
2025年5月のWeb広告からSNSまでWebマーケ情報ASUEツキイチまとめ「Google検索広告、AI Max for Search登場」ほか[CM明け]
2025年06月03日

CM明け5秒前!4!3!(2!1!キュー!)
(※CM前はツキイチ5周年のご挨拶となっております。そちらの記事はこちら→「Web広告やSNSのアップデート情報をおとどけする人気企画「ツキイチASUE」が連載5周年を迎えました」)


さて、CM明けはいつも通りWebマーケティングの最新情報をお届けしてまいります!

本日のトピックスはこちら!


今月も気になる話題が盛りだくさんですね。

全部読むととっても長いので、気になるトピックスがあれば目次のリンクから飛んでみてくださいね!
目次
Google広告の最新情報


検索広告にAI Max for Searchキャンペーンが登場へ
画像参照元:「Unlock next-level performance with AI Max for Search campaigns」
https://blog.google/products/ads-commerce/google-ai-max-for-search-campaigns/
- AI Max for Searchキャンペーンの導入
- 新機能の概要
- 検索キャンペーンのパフォーマンスを最大化するためにAIを活用する機能群
- AI Max for Searchの機能
- 検索語句マッチング
- AIでより関連性の高い検索クエリを見つける
- テキストカスタマイズ機能(旧:自動作成アセット)
- LPやキーワードなどに基づいて新しいテキストアセットを生成
- 行動喚起や独自のセールスポイントを盛り込むなどアセット生成機能も向上
- 最終URLの拡張
- 関心地域設定機能
- 広告グループレベルで地理的な意図に基づいた特定の顧客にリーチできる
- ブランド管理機能
- 広告を関連づけたいブランドを正確に指定できる
- 特定のブランドと一緒に広告が表示されないように流ことも可能
- 新しいURLパラメータの導入
- 検索語句マッチング
- 新機能の概要
- 一部の広告アカウントで展開がスタートした模様

検索キャンペーンに、AIを活用してパフォーマンスを最大化する「AI Max for Search」が登場します。

これまでの検索キャンペーンでも、一部機能でAIが活用されていましたが、例えば広告主が設定したキーワードを起点にAIがより深くキーワードやユーザーの検索語句の文脈を深く理解してリーチすることなどが可能になるそうです。
現在はβ版ですが、既存の検索キャンペーンをAI Maxにすることも可能なようです。
広く使われるようになってくると、運用者としての動き方なども変わってきそうなものなので、運用に携わる方は注目しておきたいですね!
参考:「Unlock next-level performance with AI Max for Search campaigns」
https://blog.google/products/ads-commerce/google-ai-max-for-search-campaigns/
正確かつプライバシーを強化した測定が可能?広告主向けGoogle タグ ゲートウェイリリース
- ファーストパーティ データ戦略を強化するために広告主向けGoogle タグ ゲートウェイをリリース
- Googleタグを自社ドメイン経由で配信可能にする仕組み
- 現在の課題
- サードパーティCookieの制限やブラウザの制限等で、外部ドメインで読み込まれるGoogle関連のタグなどがブロックされやすい
- これによってデータ計測ができない場合がある
- Google タグゲートウェイでできること
- コンバージョン測定の精度アップ
- Googleタグを自社のドメインで配信できる
- ブロックされにくく、コンバージョン測定の精度がアップ
- 詳細なキャンペーンインサイトを得られる
- デフォルトでプライバシー保護を強化
- Google タグゲートウェイで設定したタグはデフォルトでConfidential Computingに対応
- データの収集・処理のセキュリティや透明性がアップ
- コンバージョン測定の精度アップ

