【2025年最新版】リスティング広告のやり方を手順付きで丁寧に解説!

2024年09月24日

2025年01月07日

本記事では「リスティング広告のやり方」をキャプチャ付きで解説します。

代表的な媒体であるGoogle広告の始め方を丁寧に解説していきます。

「リスティング広告を出稿してWeb集客をしたいけど、やり方が分からない。」と悩んでいませんか?
0からアカウントを作成して、リスティング広告を始めるのは、なかなか難しいと感じますよね。

以下のようなお悩みがある方は、ぜひこの記事を参考にリスティング広告を始めてみてください。

  • リスティング広告を出稿したいけど、やり方が分からない
  • やり方・始め方を詳しく知りたい
  • 見るだけでやるべきことが分かる記事が読みたい

リスティング広告を始めるにあたって必要なことの全体像と手順を解説していきます。

リスティング広告の効果や種類なども一緒に解説しますので、リスティング広告のやり方がすぐに知りたい方は「リスティング広告のやり方を解説」までスキップしてください。

リスティング広告とは?

リスティング広告とは、ユーザーが検索するキーワードに基づいて、GoogleやYahoo!JAPANといった検索エンジンの検索結果画面に掲載されるテキスト広告です。

検索結果の上から3つほど、左上に「スポンサー」と記載されたものがリスティング広告です。
※厳密には検索結果下部にも表示されています。

検索語句に連動して広告文や説明文が表示されるため「検索連動型広告」とも呼ばれています。

リスティング広告で見込める効果は?

リスティング広告は、商品やサービスに関連を持ち、能動的に調べている顕在層にあたるユーザーに配信ができるため、費用対効果を高めやすいという特徴があります。

Web広告には、「リスティング広告 = 検索連動型広告」以外にも、ディスプレイ広告、SNS広告などがありますが、リスティング広告でアプローチできるユーザーが最も購買意欲が高い顕在層と考えることができます。

顕在層ユーザーはリード獲得だけでなく、お問い合わせの質が高く、サービス継続率が高いなどの傾向があるため、Web広告での集客に取り組む場合は、積極的に実施するべき手法になります。

リスティング広告の種類は何がある?

見込める効果が高いとはいえ、自社にとって最適なリスティング広告の媒体選定は重要になります。

リスティング広告を始める前に、リスティング広告にはどのような種類があり、自社に適している配信媒体は何かを整理してみましょう。

「リスティング広告の種類」については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。

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リスティング広告のやり方を解説

リスティング広告 やり方の全体象
リスティング広告の配信を開始するまでの7ステップを示した図

リスティング広告の配信を開始するまでには、大きく分けて7つのステップがあります。

①広告アカウントを開設する
②お支払い方法を設定する
③アカウント構成を考える
④キャンペーンを作成する
⑤広告文・キーワードを考える
⑥広告文・キーワードを入稿する
⑦効果計測の設定をする

まずは広告アカウントを開設し、支払い方法を設定します。次に実際に配信する際のアカウント構成や広告文、どういったキーワードに対してリスティング広告を出すか、を考えていきます。

