こんにちは。タチです。
突然ですが
iPhone、落としました。
見えちゃいけないものが見えてる気がする。
とりあえず動きそう。
iPhone修理できるところを探してみる。
ん?
不明?
あれー、おかしいな。
「正確な現在地を使用」をポチっと。
お、直った!
最近いろいろな場所に移動したりしていたので、場所判定が分からなくなってしまったのかな。
他の人の携帯を見てみる。
横浜判定!
リスティング広告も横浜のが出てる!
・・・ということがありましたので、今回は地域判定について記事にまとめたいと思います。
目次
Googleの地域判定
Googleは大きく以下3つの判定があります。
・接続元の情報(IPアドレスGPSの情報やネットワークドメインなど)
・Google+などへの位置情報登録
・検索や行動に伴う興味関心
接続元の情報
パソコンであれば振り当てられたIPアドレス(IPv4やIPv6など)の情報から位置情報が割り出されたりしています。
スマホなら位置情報(GPS)が使えるので想像しやすいと思いますよね。
あと以前書いたpanda-world.ne.jpに関する記事でもあるように接続先のネットワークドメインによって位置判定が変わったりしますね。
(上記の例ですと、ソフトバンクユーザーのiPhoneが大阪判定されていたりしていました)
Google+などへの位置情報登録
Google+を使用している方ならご存知かもしれませんが、Google+には位置情報を登録する部分があります。
管理画面の中の上記「場所」欄左下の「編集」をクリックすると
このような形で住んでいた場所などを登録可能です。
検索や行動に伴う興味関心
これはイメージしやすいのではないでしょうか。
検索で地域名判定される単語を入力して検索したり、
Google MAPで検索をしたり。
ただしこれらはログインをしていないと使用されませんのでご注意ください。(当たり前と言えば当たり前ですね)
例として、この間あったのですが、
今度、大阪へ旅行にいこうと思い梅田や新大阪、淀屋橋など近辺の情報を検索したりGoogleMAPで調べたりしたんです。
そうしたらおそらくGoogleに「大阪に興味関心があるユーザー」と判定され、大阪エリアに配信されるはずの広告が出たりしていました。
(その時は大阪のお店のバナー広告でした)
あ、大阪の検索傾向についてはハルカのASUE通信初記事なんかも見てみてください。笑。
AdWordsの配信エリア設定
さて、そんな感じで地域判定をされた人に対して、効率的に配信をするために設定することの一つが「配信地域設定」。
何も設定しないと日本全国に配信されてしまいます。
設定で配信エリアを選ぶわけですね。
ここでポイントがいくつかあります。
地域を設定すると不明ユーザーへは配信されない
上記の設定は「該当の地域にいると判定されたユーザーに対してのみ広告を配信する」という意味になりますから、もちろん「上記の地域にいないユーザーには配信されない」ということですね。
しかしながら、先ほどの自分のように「不明」と判定されているユーザーはどうでしょう?
場所としては東京にいるのですが、不明……この場合、このデバイスには広告は配信されません。
あくまで「該当の地域にいる、と判定された」ユーザーなので、不明ユーザーは判定されていないわけですね。
ちなみに少し前までは3G回線で接続すると不明になりやすい、なんて情報も飛び交っていましたね。
デフォルトではその地域に住んでいるユーザー以外にも、その地域に関心のあるユーザーにも配信される
上記の大阪の例がまさにそうです。
大阪地域に関心があると判断されたため、大阪の広告が配信をされました。
AdWords設定画面の「ターゲット地域の詳細設定」をクリックしてもらうと、ターゲットの部分に「ターゲット地域にいるユーザー、ターゲット地域に関する情報を検索しているユーザー、またはターゲット地域に関心を示しているユーザー」と書かれているかと思います。
Googleも推奨している設定のためデフォルトとなっています。
しかし、例えば「あくまで該当の地域のユーザーだけに配信をしたい!」というクライアントの要望の場合、このままだと「東京で大阪に興味があるユーザー」にまで配信されてしまい、クライアントの要望から少し外れてしまうわけです。(あまりおすすめはしないですが、地域別の傾向を測定したいなどがあるとその地域に住んでいるユーザーに限定したいというニーズはあるかと思われます)
その場合は「ターゲット地域にいるユーザー」に設定を変更したり、除外エリア設定で他地域を選択したり、という対策を行うわけです。
ちなみに、都道府県を一つ一つ入れるの、面倒くさいという方へ。
この中の「検索オプション」をクリック。
右上の「地域の一括設定」をクリックすると、コピペで簡単に設定できますよ。
※国コードをJPにするのをお忘れなく!!
都道府県名を入れて、検索!
あとは入れたい地域名をどんどん「追加」をクリックするだけ。
これでもまぁ、面倒くさいと言えば面倒なのですが。
まとめ:地域設定は適切に
Googleのポイントは住所から半径○kmに配信、などこと細かく設定ができるところです。
あまりB2Bのビジネスでは使用しないですが、店舗型のB2C広告などでは大きく活用できるのではないでしょうか。
最近はFacebook広告の運用もやっていたりするのですが、
区で切ることができるのは基本的に東京23区だけのようで、横浜市や川崎市、相模原市では●●区までの細かな設定ができないようです。
そういう時にGoogleを使用してフォローアップしたり、なんてこともあります。
地域設定はしっかりと行い、自分たちのビジネスにとって最適なエリア設定をしたいものですね!
おまけ:コピペ用都道府県名一覧
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
この記事を書いた人

タチ
早稲田大学を間違って4年で卒業してしまったパープリン。プライベートでは茶道教授。内定取り消しという社会の洗礼を受けて後、Webコンサルティング会社に就職。200サイトを超えるサイトディレクションを実施する傍ら、SEM提案などweb集客コンサルティングに従事。ASUE東京責任者。