これなんだっけ!?混乱しやすいリスティング広告etcの専門用語・略語をまとめてみた

2022年05月17日

2024年07月10日

こんにちは!ASUE通信編集部です。

もうすぐ春ですね。ちょっと気取ってWeb広告やWebマーケティングのカタカナ・英字系の専門用語を学んでみませんか——ということで、4月から新卒で広告代理店に入社する方や異動でWeb担当になった方、就活でWeb業界目指してる方必見!(?)覚えておきたいWeb広告・Webマーケティングの専門用語をご紹介していきます。

ASUEくん「春も終わってるよ」

入れるネタが(いろんな意味で)古くない?

広報のN村

冬から書いて書ききれずに春を過ぎてしまったんですよね……。

Web広告やWebマーケティング業界、とにかく専門用語がたくさんあります。 

GDN, YDA, CVR, ROAS, CPAのような一見するとなんだかわからないようなアルファベットの略語から、インプレッションやエンゲージメントのような一般的には別の意味として知ってるような単語、セッション数や広告ランクのような用語まで、とにかくたくさんのカタカナとアルファベットだらけで、覚えておかないと話の内容がよくわからない!なんて場面も多くあります。

この機会に、覚えたり復習したり……にぜひご活用ください!

一般的なWeb広告の専門用語

広告の種類

用語 略語 意味
検索広告

Googleなどの検索サービスの検索結果の上部などに表示される広告。

実際に関連する語句で検索を行なっている、商品やサービスに興味関心の高いユーザーに直接広告を出せるため、初めてWeb広告を出す場合にもおすすめ。

リスティング広告

同上

検索連動型広告

同上

PPC広告 PPC Pay Per Clickの頭文字をとって省略したもので、クリックごとに料金が発生する広告のこと。
動的検索広告 DSA(DAS)

広告主のWebページと関連の高い検索語句で検索したユーザーに対して、Webサイトの内容から自動で広告を作成しで掲載される広告。広告クリック時に表示されるランディングページも、検索語句に合わせて変化する。

Google 広告では、Dynamic Search Adsの頭文字をとってDSAと呼ばれる。Yahoo!広告ではDynamic Ads for SearchでDAS。

テキスト広告 Web広告のうち、文字だけの広告のこと。検索広告はこの一種で、見出し+説明文などの文章で構成される。
ディスプレイ広告 Webサイトやアプリ上の広告スペースなどに表示される広告。画像などで見せることが多いが、テキストだけの広告もある。
イメージ広告・バナー広告

画像形式の広告のことで、ディスプレイ広告のことを指す。

イメージ広告はGoogle ディスプレイ広告のときに使う。

レスポンシブ広告

見出しや説明文、画像などを複数入稿し、ユーザーに表示される際にそのときの状況(検索語句や掲載面など)に最適な組み合わせで表示する広告のこと。

Google・Yahoo!の検索広告・ディスプレイ広告にそれぞれレスポンシブ広告がある。

SNS広告

各種SNSのプラットフォームが提供している広告配信システムで、SNS上に広告を表示できる。

Facebook広告(Instagram広告)やTwitter広告、TikTok広告などがある。

動画広告 動画のクリエイティブを利用してユーザーに訴求する広告。YouTube広告を始め、各種SNSやGoogle・Yahoo!などのディスプレイ広告などでも動画を使った広告を配信できる。

管理画面の表示項目やレポートで使われる用語・指標

用語 略語 意味
アカウント 広告の管理のための最大単位。Google, Yahoo!などの広告媒体では階層構造になっているものが多く、その最上位階層。
キャンペーン 広告管理のための階層のうち、アカウントの次の階層。広告を区分けして管理するためのものであり、予算や配信地域、広告の配信先ネットワークなどで分けるもの。
広告グループ 広告管理のための階層のうち、キャンペーンの次の階層。広告を区分けして管理するためのものであり、商品やサービスなど同じテーマの広告やキーワードごとに広告を区分けする。
広告

実際にユーザーに表示される見出しや説明文・バナー等のクリエイティブなどのこと。広告グループ内に作成される。

キーワード KW

検索広告において、どんな検索語句で検索したユーザーに広告を表示するかを指定するためのもの。

商品やサービスの関連ワードや、それを利用するユーザーの課題(悩み)等を指定する。

キーワードの設定についてはこちらもどうぞ:https://asue.jp/blog/?p=17148

検索語句・検索クエリ

ユーザーが検索時に実際に打ち込んだ単語や複数の単語の組み合わせのことを指す。

この検索クエリが、キーワードとマッチした際に検索広告が表示される可能性がある。

表示回数・インプレッション数 Impression, Imp 広告がユーザーに対して表示された回数のこと。
インプレッション単価 CPM Web広告の掲載料金の単位の一つで、広告が1,000回表示あたりにかかる広告料金
クリック数 Click, CTs ユーザーに表示された広告がクリックされた回数。
クリック率 CTR 広告が表示されたうち、クリックされた率。Click Through Rateを略して、CTRと表され、クリック数÷インプレッション数×100(%)で計算できる。
平均クリック単価 CPC 広告を1回クリックしたときにかかる広告費の平均価格。Cost Per Clickを略してCPCと表され、かかった広告費÷クリック数(円)で計算できる。