Googleタグを自社のドメインを使用して配信でき、コンバージョン測定の精度などをアップできるGoogle タグ ゲートウェイが登場するとのこと。

サードパーティから読み込んでいる場合、ブロックされてしまう可能性があるのでそれが防げるということですね。
気になるのはタグゲートウェイに移行する手間ですが、一応簡単にできると書かれています。
参考:「広告主向け Google タグ ゲートウェイでコンバージョンの測定と広告のパフォーマンスを向上」
https://support.google.com/google-ads/answer/16214371
参考:「Four new ways we’re helping marketers improve data strategies and app measurement.」
https://blog.google/products/ads-commerce/marketers-data-strategy-app-management/
P-MAXにチャネル別のレポート機能が登場、詳細な検索語句レポートも
画像参照元:「Channel performance and more reporting coming to Performance Max」https://blog.google/products/ads-commerce/channel-performance-reporting-coming-to-performance-max/
- P-MAXキャンペーンでチャネル別のレポートが確認可能になる
- これまでわからなかったチャネル別の成果が可視化される
- また、検索キャンペーンや標準ショッピングキャンペーンと同レベルの検索語句レポートもP-MAXで利用可能に

P-MAXキャンペーンで、これまで確認できなかったレポートが確認可能になります。

チャネル別レポートの他、検索語句レポートが検索キャンペーン等と同レベルで利用可能になるようですね。
細かく見られたり細かく調整できたりするようになるといろいろ手を加えたくなりますが、P-MAXの良いところを潰さないように運用していきたいものです。
参考:「Channel performance and more reporting coming to Performance Max」https://blog.google/products/ads-commerce/channel-performance-reporting-coming-to-performance-max/
P-MAX、設定できる検索テーマ上限数が50個に拡大へ
- P-MAXキャンペーンで設定可能な検索テーマ数が50個に増加
- より柔軟な設定が可能に

P-MAXで検索キャンペーン向けに設定できる検索テーマ数の数が増えました。

より柔軟に関連する検索テーマを設定できそうですね。
参考:「Google Ads expands Search Themes limit in Performance Max」
https://searchengineland.com/google-ads-expands-search-themes-limit-in-performance-max-454925
YouTubeに新しい広告オプションが登場! ほか
- 新しいプロモーションオプション「Peak Points」
- 人気コンテンツの中のピークポイントを特定し、広告を配置できる機能
- 現在β版を提供中
- そのほか、「カルチュラル・モーメント・スポンサーシップ」や「CTVマストヘッド広告向けの没入感のあるデザイン」などを発表
- ユーザーのトレンドや興味を調査したり、エンゲージメントの測定ができる「YouTube Insights Finder」ベータ版が日本を含む一部地域で利用可能に

YouTubeの広告オプションとして、コンテンツの盛り上がる部分を特定してユーザーが見てるところに広告を配置できる機能「Peak Points」が登場するそうです。
参考:「Brandcast 2025: YouTube's Upfronts highlights」
https://blog.youtube/news-and-events/brandcast-2025/
参考:「YouTube Outlines New Ad Options and Usage Stats at BrandCast 2025」
https://www.socialmediatoday.com/news/youtube-brandcast-2025-peak-points-connected-tv-updates/748300/
参考:「Insights Finder について」
https://support.google.com/google-ads/answer/11161206

盛り上がってるところにCMが入るのって一番イライラするやつなんだけど、その辺どうお考えなのかは気になる。
Google AIによる新しいクリエイティブツール
画像参照元:「4 new ways Google AI powers creativity」
https://blog.google/products/ads-commerce/google-ai-ads-creative/
- Merchant Centerで利用可能な画像から動画への変換機能(将来的には広告でも利用可能)
- AIアウトペインティング機能
- 動画を元のフレームを超えて拡張する機能
- アプリキャンペーンで利用可能
- Google広告で近日公開予定のAsset Studio
- クリエイティブツールを一元管理できる機能で、各機能の最新版を利用可能
- 年内に新機能のリリース予定も
- 商品の魅力を引き立てるような画像の作成も可能に

AIを活用したクリエイティブ機能がいろいろ登場。
発表された動画を見ていると、例えば商品画像をいくつかアップロードすることでその商品の着用イメージを作成したり、商品画像+別のイメージ画像をアップロードすることでそのシチュエーションで商品を使用している画像にしたり、ということが可能になりそうですね。

実際どのくらいの精度で作れるかはわかりませんが、気になる機能ですね。
また、Asset Studioというクリエイティブツールを一元管理できる機能もリリース予定とのことです。
参考:「4 new ways Google AI powers creativity」
https://blog.google/products/ads-commerce/google-ai-ads-creative/
入札機能がアップデート!「スマート入札探索」でこれまで逃していた語句にも入札できる?