その後で、実際に広告の管理画面上で作成した広告文や選定したキーワードを「入稿」していきます。

最後に、広告の効果計測のために必要な計測設定を整えたら配信の準備が完了となります。

以下、それぞれ順に詳しくやり方を解説していきます。

①広告アカウントを開設する

まずは広告アカウントを開設します。

リスティング広告の最も代表的な媒体である「Google広告」での開設方法を紹介していきます。

Google広告のアカウント開設ページのキャプチャ

Google広告のアカウント開設ページより「今すぐ開始」をクリックして、Google広告の管理画面に進んでいきます。

Google広告アカウント開設ページ

②お支払い方法を設定する

広告アカウントが開設できたら、Google広告のお支払い情報を設定していきます。

管理画面のサイドバーから「料金」>「お支払い設定」と進み、画面の手順に沿って設定していきます。

Google広告のお支払い方法設定画面

Google広告では、クレジットカードもしくはデビットカードが設定可能ですので、支払いに設定したいカードの情報を入力していきます。

お支払い方法についての詳細は下記ヘルプページを参照ください。

参照:Google広告のお支払い方法について

ここまでで、広告配信に使用するアカウントの作成と、基本的な整備は完了です。

③アカウント構成を考える

広告アカウントの開設とお支払い方法の設定ができたら、必要な準備として、どのような配信を想定して広告アカウントを作っていくか、ということを考えていきます。

広告文やキーワードを考える前に、もう少し大きな枠として「アカウント構成」を考えていきます。

リスティング広告のアカウント階層を示した図

リスティング広告のアカウントの中は、上記の図のように3つの階層に分けられています。

広告アカウントの中に「キャンペーン」があり、その中に「広告グループ」があり、その中に「広告」「キーワード」を入稿していくといったイメージです。

それぞれの階層で設定できる項目が決まっているので、それぞれ整理していきましょう。

  • キャンペーン・・・キャンペーン目標、入札戦略、1日の予算、地域、配信の曜日・時間帯
  • 広告グループ・・・対象の性別、年齢、世帯年収
  • 広告・・・広告文、説明文、リンク先、表示パス
  • キーワード・・・リスティング広告をどの検索キーワードに対して配信するか

赤字で記載しているものは、リスティング広告を配信する商品やサービスによって異なるため、まずはこのターゲットの基本属性を整理しておきましょう。

「キャンペーン目標、入札戦略」については、設定していく中でGoogleの推奨に従えば問題ないでしょう。
1日の予算については、工面できる予算を月の配信日で日割した金額で良いです。

広告文の作成、キーワードの選定については、後ほど解説していきます。

④キャンペーンを作成する

管理画面のサイドバーにある「キャンペーン」階層からキャンペーンを新規作成していきます。

▼「+」マークをクリックし、キャンペーンを新規作成

Google広告のキャンペーン作成画面

▼「新しいキャンペーン」からキャンペーンを新規作成する

新しいキャンペーンを選択

▼キャンペーン目標を選択する

キャンペーン目標を選択する画面

後ほどキャンペーンタイプを選択する際に「検索」を選ぶので、ここは「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」で問題ないです。

▼キャンペーンタイプを選択する

キャンペーンタイプを選択する画面

キャンペーンタイプは「検索」を指定して、検索広告を作成していきます。

▼「コンバージョン目標」「目標とする成果」「キャンペーン名」を設定する

コンバージョン目標と目標とする成果とキャンペーン名を設定する画面

「コンバージョン目標」は後ほど解説する効果計測の後になるので、スキップで問題ないです。
②目標とする成果については「ウェブサイトへのアクセス」で問題ないです。
③キャンペーン名は設定後も変更可能なので、現時点での分かりやすい名前を付ければよいです。

▼入札戦略と単価を設定する

入札単価を設定する画面

「リスティング広告を配信して得たい成果は何ですか?」という意味なので「コンバージョン」のままで良いです。目標コンバージョン単価についても、設定すると配信が抑制されてしまうため、初期設定ではチェックなしで良いでしょう。

コンバージョンとは「お問い合わせ」「資料請求」「購入」「登録」などのユーザー行動、いわゆる広告成果を指します。

▼キャンペーン設定を行う

キャンペーン設定ですが、赤枠で囲った部分は注意が必要です。

キャンペーン詳細を設定する画面

ディスプレイネットワークはデフォルトでチェックが入っていますが、広告配信が広がりすぎてしまい、成果に悪影響があることが多いため、外しましょう。

地域については、デフォルトで「すべての国と地域」になっているため、日本もしくは指定の地域を設定しましょう。

▼キャンペーンのオプション設定

キャンペーンのオプション設定

こちらの設定は、そのまま触らずで大丈夫です。次へ進みましょう。

▼キーワードとアセットの生成

キーワードとアセットの生成画面

こちらは広告のリンク先になるサイトから自動でキーワードと広告文を生成してくれる機能ですが、現在は英語でのみサポートとなるため、スキップで問題ないです。


ここまででがキャンペーンの設定で、このまま「広告グループ」「キーワード」「広告」の設定が続きます。

▼広告グループ名を設定する

広告グループの設定画面

少し見つけにくいですが「広告グループ1個」と書いてあるところで、広告グループ名が設定できます。

作成後の変更もできますので、現時点での任意の名前を設定しましょう。

▼広告の設定

広告の設定画面

このまま「広告」の設定が続きますが、広告文や説明文を作成していない段階なので、ここは空欄のままで問題ないです。後ほど広告文とキーワードは考えていくので、「次へ」と進んでしまいましょう。

