こんにちは、ASUE株式会社でインサイドセールスを担当しているオオシマです！

ASUEでは、Salesforceの営業支援ツール（SFA）・Sales Cloudを導入しています。実は、このSales CloudとGoogle広告を連携すると、Salesforce上での見込み顧客の状況に応じたコンバージョン計測が可能となります。

この設定を行うと、機械学習に使われるコンバージョンデータをより良いものにできたり、Google広告の成果を正しく評価できるようになるので、本記事では設定方法をご紹介したいと思います。

ちなみに、以前ご紹介したAccount EngagementとGoogle広告との連携とは別の話なので、そちらについて知りたい方は下記の記事からどうぞ。

別物！Account EngagementとGoogle広告の連携はこちら

 2025年11月11日 Account EngagementでGoogle広告の成果を可視化！ コネクタ機能の使い方

Sales CloudとGoogle広告の連携でできること

Sales CloudとGoogle広告を連携すると、Salesforce側のリードや商談状況を元にGoogle広告のコンバージョン計測を行うことが可能になります。

例えば、

などのタイミングに応じて、Salesforce側のリード情報がGoogle広告へ自動でインポートされ、Google広告側で保持しているデータと突合し、突合されたデータがコンバージョンとして計測されます。

Sales CloudとGoogle広告連携のメリット

基本的にWeb広告ではコンバージョンポイントを定めてコンバージョン数を計測しています。商材やビジネスモデルによってポイントはさまざまで、資料請求の完了やお問い合わせの完了、ホワイトペーパーのダウンロード、セミナーの申し込みなどがありますが、競合他社による調査代わりの資料ダウンロードや他社の営業によるお問い合わせなど、見込み顧客にはならないユーザーのアクションまで計測されてしまいます。

ですが、連携をすることによって実際の成果に近いコンバージョン計測ができるため、

が可能となります。

Sales CloudとGoogle広告の連携方法

大まかに以下の流れで連携を行います。

インポート方式でコンバージョンアクション作成

まずコンバージョンアクションを作成します。コンバージョンを測定する場所は[オフラインコンバージョン]します。

[データソースを追加]から、データソースとしてSalesforceを追加し、管理者権限のあるSalesforceアカウントまたはZapierを使用して接続します。

CRM側データのフィルタ条件を設定

続いて、Salesforce上でリード情報や商談情報のどの項目がどんな値に変わったタイミングでGoogle広告側へインポートするのかの条件を設定します。

画像では、「リード」の「状況」が「★商談 SQL」になるときをインポート対象にしようとしています。

CRMとGoogle広告でそれぞれどのデータで突合するかを設定

最後に、Salesforce上のどの項目とGoogle広告上のどの項目のデータを突合してコンバージョン計測を行うかを設定します。

以上でSales Cloudと連携したGoogle広告のコンバージョンアクション設定は完了です。

まとめ

SalesCloudとGoogle広告を連携することで、フォーム完了などの表面的な指標だけでなく、Salesforce上の「有効リード」「商談化」「受注」といった実績に基づいたコンバージョン計測・評価・最適化が可能になります。これにより広告評価の精度が上がり、Google広告の機械学習もより適切に働くため、成果向上が期待できます。設定の要点は、①インポート方式でコンバージョンアクションを作成する、②CRM側のフィルタ条件（どの項目がどんな値になったら計測対象か）を定義する、③突合に使うデータ（GCLID／メール／電話）を決める、の3点です。まずは自社の「有効リード／商談化／受注」の定義を明確にし、計測と運用を継続的に見直していきましょう。

ASUEでは、MAツールやSFA、CRMツールの導入・運用支援からWeb広告やSNSの運用支援・運用代行などマーケティング戦略を幅広くご支援しておりますので、マーケティング・セールスに課題を感じている方はお気軽にお問い合わせください！