画像参照元:「Expand your universe of conversions with Smart Bidding Exploration.」
https://blog.google/products/ads-commerce/smart-bidding-exploration-ai/
- 過去10年以上で最大の入札機能アップデート「スマート入札探索」(※Google談)
- 目立たないが潜在価値の高いクエリに入札できるようになる

「スマート入札探索(「Smart Bidding Exploration」をGoogle翻訳)」という新しい入札機能が登場するようです。

目立たないものの潜在価値の高そうなクエリの入札を強めてくれるそうです。
AI Max for Searchで使える機能のようですが、気になる機能ですね!
参考:「Expand your universe of conversions with Smart Bidding Exploration.」
https://blog.google/products/ads-commerce/smart-bidding-exploration-ai/
AI Overviewsへ広告展開へ

画像参照元:「More opportunities for your business on Google Search」
https://blog.google/products/ads-commerce/google-search-ai-brand-discovery/
- AIでの検索結果であるAI Overviewsの質が向上
- 多くのユーザーも活用している
- 米国デスクトップ版でAI Overviews内に検索広告やショッピング広告が掲載
- モバイルや一部の国にも展開予定
- AIモードでの広告もテスト
- AI Overviewsへの広告表示場所について
- AI Overviewsの上または下とAI Overviewsの中に広告表示の可能性がある
- 両方同時に表示されることは現時点ではない

AIによる概要での検索広告やショッピング広告の掲載がアメリカ(PCのみ)で開始されているようです。

モバイルやその他英語圏の国でも近々展開予定とのことです。そのうち日本にもきそうですね。また、より強化されたAI検索機能であるAIモードでも広告がテストされているようです。
ちなみに、広告の表示場所についてはAI概要の上下と中に表示される可能性がありますが、現時点で両方に表示されることはないことが下記の投稿からわかっています。
参考:「More opportunities for your business on Google Search」
https://blog.google/products/ads-commerce/google-search-ai-brand-discovery/
参考:「Google clarifies where ads appear in AI Overviews」
https://searchengineland.com/google-ai-overviews-where-ads-appear-456211
デマンドジェネレーション、マップ上にプロモートピンを設置可能に
- ユーザーがGoogle Mapを閲覧したり、道順検索・特定の場所のチェックなどでマップにプロモートピンが表示される機能

Google Map上の広告に、デマンドジェネレーションキャンペーンで表示できるプロモートピンが追加されるようです。

詳細は分かりませんが、地図の中で目立たせてくれるということでしょうか。店舗系のビジネスなどによさそうですね!
参考:「Google Marketing Live 2025: Your roundup of announcements」
https://support.google.com/google-ads/answer/16290177?hl=ja
参考:「Google Promoted Pins come to Maps for Demand Gen campaigns」
https://searchengineland.com/google-promoted-pins-maps-demand-gen-456126
GTMの拡張コンバージョン設定が簡素化
- Google タグマネージャーのコンバージョンタグがアップデート
- 拡張コンバージョンのユーザー提供データをタグ内で直接設定可能に?
- GTM中の[Google広告のコンバージョントラッキングのタグ] > [自社のウェブサイトでユーザーから提供されたデータを含める]がなくなった模様

GTMの拡張コンバージョン設定が変わる模様です。
参考:「Google rolls out simplified Enhanced Conversions setup in Tag Manager」
https://searchengineland.com/google-shifts-enhanced-conversions-configuration-to-a-new-gtm-tag-456077
Yahoo!広告の最新情報


検索広告(ショッピング)、商品グループの属性に「ブランド」設定が不可に
- 検索連動型ショッピング広告(SSA)の商品グループ作成時に属性から「ブランド」選択が不可に
- 実施日以降「ブランド」を用いた商品グループは作成できない
- 既存の「ブランド」を用いた商品グループでは引き続き広告配信が行われる
- 入札価格なども編集可能
- 配下に「ブランド」を用いた商品グループの追加はできない
- 実施日以降もブランド名を使って商品グループを運用したい場合は「商品属性カスタムラベル」を利用