▼予算を設定する

1日の予算の設定画面

キャンペーンの1日あたりの予算を設定できます。

1日の予算はキャンペーン作成後、配信開始後でもいつでも変更できるため、概算の予算を仮で設定しておきましょう。


ここまででキャンペーンの初期設定は完了です。
「キャンペーンを公開」をクリックし、キャンペーンを作成しましょう。

ここで1つ注意なのは、公開したキャンペーンは必ず「一時停止」にしましょう。

▼キャンペーンを「一時停止」にする

キャンペーンの一時停止方法
一時停止状態になったキャンペーン

緑マークの「有効」のままだと、配信が開始されてしまいます。

配信開始はすべての設定や広告文・キーワードを設定した後にしましょう。

広告文・キーワードを考える

キャンペーンが作成できたら、続いて「広告文」「キーワード」を考えていきます。

広告文の作成

リスティング広告は主に「最終ページURL(広告のリンク先)と表示パス」「広告見出し」「説明文」の3つの要素から構成されており、これらの設定が必須になります。

検索結果でのリスティング広告の見え方

①最終ページURL(広告のリンク先)と表示パス
②広告見出し
③説明文

最終ページURLは広告をクリックした際に遷移するリンク先ページで、表示パスはURLの後ろに付く文字列です。

広告見出しは「広告見出し1 - 広告見出し2」というように、組み合わされて表示されます。
広告見出しは半角30文字以内で、最大15個まで設定することができるため、様々なバリエーションのものを用意するのがおすすめです。

説明文は広告見出しよりも長い文字数を入れることができ、広告見出しの下に1つもしくは2つ表示されます。
説明文は半角90文字以内で、最大4個まで設定できます。

広告文を作成する際は、文字数が分かるシートを活用すると便利なので、以下よりダウンロードして、ぜひ使ってみてください。

レスポンシブ広告の広告文作成シートのキャプチャ

▼レスポンシブ広告_広告文作成シート:コピー用URL

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1FjZW2CEQn98qPLl-B_d6cWyT7iEJhNrY4CQB4LG8W3s/copy

キーワードの作成

キーワードはユーザーが検索した際にリスティング広告を配信したい語句やフレーズです。

自社の商品やサービスに関連したキーワードを選定しましょう。軸キーワードをいくつか決めて、掛け合わせるキーワードを考えていくと決めやすいです。

例えば、自社の商品が「スニーカー」の場合は「スニーカー」「靴」「ランニングシューズ」などを軸キーワードとして、「価格」「おしゃれ」「メンズ」などを掛け合わせていくイメージです。

軸キーワード
(自社商品・サービスのメインキーワード)
掛け合わせキーワード
(ユーザーが調べる掛け合わせのキーワード)
スニーカー価格
おしゃれ
ランニングシューズメンズ

「スニーカー 価格」「スニーカー オシャレ」のようにユーザーが検索した際に、広告が表示されるといった仕組みです。

リスティング広告のキーワードは関連する検索に対しても広がりを持つため、キーワードの入れすぎには注意しましょう。また、少なすぎても広告表示が適切にできないこともあるため、検索ボリュームを考慮すると良いでしょう。