コンバージョン

CV Webサイト上などでユーザーに起こしてほしい行動のことで、お問合せや資料請求、購入などの完了を設定することが多い。

コンバージョン数

CVs ユーザーがコンバージョンをした総数。クリック数×コンバージョン率で計算できる。
コンバージョン率 CVR 広告がクリックされたうち、コンバージョンに至った割合で、Conversion Rateのこと。コンバージョン数÷クリック数×100(%)で計算できる。
コンバージョン単価 CPA

コンバージョン一件あたりにかかった広告費のことで、広告費の総額÷コンバージョン数(円)で計算できる。

Cost Per Action(Acquisition)の頭文字をとってCPAと表す。

その他の広告・Webマーケティングの専門用語

用語 略語 意味
サーチエンジンマーケティング SEM 検索エンジンを利用するマーケティング手法のことで、リスティング広告とSEOなどが含まれる。ここでは、走査型電子顕微鏡のことではない。
サーチエンジン最適化 SEO 検索エンジンで、重要な検索語句での検索上位になるようにすること。
エントリーフォーム最適化 EFO エントリーフォームを、ユーザーから入力されやすい状態にして離脱率の低下を図ること。
ランディングページ LP ユーザーがWebサイトに流入した際に最初に表示されるページのことで、Web広告に関する話題内では、広告用に制作する商品やサービスを売るためのページのことを指すことが多い。
ランディングページ最適化 LPO ランディングページを、より効果が出る(コンバージョン率が上がる)ように改善すること。

ターゲティング関連の専門用語

人でターゲティングする方法

用語 略語 意味
オーディエンスターゲティング 決められた広告枠など、場所を選んで広告を出すのではなく、ユーザーの属性や興味、サイトへの訪問履歴など、ユーザーデータに基づいて「どのような人に広告を出すか」で広告を配信する方法
デモグラフィックターゲティング ユーザーの性別・年齢などの属性情報をもとにターゲティングし、広告を配信する手法。デモグラフィックとは、「人口統計学的属性」のことで、価値観などの心理面を分類するサイコグラフィック属性と、居住地などを分類するジオグラフィック属性がある。
類似ユーザー Webサイトに訪問したユーザーの傾向から、似たユーザー群に広告を配信する手法。Google ディスプレイネットワークやYahoo! ディスプレイ広告(運用型)で利用可能。
インタレストターゲティング ユーザーの興味関心などの情報を利用して広告を配信するターゲティング方法の総称。
リマーケティング RM, リマケ

Google 広告において、Webサイトに一度訪問したユーザーに対して広告を出す手法のこと。

リマーケティングの他にリターゲティングとも呼ばれるが、Google 広告においてはリマーケティングと呼ぶのが正式。

Googleではリマーケティングの表記を「広告主様のデータ」と変更することが発表されている。(が、わかりにくくない?とわたしは思っている。)

最近はプライバシー保護のためのトラッキング規制などで年々配信しにくくなっている。

リターゲティング RT, リタゲ

Webサイトに一度訪問したユーザーに対して広告を出す手法のこと。

リマーケティングとも呼ばれるが、違いは媒体ごとの呼び方の違いであり、リマーケティングと呼ぶのは正式にはGoogle 広告のみ。
一般的にG/Y以外の各種媒体が使ってるのは「リターゲティング」なので、この手の手法の総称はこれらしい。話は通じるから口頭ならどっちでもいい。

サイトリターゲティング RT, リタゲ

Yahoo!広告における、リターゲティングメニューの名称で、Webサイトに一度訪問したユーザーに対して広告を出す手法。

省略してリターゲティングとも呼ばれるし、リマーケティング・リターゲティング・リマケ・リタゲ・RM・RTあたりはごっちゃに呼んでもなんとかなるので概念だけ覚えておこう。

検索広告向けリマーケティング RLSA

Google 広告で、Webサイト訪問経験のあるユーザーに対して検索広告をカスタマイズする機能。検索広告向けデータセグメントとも。

英語では、Remarketing Lists for Search Adsで頭文字をとってRLSAと呼ぶ。

参考:https://support.google.com/google-ads/answer/2701222?hl=ja

インタレストターゲティング ユーザーの興味関心などの情報を利用して広告を配信するターゲティング方法の総称。
インタレストカテゴリーターゲティング Yahoo!広告のYDN(Yahoo! ディスプレイアドネットワーク)向けのターゲティングメニューであり、現在はYDNがYahoo! ディスプレイ広告(YDA)に刷新されたころに「オーディエンスカテゴリーターゲティング」に移行されている。
オーディエンスカテゴリーターゲティング

特定のカテゴリーに興味や関心を持つユーザーや特定の属性を持っていたりライフイベントを迎えるユーザーに対して広告を配信する手法で、Yahoo! ディスプレイ広告(YDA)のターゲティングメニュー。

