2年半のブランクを打ち破れ!再入社した社員のWebマーケティング力試しテスト

2022年02月08日

2024年07月10日

みなさんは覚えておいでだろうか——この男を。

2019年5月まで、ASUE株式会社でWeb広告コンサルタント・営業として勤務していた藤江。この度、ASUEに再び戻ってまいりました。

しかし、彼には一つの悩みが。

再入社当日の朝礼での挨拶で過去最高に尺を使った藤江

しばらくWeb広告業界から離れてしまっていたので、ブランクがすごい……

Web広告業界は変化が早い業界。彼が離れている期間の間に、業界は大きな変化を遂げていた!!!

ということで復習&お勉強も兼ねて、藤江に力試しテスト(N村作)を受験してもらいました。それでは、がんばってください!
※2. なんで審査に通らない!?クイズについては、入稿規定上通らないはずのものを作成していますが、実際には通ってしまう場合もあるかも……実際に審査を試したものではないので、おおらかな気持ちでご覧いただければ幸いです!

N村
N村

また、後日どうして藤江がASUEへ出戻ったかをご紹介するブログも更新予定です!

お楽しみに!

Web広告・マーケティングの基本用語編

問題 1-1

CPAとはなにか? 簡潔に述べよ。(配点:5点)

フジエ

さすがに!これは!わかる!

答えを見る

Cost Per Actionの略で、日本語では顧客獲得単価と訳される。1件の顧客や成果などの獲得にかかった費用を指し、かかった広告費÷顧客獲得件数(円/件)のように表せる。

※ピンクマーカー部分を 必須とする

問題 1-2

離脱率と直帰率とは何か。違いがわかるように簡潔に述べよ。(配点:5点)

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離脱率とは、それぞれのページに対するすべてのページビューにおいて、そのページが最後の閲覧ページとなったセッションの割合を指す。直帰率は、それぞれのページでそのページから始まったセッションのうち、そのページで離脱した(唯一の閲覧ページだった)割合を指す。

N村
N村

意味はわかる、意味はわかるんですが、定義の記述が曖昧なため△とします!

参考:「Google アナリティクスヘルプ—離脱率と直帰率の違い」
https://support.google.com/analytics/answer/2525491?hl=ja

問題 1-3

ROASとは何か。簡潔に述べよ。(配点:5点)

答えを見る

Return On Advertising Spendの略で、投資した広告費用に対してどの程度売上があったかの指標。売上÷広告費用×100(%)で算出する。

N村
N村

ここまではかなり基本的な問題でした!

次からは、各広告媒体のことを知らないと答えられない問題です。

問題 1-4

次のターゲティングやキーワード指定に関する文章のうち、正しくないものをすべて選べ。(配点:5点)

  • a. Yahoo!広告のディスプレイ広告において、広告を配信したい・除外したいページやコンテンツ内容をキーワードを指定し制御するターゲティング方法を「コンテンツターゲット」という
  • b. LINE広告では、「趣味・関心」「行動」「属性」などを使ってユーザーの詳細ターゲティングができる
  • c. Google 広告の検索広告で、キーワードを「"レディース シューズ"」と設定した場合、完全一致なので「レディース シューズ プチプラ」のような検索では表示されない
  • d. Facebook広告では、ユーザーが最近投稿したキーワードに基づいたキーワードターゲティングをすることができる
  • e. Google 広告の検索広告ではデモグラフィックターゲティングが可能だが、Yahoo!広告の検索広告ではできない

フジエ

急に難しいな……

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a:この説明はYahoo!広告の「コンテンツキーワードターゲティング」のこと。コンテンツターゲットはGoogle 広告のターゲティング方法。
c:「"レディース シューズ"」のようにダブルコーテーションで囲ったキーワード指定の場合、フレーズ一致となるため、「レディース シューズ プチプラ」でも表示される可能性が高い
d:キーワードターゲティングが利用できるのはTwitter広告

N村
N村

こちらは△で+1としました。

ちなみに「b」については、「趣味・関心」「行動」「属性」など、ユーザーの詳細ターゲティングがLINE広告では可能ですね。絞りすぎると配信できるユーザーが減ってしまいますが、結構細かくターゲティングが用意されています。例えば、「機種変更をした人」など生活インフラの1つにもなっている(スマホを変えたら大多数がアプリを入れる)LINEならではのターゲティングなのかな?と思っています。頻繁にアップデートもされていて、アップデートが発表された際にはツキイチシリーズでもご紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね!

なんで審査に通らない!?クイズ

問題 2-1

Google 検索広告について、A,Bの広告を入稿したところ、否認されてしまった。考えられる理由を1つ以上述べよ。(配点:10点×2)

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  • A
    • まつ毛が伸びるなどの効果を断定するような記載は誇大広告となる
    • 化粧品であるため、このような効果を謳うことができない
  • B
    • 美しくなれちゃうという効果を断定する記載は誇大広告となる
    • 食品のため、認可されていない医薬品扱いとなり、効果効能を謳うことができない(シミ予防など)。食品の場合、特定保健用食品であれば定められた範囲で効果効能が謳えるが、今回の商品は特定保健用食品ではないためNG。

考えられる理由としてはそれぞれ大きく2つ(のはず)。効果効能を断定するような書き方は、どのような製品であってもNGになります。また、今回はそれぞれ「化粧品」と「特定保健用食品ではない食品」が商材なので、薬機法などに基づいてAは化粧品に認められた効果効能の範囲を逸脱していること、Bは認可されていない医薬品にあたるため効果効能を謳うことができないという点も考えられます。

ちなみに、薬機法などWeb広告に関する法律は下記記事でもまとめられているので参考にご覧ください!
https://asue.jp/blog/?p=17402

N村
ダミー広告に伝わらん小ネタを入れがちなN村

この問題についてはわたしの雑な問題作成によってひょっとしたら他にも否認される理由があるかもしれません……!

