UI(ユーザーインターフェース)とは?UXとの違い、最新トレンドも解説!

2023年11月01日

2024年07月10日

このブログでは、あなたがよく使うウェブサイトやアプリの中で出会うUIの役割や重要性について、簡単に解説していきます。また、UIがどのようにユーザー体験(UX)に影響するかもお伝えします。

UI(ユーザーインターフェース)とは?

UI(ユーザーインターフェース)は、アプリ、ウェブサイトなどでユーザーが直接触れる部分です。これにはボタン、テキスト、画像、スライダー(スライドショーの埋め込み)など、ユーザーが操作するすべての要素が含まれます。良いUIは直感的で、ユーザーが製品を簡単かつ効率的に使用できるようにデザインされています。簡潔さ、視認性、アクセシビリティがUIデザインの重要な要素です。ユーザーが迷わずに目的の操作ができるように、UIは慎重に計画され、デザインされる必要があります。

UX(ユーザーエクスペリエンス)との違い

UI(ユーザーインターフェース)UX(ユーザーエクスペリエンス)は、しばしば混同されますが、異なる概念です。UIは前述の通り、ユーザーが直接触れるボタン、テキスト、画像などの視覚的要素の設計を示します。これに対し、UXはユーザーの全体的な「体験」を指します。つまり、ウェブサイトやアプリケーションを使う際にユーザーがどのように感じ、どのように反応するかを考慮した設計であると言えます。

UIはUXの一部と見なすことができます。良いUIは直感的で使いやすいですが、それだけでは十分なUXを提供しているとは限りません。優れたUXはユーザーのニーズを満たし、使いやすく、ストレスの少ない体験を提供します。これには、ウェブサイトの速度、使いやすさ、必要な情報を含んでいることなど、多くの要素が関わってきます。

例えば、美しくデザインされたボタン(UIの要素)があっても、そのボタンがユーザーにとって見つけにくい場所に配置されていたり、クリック後に求められた情報に直接つながらない場合、UX的にはにはマイナスの要素になります。逆に、デザインがシンプルでも、ユーザーの目的を迅速かつ効率的に達成できるUIは、優れたUXを提供します。

したがって、UIはユーザーが「見るもの」、UXはユーザーが「感じるもの」と考えることができます。優れたUIは良いUXに必要な条件ですが、真のユーザーエクスペリエンスはそれ以上のものが求められます。ユーザーの期待を超える体験を提供し、彼らが繰り返し利用したいと思うようなウェブサイトやアプリを構築するためには、UIとUXの両方を総合的に考慮することが不可欠です。

UIの重要性

良いUIは、製品やサービスに対して肯定的な印象を与えます。前述の通り、UIの設計は、単にボタンの配置や色の選択にとどまらず、UXに影響を及ぼします。つまり、製品やサービスの成功に直接的な影響を与えることになります。

UIは製品やサービスに対するユーザーの第一印象を決定します。人は視覚情報を非常に速く処理するため、直感的で美しいUIはユーザーを引き付ける力を持っています。この第一印象が良ければ、ユーザーはより深く製品やサービスを知りたくなる傾向があります。また、使いやすいUIは、ユーザーの操作におけるストレスや誤操作を減らし、サービスの全体的な評価を向上させます。これは特に、複雑なタスクや多くのデータを扱うアプリケーションにおいて重要です。明確かつ効果的なUI設計は、エラーの発生率を低減させ、ユーザーが目的を達成するために必要な時間を短縮します。これは、特にビジネス環境や高速な意思決定が必要な状況において価値があります。

UIはまた、ブランドイメージを構築し、強化する重要な要素になります。視覚的に一貫性のあるプロフェッショナルなデザインは、信頼性と信用を築くのに役立ちます。加えて、UIの設計は、アクセシビリティの面でも重要です。障害を持つユーザーも含め、より広範なユーザー層にアクセス可能な製品を提供することは、CSR(社会的責任)の観点からも重要です。これには、ユニバーサルデザインを取り入れた配色などが含まれます。