検索連動型ショッピング広告の商品グループ作成で、属性からブランドの選択ができなくなるようです。
既存の商品グループはそのまま利用できるようですが、新しくブランドを用いた商品グループの追加ができなくなるとのこと。

ブランドの設定がしたい場合は、今後は「商品属性カスタムラベル」の利用が推奨されています。
参考:「検索広告(ショッピング) SSA 商品グループ作成の機能変更について」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250508/
YDA、アプリ計測の機能変更
- オーディエンスリスト作成・編集画面における一部項目の削除
- 実施日(予定)
- 2025年5月28日(水)
- 概要
- オーディエンスリスト「アプリユーザー」の作成・編集画面で「条件」から以下の項目を削除
- カスタムラベル
- ページ種別
- 上記項目を設定しているリストでは実施日までに連携しているパラメータをもとに設定変更をする
- アプリユーザーのオーディエンスリストでは影響なし
- オーディエンスリスト「アプリユーザー」の作成・編集画面で「条件」から以下の項目を削除
- 実施日(予定)
- トラッキング用パラメータと、広告効果測定ツールへのデータ連携に関する改善
- 実施日(予定)
- 2025年6月4日(水)
- 概要
- トラッキング用パラメータの利用範囲拡大
- キャンペーン目的「アプリ訴求」のみ利用可能だったトラッキングパラメータが全キャンペーンで利用可能に
- {ci}
- {deviceAppType}
- 多様なトラッキングが可能に
- キャンペーン目的「アプリ訴求」のみ利用可能だったトラッキングパラメータが全キャンペーンで利用可能に
- コンバージョン測定 補完機能による広告効果測定ツールへのデータ連携
- アカウントの自動タグ設定が「設定する」の場合広告のURLに「_p_c」パラメータが追加
- ディスプレイ広告と連携済みの広告効果測定ツールにクリック識別情報として連携
- アプリコンバージョンにつながるクリック識別情報が広告効果測定ツールに連携され、コンバージョン計測率増加が見込める
- トラッキング用パラメータの利用範囲拡大
- 実施日(予定)

ディスプレイ広告でアプリ計測の機能の変更があるとのことです。

アプリの配信をしている方は要チェックです。
参考:「【ディスプレイ広告】アプリ計測における機能変更について」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250514/
広告料金支払いに関する「広告取扱基本規定」を改定
- 実施日(予定)
- 2025年6月1日(日)
- 概要
- 今後の機能リリースに向け、以下の条項を改定(詳細は参考欄のPDFファイルより)
- 第10条 第4項、第5項
- 第14条 第1項、第2項、第3項
- 今後リリースされる機能に対応するための条件変更で既存利用者への影響はない
- 今後の機能リリースに向け、以下の条項を改定(詳細は参考欄のPDFファイルより)

広告料金支払いに関する広告取扱基本規定が2025年6月1日(日)より改定されるそうです。

今後のリリース機能のための変更で、現在の既存利用者には影響はないとのことです。
参考:「「広告取扱基本規定」改定のお知らせ(2025/6/1適用開始)」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250507/
参考:「広告取扱基本規定(改定後 / PDFファイル)」
https://yahoo.jp/ZgmyBi
YDA、顧客データ連携の従来形式6/30終了へ
変更前 | 変更後 | |
---|---|---|
メールアドレス | 小文字または大文字 例:abcd@yahoo.co.jp 、ABCD@yahoo.co.jp | 小文字のみ 例:abcd@yahoo.co.jp |
電話番号 | 電話番号のみ 例:09012345678 | 国番号+電話番号 +819012345678 |
- ツキイチ25年3月分で紹介済み
- 対象サービス:Yahoo!広告 ディスプレイ広告
- 従来形式の終了日:2025年6月30日(月)
- 従来形式の顧客データを利用中の場合は、早めに新形式に変更しましょう
- 概要
- 以下の二つの機能で顧客データ(メールアドレス・電話番号)連携時の形式を変更
- コンバージョンの詳細マッチング
- オーディエンスリスト作成時のデータアップロード
- マッチングに利用できるデータが増え、マッチング精度の向上が見込める
- 以下の二つの機能で顧客データ(メールアドレス・電話番号)連携時の形式を変更