問題 2-2

Yahoo!でディスプレイ広告を出稿するために次のバナーを用意したが、審査に通らなかった。バナーから考えられる理由を述べよ。ただし、サイズは規定に合わせて必要なサイズにリサイズを行うものとする。(配点:10点×4)

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A:コンプレックスなどを強調する露骨な表現や過度な露出はNG
B:業界No.1表記はNG
C:広告の範囲がわかりにくいのでバナーの端に縁取りが必要
D:広告の主体者がわからない(ロゴがない)

※オレンジマーカーの部分はそれぞれで部分点5点ずつ

こちらはほぼ全部正解です!

すべてのバナーに縁取りが必要なわけではなく(A,B,Dに入れたのはひっかけである)、広告の範囲がわかりにくくなるようなもの(カラムのようなデザインなど)について必要となるので、その部分のみ減点いたしました。

N村
N村

また小ネタが2つほど……

参考:「Yahoo!広告公式ランニングポータル—<ディスプレイ広告>ガイドラインに抵触しない広告表現とは」
https://ads-promo.yahoo.co.jp/online/guideline_display.html

問題 2-3

次のGoogle 検索広告について、画像表示オプションを設定した。否認される可能性が高い画像をすべて選べ。(配点:10点)

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A,C(イラストや文字入れをした画像はNG)
D(不鮮明な画像はNG)
E(コラージュ画像はNG)
G,I(隅に寄ってたりアップにしすぎたりで何が写ってるかよくわからないのはNG)

こちらは画像表示オプションの画像の要件を問う問題でした。

画像表示オプションについては、下記記事に詳しい記載があるのでこちらもぜひご覧ください!
https://asue.jp/blog/?p=16712

参考:「Google 広告ヘルプ—画像表示オプションのフォーマットの要件」
https://support.google.com/adspolicy/answer/10347108?hl=ja

問題 2-4

次の画像を使って、Facebook広告とGoogle レスポンシブディスプレイ広告それぞれに入稿をおこなったところ、Facebook広告では審査に通ったが、Google 広告では通らなかった。理由を述べよ。バナーは画像中央の正方形内の部分とする。(配点:10点)

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バナーのデザインを占めるテキスト量は20%以内が良いとされており、Google レスポンシブディスプレイ広告ではテキスト量を20%以内に収める必要があるため。Facebook広告でも以前、同じルールがあったが、2022年1月現在は撤廃されている。

理由はテキストが多いためなのですが、「テキスト量を20%に収める必要がある」など、20%ルールについてまで書けたときのみ満点としております。触れていない場合は部分点のみ。

ちなみに、Facebook広告でも以前は同様のルールがあったので、社内でもうっかりテキストの多い画像を入稿して「テキスト量減らしてください!」という依頼が飛んでいるのをみたことも多かったですが、2020年の秋頃に廃止されました。

ただ、テキストの占有量は20%以内が好ましいということがヘルプにも書いてあるため、今回の画像のようなあまりにも多いテキストの画像はやめた方がよさそうですね。過ぎたるは猶及ばざるが如し。

ちなみに、こちらは2020年10月のツキイチに掲載されております。
https://asue.jp/blog/?p=15434

参考:「Google 広告ヘルプ—レスポンシブ広告の要件」
https://support.google.com/adspolicy/answer/6363786?hl=ja

参考:「Facebook ビジネスヘルプセンター—広告画像のテキストについて」
https://www.facebook.com/business/help/980593475366490?id=1240182842783684

参考:「Facebook広告の「20%ルール」が撤廃、広告画像内のテキストの制限が廃止に」
https://anagrams.jp/blog/removed-restrictions-on-the-amount-of-text-in-ad-images/

結果発表〜〜〜〜!

フジエ

解答用紙がブログに晒されること、ある???

結果は79点となりました。2年半のブランクはあるものの、なかなかの高得点だったのではないでしょうか。もっと点数が低いと思っていたのでつまらん。ちなみに現在入社2年目の大島くん・副島くんにも挑戦してもらったところ、99点・89点とかなりの高得点を獲得してくれました!

藤江さんのASUEでのキャリアはまだ始まったばかり!今後のご活躍に期待しております!

フジエ

締め方が少年ジャ○プの打ち切りじゃん

N村
N村

てへっ!!!

実は今回の問題の一部はASUE通信を読んでいたらわかったかも!?という内容になっております!!
ASUEではブログとメルマガにてWeb広告に関する最新情報をゆる〜く発信しているので、もしご興味がある方はぜひメールマガジンにもご登録くださいね!

フジエ

今後もASUEと藤江をよろしくお願いします!!!

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