成果に影響している場合
- 広告以外の要因(サービス自体、営業施策、現場対応など)が改善されず、広告単体での成果向上に限界が出る
- その場合、広告側だけの努力では期待する成果が出にくくなる
一方、成果に繋げにくい状況はあるか?と運用者に聞いたところ、上記のような回答が集まりました。
—— これらについて、運用者はどう見ていますか?

僕たちはお預かりした予算で広告を運用している以上、成果は出さなければいけません。できていない場合にシビアなご意見をいただくのは当然です。
ただ、3つ目のような常に細かい指示をいただくような状況だと、柔軟な対応が難しくなったり、提案の余地がなくなってしまうことがあります。シビアなご意見はぜひ率直にお伝えいただきたい一方で、その“塩梅”は一緒に調整できると嬉しいです。

人同士のやりとりなので、難しいところですよね。
—— 対応スピードについては、成果を出しやすいという話題でも出ていましたね。

そうですね。確認など先方にご対応いただきたいことが進まないとこちらでできることが少なくなってしまって、成果が停滞してしまうことはあります。
例えばサイト修正の極端な例だと、LPのCTAボタンの文言10文字程度の変更に、稟議や成果シミュレーションを求められたケースを社内で聞いたことがあります。
ボタンの文言変更は修正が簡単にできて内容によっては意外と差が出るポイントなのですが……。

シミュレーションまでは経験がないですが、軽微な修正であっても同様のフローが必要なことはあります。会社ごとの事情はどうにもならないですが、もどかしいこともありますね。

ASUEでサイト保守まで担当している場合はスムーズに進みますが、社内フローが複雑だったり、別の制作会社への依頼が必要だったりすると着手が遅れてしまって、広告の改善が進みにくいですよね。それで契約期間が終わってしまうと、悔しさが残ることもあります。

大手企業など担当部署が細分化されていると関係者も多く、その辺りの事情はどうにもならないことも多いですよね。そう言う場合にはこちらからどうフォローできるか、どんなお手伝いが可能か、など状況や情報を共有いただけるとありがたいです。

お客さまとのコミュニケーションで気をつけていること
最後に、お客さまとのコミュニケーションで気をつけていること。こちらも運用者にアンケートで聞いてみました。お客さまと上手く協力体制を取るには、まずASUEを信頼していただくことが重要かと思いますが、コミュニケーションはそのきっかけにもなる部分かもしれません。
集まった回答がこちらです。
- クライアントごとの優先事項に合わせた柔軟な対応
- スピードを重視するのか、質を重視するのかを見極め、状況に応じて対応のバランスを調整している
- 「してほしいこと」を汲み取りながら進めることで、ストレスのないコミュニケーションを目指している
- 判断の負担を減らす工夫
- 提案時にはメリット・デメリットを明示する
- 施策の影響範囲(インパクトの大小)を説明する
- 具体的な「たたき台」を提示し、比較検討しやすくする
- マニュアルや参考資料を用意し、相手の作業負荷を軽減
- Yes/Noで答えやすい質問設計を意識している
- 先回りした対応でスムーズな進行をサポート
- 想定される質問や不安点を事前に潰しておく
- 必要な情報やリンクをあらかじめ整理して共有する
- 内容に応じてテンプレートやチェックリストも活用する
- 迅速なレスポンスと丁寧なコミュニケーション
- 初回の返答は可能な限りすぐ対応する
- わからないことは一旦持ち帰り、チーム内で相談して回答する
- 基本的には自信をもって即レス、信頼感を持ってもらえるよう意識
- 仮説を立てたうえでの提案・質問
- 単に「どうしますか?」と聞くのではなく、自分なりの仮説や選択肢を提示することで、話が前に進みやすくなる
- クライアントとの関係性に合わせた距離感・話し方
- 丁寧すぎず、砕けすぎず、相手に合わせたコミュニケーションを意識
- 必要に応じて少しフランクな話し方や表現も取り入れることで、打ち解けた関係づくりにつなげる
- 相手のサービスや事業を深く理解しようとする姿勢
- 可能な限りクライアントのサービスを実際に使ってみる
- 自分がユーザーだったらどう感じるかを把握したうえで施策を考えるようにしている
—— 社内からは以上のような意見が集まりましたが、ご覧になっていかがでしょうか。