一度お伝えしたトピックですが、ディスプレイ広告でコンバージョンの詳細マッチングやオーディエンスリスト作成時のデータアップロードをする際に使用する顧客データの形式が変更になります。

ご利用中の場合は早めに新形式へ移行することが推奨のようなので要確認です!
参考:「【ディスプレイ広告】顧客データ連携における従来形式の終了について」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250521/
参考:「【ディスプレイ広告】顧客データ連携時の形式変更について」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250324/
検索広告、キャンペーン一覧画面でグラフ表示エリアにもフィルター適用が可能に


画像参照元:「【検索広告】グラフ表示エリアへのフィルター適用機能を追加」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250522/
- 検索広告アカウント広告管理ツールキャンペーン一覧画面で設定したフィルター条件がグラフ表示エリアに適用可能に
- [フィルター適用]のオン・オフでグラフに対してもフィルター条件を適用できる

検索広告のキャンペーン一覧画面で、フィルター条件の設定をグラフ表示エリアにも適用できるようになるそうです。
参考:「【検索広告】グラフ表示エリアへのフィルター適用機能を追加」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250522/
YDA、入札戦略「コンバージョン価値の最大化」正式提供開始
- 2025年2月からβ版で提供されていた入札戦略「コンバージョン価値の最大化」の正式版の提供を開始
- β版からの仕様変更はなし

β版で提供中の入札戦略「コンバージョン価値の最大化」の正式版の提供を開始するとのこと。

機能の詳細は2025年2月のツキイチをどうぞ。
参考:「【ディスプレイ広告(運用型)】入札戦略「コンバージョン価値の最大化」正式提供開始のお知らせ」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250520/
参考:「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)入札戦略「コンバージョン価値の最大化」正式版の提供開始(PDFファイル)」
https://yahoo.jp/mx8RPn
参考:「【ディスプレイ広告(運用型)】入札戦略「コンバージョン価値の最大化」(β版)の提供開始」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250205-01/
検索ショッピング広告、書籍やDVDの販売制限を解除
- 実施日(予定):2025年6月3日(日)
- 概要
- 検索連動型ショッピング広告(SSA)で以下のカテゴリの販売制限を解除
- CD、音楽ソフト
- DVD、映像ソフト
- 書籍、電子書籍(本、雑誌、コミック)
- ゲームソフト
- 実施日以降SSAで上記カテゴリの広告掲載が可能に
- Yahoo! JAPAN商品情報掲載で上記カテゴリーの商品を掲載中かつSSAの商品グループに含まれる場合は実施日以降自動で広告掲載が開始
- 掲載可能カテゴリ配下の商品でもアダルト・ギャンブル等に相当する内容は掲載できない
- 検索連動型ショッピング広告(SSA)で以下のカテゴリの販売制限を解除

検索連動型ショッピング広告で書籍やDVD等の販売制限が解除されるそうです。

アダルトカテゴリ・ギャンブルカテゴリなどに該当する商品は変わらず掲載不可ですが、一般の書籍やDVD等は掲載可能になるようです。
すでにYahoo! JAPAN商品情報掲載で掲載されており、SSAの商品グループに含まれている場合は広告への掲載も自動でスタートするそうです!
参考:「【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告で書籍、DVDなどの販売制限を解除」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250528/
MCCライブラリーの画像をディスプレイ広告で利用可能に
- MCCアカウントのライブラリーにアップロードした画像が下記でも利用可能
- Yahoo!広告 検索広告アカウント ←前から
- Yahoo!広告 ディスプレイ広告アカウント ←NEW!