⑥広告文・キーワードを入稿する

広告文、キーワードが固まったら、実際に管理画面に入稿していきましょう。

キーワードの入稿方法

管理画面のサイドバーの「オーディエンス、キーワード、コンテンツ」>「検索キーワード」>「+」マークをクリックし、キーワードを追加していきます。

Google広告のキーワードの入稿画面

▼リスティング広告を配信するキーワードを入力していく

キーワードの入稿画面

入力ができたら「保存」しましょう。下のキーワード一覧に反映されていればOKです。

広告文の入稿方法

サイドバーの「広告」階層から、キーワード同様に「+」マークをクリックし、広告を入稿していきます。

Google広告の広告を追加作成する画面

▼レスポンシブ検索広告を作成する

レスポンシブ検索広告を選択

▼広告のリンク先、表示パス、広告文を入稿していく

レスポンシブ検索広告の入稿画面

①広告のリンク先URLを入稿する
②広告のリンク先URLの後に付く表示パスを入稿する
③広告文を入稿する

説明文の入稿画面

④説明文を入稿する
⑤サイトリンクオプションが入稿できますが、ここは触らずに「広告を保存」する

サイトリンクオプションを含む「アセット(旧:広告表示オプション)」は広告入稿画面ではなく、管理画面のサイドバーのアセットより入稿が可能です。

設定が望ましいものの、必須の設定ではないため、詳細が気になる方は下記記事を参照ください。

Google 広告、広告表示オプションの設定方法や特徴、成果の確認方法

出典:アナグラム株式会社『アナグラムのブログ』

ここまでで、リスティング広告の配信を開始する準備は整いました。

最後に、広告配信後の効果測定のための設定をしていきます。

⑦効果計測の設定をする

広告は配信して終わりではなく「お問い合わせ」「資料請求」「購入」「登録」などのコンバージョンに繋げることが目的です。

効果測定のやり方は、大きく以下の2通りあります。

①Webサイトに直接コンバージョントラッキングコードを追加する
②Google Tag Manager(GTM)を使用して、コンバージョンタグを追加する

①はGoogle広告の管理画面でコンバージョンを作成し、媒体発行のコードを直接Webサイトの<head>タグに記述するため、サイトのコードが触れる必要があります。

②はGoogle Tag Manager(GTM)と呼ばれるタグ一元管理ツールを使用し、その中でコンバージョンタグを設定するというやり方です。

コンバージョン設定をすることで、媒体の自動最適化かかり、よりコンバージョンに繋がりやすいユーザーへ配信が強化されるなど、多くのメリットがあります。

広告を配信する際は、費用対効果を上げるためにも効果測定を行いましょう。

計測した広告の効果を可視化・分析する際には、広告レポート自動化ツールの活用もおすすめです。

広告レポート自動化ツールなら、リスティング広告やその他のWeb広告のデータを毎日自動で収集できるため、効果分析に必要なレポート作成工数を大幅に削減できます。

代表的な広告レポート自動化ツール「Databeat」>>https://www.data-be.at


ここまでがリスティング広告の配信を開始するまでの7ステップになります。

一時停止のキャンペーンを「有効」にして、設定したキーワードに対してリスティング広告の配信を開始しましょう。

リスティング広告の費用はどう決める?

ここまでリスティング広告のアカウント開設~配信開始までを解説してきました。

リスティング広告の運用で成果を出すためには、費用設計が大切です。

費用はどれくらい用意したらいいの?という方に向けて、リスティング広告の費用の考え方を紹介します。

必要な予算については、商材やサービス、事業フェーズ、広告目的など様々な要素によって異なります。

一般的には月20~50万円程と言われていますが、まとまった金額をリスティング広告に投資できて、広告に注力している大手企業の場合は、月数百万円~数千万円にまでなります。

リスティング広告に最低出稿金額はないため、10万円未満の少額でスタートすることも可能です。

しかし、配信量が少なすぎると、成果の検証がしにくかったり、改善策の実施が難しい場合が多いため、少なくとも10万円以上は確保することをおすすめしています。

リスティング広告の予算の決め方や相場について詳しく知りたい方は下記の記事をぜひ参考にしてください。

【2025年最新】リスティング広告の費用|費用相場や予算の決め方を分かりやすく解説!
リスティング広告の費用はどう考える?相場や予算の決め方を丁寧に解説します。

 2024年8月26日【2025年最新】リスティング広告の費用|費用相場や予算の決め方を分かりやすく解説!

広告代理店に依頼するのも有効な手

ここまで、リスティング広告の代表的な媒体であるGoogle広告のやり方を解説してきました。

リスティング広告のアカウント開設~広告文作成、効果計測など、トータルで考えた場合、プロである広告代理店に依頼するのも有効な手段と言えます。

なぜなら、媒体選定からアカウント構成、広告文・キーワード選定など、一口にリスティング広告といっても、対応しなければならないことは多岐に渡るためです。

特に、最後に紹介した広告の効果計測は自力で設定するのは非常に難しいため、リスティング広告を配信するにあたっての障壁となってしまう方も多いのではないでしょうか?

また、配信後の分析や競合調査、運用改善など広告成果を上げるために取り組むべきことは次から次へと出てきます。

そういったリスティング広告に関わる業務を代行してくれるのが、広告代理店であるため、リスティング広告を出稿したい場合は、広告代理店に依頼するのも有効な手段と言えます。

リスティング広告のことで少しでもお困りの方は、ぜひ弊社にお気軽にご連絡ください。
貴社にとってベストな広告提案と、成果に繋がる広告運用でサポートさせていただきます。

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