UIとLP(ランディングページ)との関係

UI(ユーザーインターフェース)とLP(ランディングページ)は、Webマーケティング戦略において互いに密接に関連しています。LPの成功は、そのUIの質に大きく依存しています。LPの主目的は、ユーザーを特定のアクション(例えば、購入、登録、お問い合わせなどのコンバージョン)に導くことです。この目的を達成するためには、UIが使いやすく、直感的であることが必要です。

LP上のUI要素には、テキスト、画像、フォーム、ボタン、ナビゲーションバーなどが含まれます。これらの要素は、ユーザーに必要な情報を伝え、適切なアクションを取るよう促す役割を果たします。例えば、目立つCTA(コール・トゥ・アクション)ボタンは、ユーザーを目的のアクションに導くために極めて重要です。また、フォームの設計や使いやすさも、リード(見込み顧客)の獲得や問い合わせの増加に直結します。

しかし、単に目立つUI要素を用いるだけでは不十分です。LPのUIは、ブランドのイメージやメッセージを伝え、ユーザーに信頼感を与える必要があります。デザインの一貫性、配色、フォント、正規ロゴの使用などは、ブランドの専門性と信頼性を伝える上で重要な役割を果たします。また、ページの読み込み速度やレスポンシブデザイン(異なるデバイスに対応した柔軟なデザイン)のような技術的な側面も、UIの一部として重要です。これらはUXに影響を与え、最終的なCVR(コンバージョン率)に影響を及ぼします。

つまり、LPのUIは、ユーザーがブランドや商品に対して持つ第一印象を形成し、ユーザーのアクションに直接影響を与える重要な要素です。ユーザーを惹きつけ、彼らが期待する体験を提供するためには、効果的なUIデザインが不可欠です。

UI設計の最新トレンド

UI設計の世界は常に進化しています。例として、以下のようなトレンドが挙げられます。

音声UIの進化:音声UIは、音声認識技術を利用してハンズフリーでのUIを可能にします。Amazon Alexaに代表されるスマートスピーカーの普及に伴い、音声UIの重要性が高まっています。ユーザーは手を使わずに音声コマンドで操作できるため、アクセシビリティが向上し、より自然なUXが提供されます。UI設計者は、音声によるナビゲーションや検索、コマンド実行などを考慮したデザインを行う必要があります。


モーショングラフィックスの活用:モーショングラフィックスは、アニメーションや動的な要素を取り入れたデザインです。これにより、ユーザーの注意を引きつけたり、アプリケーションやウェブサイトのナビゲーションを直感的にしたりすることができます。例えば、ボタンが押されたときのアニメーションや、ページ間のスムーズな遷移などがあります。モーショングラフィックスは、ユーザー体験を豊かにし、インタラクションをより楽しくすることができます。


スクローリーテリング:ユーザーに画面をスクロールさせるデザイン手法です。このデザイン手法では、ユーザーがスクロールすることでストーリーが展開し、視覚的に魅力的なコンテンツを楽しむことができます。例えば、自社Webサイト上で製品の特徴や企業の歴史をスクロールに沿って順序良く展開することで、ユーザーの関心を引きつけ、情報を効果的に伝えることができます。この手法は、エンゲージメントを高めるのに特に有効です。


ミニマルデザイン:ミニマルデザインは、余計な要素を排除し、必要な情報のみを提示するデザイン手法です。この手法は、クリーンで洗練された外観を提供し、ユーザーが情報を迅速に理解し、目的のアクションに集中することを可能にします。ミニマルデザインは、視覚的な混乱を減らし、ユーザーの注意を重要な要素に集中させることができます。また、レスポンシブデザインとの相性も良く、異なるデバイスや画面サイズで一貫性のある体験を提供するのに役立ちます。

これらの最新技術はただ取り入れれば良いものではなく、あくまでUXを向上させることが見込める場合のみ使用しましょう。過剰な装飾によって使い勝手が損なわれたり、ユーザーに忌避感を与えては本末転倒です。

また、デザインがウェブサイトやアプリのパフォーマンスに影響を与えないようにすることも重要です。特に、モーショングラフィックスのような高度なグラフィックスを使用する場合は、読み込み時間やレスポンス速度に注意し、UXを損なわないようにする必要があります。さらに、異なるデバイスやブラウザでの互換性も確保することが求められます。

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