MCCライブラリーに追加した画像が、ディスプレイ広告からも利用可能になるそうです。

検索広告では以前から使えていましたが、ディスプレイ広告でもできるようになりました。
参考:「【Yahoo!広告】MCCライブラリーの画像をディスプレイ広告から利用可能に」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250528-01/
Meta広告の最新情報

Metaがクリエイターとブランド向けの新たなソリューションを発表 —— トレンド中リール隣接広告 ほか
- Instagramリールでトレンド中リール隣接広告をテスト中
- Instagramクリエイターマーケットプレイスのトレンド
- Facebook/Instagram、パートナーシップ広告に新フォーマット
- Facebookリール動画拡張の導入を開始
- Threads動画広告をテスト中

Meta広告の今後リリース予定の機能が発表になりました。一個ずつ見ていきましょう!
参考:「IAB NewFronts 2025: Metaがクリエイターとブランド向けの新たなソリューションを発表」
https://www.facebook.com/business/news/meta-at-iab-newfronts-2025
参考:「Meta Outlines Facebook, Instagram and Threads Ad Updates at NewFronts 2025」
https://www.socialmediatoday.com/news/meta-announces-threads-video-ads-creator-collaborations/747619/
Instagramリール隣接広告のテスト
- トレンド中のリール動画に対してシームレスに広告を出稿できる新しい短尺動画ソリューションをテスト中
- 広告は全体トレンドの上位やトピック別トレンドの上位から選択可能
- ブランドセーフティとブランド適合性の各種コントロールが適用される

トレンド中のリール動画に広告を出稿できる機能をテスト中とのことです。

全体のトレンドやトピック別のトレンドの上位から、表示先を選択できるようですね。ブランドセーフティなどもコントロールしつつ、話題のコンテンツに広告が出せるとのことです。
Instagramクリエイターマーケットプレイスのトレンド機能をテスト
- リアルタイムのインサイトやトレンドを確認できる機能をテスト中
- 旬な話題に合わせたパートナーシップ広告キャンペーンのクリエイターコンテンツを作成できる
- 機能概要
- Instagramリールでトレンドの話題をAIで特定
- さまざまな指標に基づいてランキング化
- 上位リールコンテンツとおすすめクリエイターを提案
- また、今後Instagramのブランド向けにクリエイターコンテンツをおすすめする機能がFacebookにも拡大予定

Instagram上で、広告主がトレンドに合わせたクリエイターとコラボしやすくなるようなトレンド機能をテストしているようです。
Facebook/Instagram、パートナーシップ広告に新フォーマット


画像参照元:「IAB NewFronts 2025: Metaがクリエイターとブランド向けの新たなソリューションを発表」
https://www.facebook.com/business/news/meta-at-iab-newfronts-2025
- パートナーシップ広告のヘッダーにパートナーの名前のみを表示できる新機能をリリース
- Facebook/Instagram広告のヘッダーにパートナーの名前だけを表示できる
- クリエイターの持つブランド力を活かせる
- Facebook Liveパートナーシップ広告のテスト
- 広告主がクリエイターと組んでライブ動画を広告として配信可能に
- ユーザー作成のコンテンツを宣伝する選択肢を提供

パートナーシップ広告に新フォーマットが登場!
パートナーとなるクリエイターの名前を広告上部に表示でき、クリエイターのブランド力を活かせるとのことです。
また、広告主がクリエイターと組んでライブ動画を広告として配信するFacebook Live パートナーシップ広告もテストされています。
Facebookリール動画拡張の提供開始


画像参照元:「IAB NewFronts 2025: Metaがクリエイターとブランド向けの新たなソリューションを発表」
https://www.facebook.com/business/news/meta-at-iab-newfronts-2025
- 動画アセットのパフォーマンス向上のため、動画フレーム1枚1枚の写っていない部分を生成してアスペクト比を拡張できる機能

リール動画のアスペクト比を、背景を拡張して変更できる機能がリリースされるようです。

動画フレームの1つ1つで背景拡張して、滑らかな動画にしてくれるとのこと。異なるアスペクト比の動画を作るのは手間なので、綺麗に作ってくれるのであればかなり便利そうですね。
Threads動画広告をテスト
- 一部の広告主向けにThreads動画広告をテストへ
- フィードのオーガニックコンテンツの間に16:9 or 1:1の動画広告クリエイティブが配信される