これ、全部できてたらすごいよね。

僕も全部はできていないですね。
お客さまによって、できている項目とできていない項目がそれぞれあります。
例えば、「先回りした対応」で言えば、「今月こんな進捗なのでこう進めますね!」とこちらからお伝えするのが理想ではありつつ、後手に回っちゃうことも……。
この辺りは全体的にコンサルティングセールス課のみなさんの能力が高いなと感じています!

ありがとう!
その点でいうと、僕ら(コンサルティングセールス課=営業職)はASUEの第一印象としてお客さまとやりとりするので、商談を通して信頼を積み重ねていくけど、Webコンサルティング課はその後で信頼が結果ありきになるから難しいよね。
—— この中でASUEの一番の強みはどこだと思いますか?

一つ目の「クライアントごとの優先事項に合わせた柔軟な対応」かな。

確かに、柔軟で小回りが効く代理店って感じですよね。

—— この他にお客さまとのやりとりで心がけている点やこうしたいと思っている点はありますか?

社内の営業メンバーで、「それはできないですね。」をはっきり言う人がいますが、とても良いなと思います。
極端な話、「CPAを10分の1にしたいです」「いけます!」みたいなやりとりをお客さまとしてしまったら確実に苦情につながると思うので、「それは難しいですが、こういう手段でもっと伸ばせるかも」と別の提案をしつつ、できないことはできないとお伝えするようにしています。
—— 「できないことはできないと言う。」は、ASUEが以前から大切にしている部分ですね。実際に「これは難しいな」と感じた依頼はありますか?

ちょっと違うかもしれませんが、複数店舗があるお客さまで予算をどう配分すべきか聞かれたことがあって。各店舗のスタッフさんがどのくらいいるか、などの裏側の事情をあまり把握していない状況だったので、こちらでパッと判断するのは現状難しいですとお答えしたことがあります。
これについては、情報をご共有いただければ判断しやすい部分なので、必要な部分はこちらからもお願いしていくので、ご協力いただけると助かります。

まとめ:代理店とクライアントの理想の関係は……
—— 最後に、代理店とお客さまの理想の関係とはなんでしょうか?

一言で、どっちもハッピー!です。

僕は広告運用に留まらず、お客さまのマーケティング戦略を広範囲にご支援できる、「一緒に働くパートナー」みたいな形が理想だなと思います。

…… 一言すぎたので付け足すと(笑)
お客さまの売上アップが、結果として僕たちの売上にもつながり、さらにお手伝いできる範囲が広がる —— そんなWin-Winな関係がハッピーだと思います。
そのためにも「一緒に働くパートナー」として、ご協力をいただきつつ、私たちも積極的に理解を深め、多角的にアプローチしていければと考えています。

なので、そう言った際にはご協力もしていただけると嬉しいです!
—— お二人ともありがとうございました!

広告運用は、代理店だけではどうしても完結しません。わたしたちは広告を始めとしたマーケティング周辺の、お客さまは業界にいるからこそわかることや実情など互いの知見を重ね、スピーディーにPDCAサイクルを回していく——そんな積み重ねが、ビジネスの成長を生み出すと考えています。
ASUEは、いっしょに働くパートナーとして、マーケティング・セールスで成果をアップさせるための次の一歩をご提案いたします。
具体的な成功パターンをご紹介した社内の改善事例集もございますので、興味のある方はぜひ下記ダウンロードリンクよりご覧ください!
売り上げを増やすためのWeb広告成功事例集
- CVは付くものの成約に繋がらない
- 今の代理店に不満がある
- 専任担当者がおらず知見・時間が無い
- そもそも広告で成果が出ない
上記のようなお悩みを持った方へ
すぐに役立つASUEの広告改善事例を紹介します!
この記事を書いた人

2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。パーソナルカラーはイエベ春。
得意なこと
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