参考:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51395

アフィニティカテゴリ

商品やサービスに強い関心を持つアフィニティグループに対して広告を配信するためのもので、これを利用するとターゲティングすることで興味関心に基づいたターゲティングをすることができる。Google 広告のターゲティングのひとつ。

購買意向の強いユーザー層(へのターゲティング)

Google 広告で、インタレスト カテゴリ マーケティングとも呼ばれる、特定の商品・サービスの購入を検討しているユーザーへ広告を配信できるターゲティングメニュー。

参考:https://support.google.com/displayvideo/answer/6213232?hl=ja

カスタムオーディエンス・カスタムセグメント

Google 広告で、関連性の高いキーワード・URL・アプリを入力して、それらに合う最適なオーディエンスを作成してターゲティングできる機能。

かつてあったカスタム アフィニティとカスタム インテントが統合されたもの。
参考:https://support.google.com/google-ads/answer/9805516?hl=ja

サーチキーワードターゲティング

Yahoo! JAPANの各種検索機能を使用してユーザーが検索したキーワードを使ってターゲティングを行う手法。指定した特定のキーワードで検索を行ったユーザーをターゲティングして広告を配信できる。

参考:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51536

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場所でターゲティングする方法

用語 略語 意味
プレースメントターゲティング・プレイスメントターゲティング 広告を配信するWebサイトなどを指定するターゲティング手法の総称。ユーザーではなく、掲載する場所を指定するターゲティングとなる。Googleではプレースメントターゲティング、Yahoo!ではプレイスメントターゲティングと表記されている。
コンテンツターゲティング 特定のコンテンツを持つWebページに対して、広告を掲載する方法。ページはあらかじめクロールされて内容を解析されておりされており、設定したキーワード等に関連するページに広告を掲載する。
キーワードターゲティング キーワードを使用するコンテンツターゲティング。
トピックターゲティング 広告媒体に用意されたカテゴリを使用してコンテンツターゲティングを行う方法。
コンテンツターゲット

Google 広告のディスプレイ広告で、キーワードやトピックなどの要素に基づいて広告を掲載するターゲティングメニュー。

参考:https://support.google.com/google-ads/answer/1726458?hl=ja

コンテンツキーワードターゲティング

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)(YDA)でのコンテンツターゲティング。

配信したいWebページやアプリなどのコンテンツを、キーワードを指定することで調整できる。対象掲載面はYahoo! JAPANの一部サービスで、関連性の高い掲載面を記事単位で絞り込める。

コンテンツKWターゲティングについてはこちらもどうぞ:https://asue.jp/blog/?p=17419

Google 広告の専門用語

用語 略語 意味
Google 広告

Googleの検索結果ページやGoogleと提携している様々なサイト、アプリなどに広告を掲載できるGoogleが提供するサービス。

以前はGoogle AdWordsという名前だったが、現在はGoogle 広告・Google Adsと呼ばれる。

Google 検索ネットワーク GSN

Googleや提携したサービスの検索関連のWebサイト・アプリなどに表示される広告。リスティング広告とも呼ぶ。

参考:https://support.google.com/google-ads/answer/1722047?hl=ja

Google ディスプレイ ネットワーク GDN

Google関連のサービスページ(YouTube, Gmailなど)や3,500万以上のWebサイトなどの掲載場所に表示される、画像などを利用して視覚に訴えることができる広告。ディスプレイ広告とも呼ぶ。

参考:https://support.google.com/google-ads/answer/2404190?hl=ja

ファインド広告

YouTubeのフィードやGmailのプロモーションタブなどなどに表示される広告。ユーザーがGoogleの人気サービスを閲覧中などに、関連性の高い内容を表示でき、幅広い見込み客にアプローチ可能。

参考:https://support.google.com/google-ads/answer/9904013 https://support.google.com/google-ads/answer/9176876?hl=ja

YouTube広告 YouTubeに表示される動画広告のこと。
ショッピング広告 Googleの検索結果やショッピングタブなどに商品情報を掲載できる広告。商品フィードをアップロードして、その情報が広告として表示できる。

Yahoo!広告の専門用語

用語 略語 意味
Yahoo!検索広告 YSA

旧スポンサードサーチのことで、Yahoo!の検索広告。

Yahoo!のサービスでの検索結果に掲載される広告。

ディスプレイ広告(運用型) YDA

旧Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(=YDN)にあたる、Yahoo!のディスプレイ広告のこと。

ディスプレイ広告(予約型) 旧Yahoo!プレミアム広告のこと。運用型ではなく、広告枠を購入して一定期間表示するタイプの広告。
Yahoo!プロモーション広告 現在はYahoo!広告のプロダクトが改訂され、ない。スポンサードサーチとYahoo!ディスプレイアドネットワークを合わせた、Yahoo!広告のプロダクト名。

まとめ

以上が、Web広告に関する専門用語・略語のご紹介でした!

略語だけじゃなく似たような単語も多く、覚えにくいものも多いかと思います。

広報のN村

書きながら調べていて普通に混乱した。

この言葉、どういう意味だっけ!?となった際はぜひこの記事をお役立ていただければ幸いです。

広報のN村

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