Threads広告で、一部広告主向けに動画広告のテストが行われているようです。
Microsoft広告の最新情報

Ads StudioがMicrosoft Advertising Editorでも利用可能に


画像参照元:「Ads Studio in Editor and other product updates for May | Microsoft Advertising」
https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2025/ads-studio-in-editor-and-other-product-updates-for-may
- Microsoft Advertising EditorでクリエイティブツールAds Studioが利用可能に
- 以下の機能がAds Studioに統合
- Copilotの画像
- 背景等の生成機能
- 画像編集機能
- アセットレベルのパフォーマンス分析機能
- ブランドキットを作成するとブランドガイドラインに基づいたアセットを作成できる
- フォント
- カラー
- ロゴ
- 画像 などが設定可能

AI搭載のクリエイティブツール「Ads Studio」がブラウザの管理画面だけでなく広告エディターで利用可能になるとのことです。

Microsoft広告のクリエイティブ機能がAds Studio内に統合されるとのことですね。
また、ブランド用のキットを作成するとガイドラインに基づいたアセット生成も可能とのこと。便利そうですね!
参考:「Ads Studio in Editor and other product updates for May | Microsoft Advertising」
https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2025/ads-studio-in-editor-and-other-product-updates-for-may
オーディエンス広告のロゴとCTAが追加可能に
- オーディエンス広告で、ネイティブ広告に以下の追加が可能に
- ビジネスロゴ
- CTA

オーディエンス広告で、ネイティブ広告にビジネスロゴやCTAの追加が可能になりました。

エンゲージメント向上などが見込めるとのことです。
参考:「Ads Studio in Editor and other product updates for May | Microsoft Advertising」
https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2025/ads-studio-in-editor-and-other-product-updates-for-may
オーディエンス広告に新しい診断ツール

画像参照元:「Ads Studio in Editor and other product updates for May | Microsoft Advertising」
https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2025/ads-studio-in-editor-and-other-product-updates-for-may
- オーディエンス広告のキャンペーン概要タブに診断ツールが導入
- 以下についてリアルタイムヘルスチェックができる
- キャンペーン設定
- 課金
- 編集
- 入札戦略
- コンバージョン
- ワンクリックで問題を解決できる

オーディエンス広告の状況をリアルタイムにチェックできる診断ツールが登場しました。
参考:「Ads Studio in Editor and other product updates for May | Microsoft Advertising」
https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2025/ads-studio-in-editor-and-other-product-updates-for-may
ネイティブキャンペーンに動画アセットが追加可能に

画像参照元:「Ads Studio in Editor and other product updates for May | Microsoft Advertising」
https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2025/ads-studio-in-editor-and-other-product-updates-for-may
- ネイティブキャンペーンに動画アセットを追加可能に
- 動画アセットを追加することでMicrosoft Advertising Network 全体のより多くの配信面でリーチできる

ネイティブキャンペーンに動画アセットを追加可能になるそうです。

より多くの配信面でリーチできるようになるとのことです。
参考:「Ads Studio in Editor and other product updates for May | Microsoft Advertising」
https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2025/ads-studio-in-editor-and-other-product-updates-for-may
スマートキャンペーンがまもなくPMAXにアップグレード
- スマートアシストキャンペーンがPMAXにアップグレードされる予定
- 5月中旬スタート、数週間で完了
- Google広告からインポートされたスマートキャンペーンは現時点ではアップグレードなし

以前から発表されていましたが、5月からスマートアシストキャンペーンが順次PMAXにアップグレードされています。

Google広告からインポートされたものについてはアップグレードされないのでそこだけ要注意です!
参考:「Ads Studio in Editor and other product updates for May | Microsoft Advertising」
https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2025/ads-studio-in-editor-and-other-product-updates-for-may
LINE広告の最新情報

「LINE Creative Lab」、生成AIによるテキストからの画像生成機能提供開始

画像参照元:「ビジネス用クリエイティブツール「LINE Creative Lab」で、生成AIによるテキストからの画像生成機能を提供開始」
https://www.lycbiz.com/jp/news/20250519/
- テキストプロンプトから生成AIが画像を作成する機能がLINE Creative Labに登場
- 生成した画像は広告クリエイティブの背景やイメージとして利用でき、連携されているLINE広告・Yahoo!ディスプレイ広告・LINE公式アカウントで利用可能
- プロンプトを入力し、画像サイズや画像スタイルを設定して生成可能
- 本機能を含む画像生成AI機能の利用は1アカウントにつき、1カ月最大30回

