Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)では正式提供されているサイトリターゲティング機能が、先週からYahoo!スポンサードサーチでも使えるようになりました。今回はスポンサードサーチのサイトリターゲティング機能と設定方法についてご紹介したいと思います。
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目次
訪問履歴のあるユーザーに、スポンサードサーチの広告を配信できる
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)のサイトリターゲティングは、過去にサイトを訪問したユーザーに対してディスプレイ広告枠に広告を配信できるものです。こちらの機能はすでに使っている方も多いと思います。
今回、試験提供されることになったスポンサードサーチのサイトリターゲティングは、過去にサイトを訪問したユーザーに対して検索結果ページ(スポンサードサーチが配信される広告枠)に広告を出すことができます。
下の画像の赤い枠線で囲っている部分にリターゲティング広告を出すことができるようになります。
設定方法
設定方法はYDNのサイトリターゲティングの設定方法と特に変わりませんが、やったことがない方、リターゲティング設定に不慣れな方向けに簡単に説明したいと思います。
1,サイトリターゲティングタグの取得
まず、タグの取得を行います。タグの取得はツールタブにあるターゲットリスト管理から取得できます。
「プライバシーポリシーに必要な記載事項」を読んだあと、同意するにチェックを入れ、タグを取得します。
2,サイトリターゲティングタグの設置
タグの取得ができたら、次は設置を行います。表示されるタグを </body>タグの直前に設置します。Yahoo!タグマネージャーのサービスタグから追加することも可能です。
ターゲットリストの設定ですが、試験提供では、デフォルトリストしか使えず、履歴の期間も1日〜180日までとなっています。デフォルトリストしかないため、タグを埋め込んだページの全訪問者に広告が配信されています。
CVした人には出したくない場合は、サンクスページにタグを埋め込まないなど、正式提供されるまでタグの設置には少し注意する必要があります。
3,タグの関連付けを行う
最後にタグの関連付けを行います。
デフォルトリストにチェックを入れたあと、関連付けの設定をクリックし、広告グループかキャンペーンに関連付けます、ただしキャンペーンへの関連付けは除外しかできません。
今回は「広告グループに設定(配信)」を選択してみようと思います。
「広告グループに設定(配信)」をクリックするとポップアップで設定画面が出てきますので、リターゲティングしたい広告グループを選択します。配信、除外のどちらも複数選択ができます。
これで設定は完了です。
最後にまとめ
Yahoo!スポンサードサーチのサイトリターゲティング機能についてご紹介しました。試験提供ということで複数のターゲットリスト作成ができないなど使いにくい部分があるので、ひとまず限定的な使い方になりそうです。
ちなみに、正式な提供は秋ごろだそうです。
この記事を書いた人

アオヤマ
大学卒業後、2ヶ月ほどニート生活を満喫してから2014年にASUE株式会社に入社。2021年退職。「リスティング広告 眼鏡」でしばらく自分の記事が1位に表示されていたが、気付いたら陥落していた。今後のアオヤマさんのご健闘をASUE一同お祈りしています。