LINEヤフーのクリエイティブ作成ツール「LINE Creative Lab」でテキストプロンプトによる画像生成ができるようになるそうです。

画像生成機能の利用は1アカウントにつき1ヶ月30回までとのこと。
画像生成って思った通りの画像を出すのに結構調整が必要なイメージがあるので、簡単に使い切りそうな上限ではある。
参考:「ビジネス用クリエイティブツール「LINE Creative Lab」で、生成AIによるテキストからの画像生成機能を提供開始」
https://www.lycbiz.com/jp/news/20250519/

さて、続いては日常でも使えるSNSの新機能・新情報をお届けするSNSアップデートハンターのお時間です!
N丸くんよろしくね!


今月もMetaやX(旧Twitter)から気になる話題をお届けします!
日常で使える!? Metaの最新情報
Intagram、DMに新機能 オーディオクリップの文字起こし 他
Threadsで見る
- Instagram DMに新機能が追加
- オーディオクリップの内容がどんな状況でも確認しやすいように文字起こしできるように
- オーディオクリップの最大の長さを1分→5分に延長
- 現在は一部のユーザーを対象にテスト中、今後全ユーザーに拡張予定
- グループチャット内にクイックフォロー機能が追加
- 参加者全員をフォロー可能に

InstagramのDMに新機能が登場し、オーディオクリップの文字起こしが可能になるようです。

音が聞けない場面にとりあえずチェックしたい!という場合などに便利そうですね。
参考:「Instagram Adds New DM Options, Including Voice Clip Transcription」
https://www.socialmediatoday.com/news/instagram-adds-voice-message-dm-transcription-longer-clips/748937/
Instagram、パスコード付きの隠しリール機能の提供開始
- パスコードを入力しないと閲覧できないロック機能付きリールをテスト中の模様?
- 映画のクリップをパスコード付きリールで公開していたが、現在は閲覧できない
- 現在は選ばれたクリエイターのみのテスト段階とのこと

Instagramでパスコード付きのリールのテストを行っているようです。

実際のパスコード付きリールは現在非公開になっているようですが、一部のユーザーだけにリールを見せることができるのはいろんな使い方ができそうですね!
参考:「Instagram Launches First Official Use of Unlockable Reels」
https://www.socialmediatoday.com/news/instagram-launches-lockable-reels-secret-code/747440/

パスコードは「〇〇」←一部の人にしか伝わらないヒント
みたいなやつをインスタでも見ることになるのだろうか。
Edits、編集機能がアップデート —— テキストアニメーションんやフィルターなど
Threadsで見る
- Editsから早速新機能のアップデートがいろいろ
- アップデート内容
- 50種類のテキストアニメーション
- フィルター
- Instagramなどにアップされ、表示された場合のセーフゾーン(ボタン等が被らないエリア)と配置ガイドの追加 など

Metaからリリースされた動画編集アプリ「Edits」の新機能です。

テキストアニメーションやフィルターなどなど、いろんなことができるようになりそうです。
今後のアップデートも楽しみですね!
参考:「Edits Adds More Video Editing Tools, Including Text Animations and Filters」
https://www.socialmediatoday.com/news/edits-adds-more-video-editing-options-auto-captions-text-effects/747582/
日常で使える!? Xの最新情報
4K動画のアップロードに対応へ
- Xで4Kの動画をアップロード可能に
- X Premiumに加入が必要らしい

X上に4K動画のアップロードが可能になるとのこと。

プレミアム会員限定です。
参考:「X Rolls Out Support for 4K Video Uploads」
https://www.socialmediatoday.com/news/x-formerly-twitter-enables-4k-video-uploads/748314/

アプリの下部の動画タブとGrokタブ、邪魔だから消してくれないかな……邪魔……
まとめ(エンディング)

今月も気になる話題が盛りだくさんでしたね。

また、今月からスタジオもわたしたちも装いも新たになりましたが、いかがでしたでしょうか。
番組は6年目に突入いたしますので、今後とも末長く応援よろしくお願いいたします!

よろしくお願いいたします!
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この記事を書いた人

2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。パーソナルカラーはイエベ春。
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