一度に出せるレポートの集計期間が3ヶ月までとなっていて、長期間の集計レポートが出しづらいYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)ですが、2015年7月22日(水)にパフォーマンスレポートの機能改善が行われ、一度に13ヶ月間の集計データを取得できるようになります。その他、表示切替・表示項目に関する改善などが行われるようです。
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目次
データの集計期間が13ヶ月に延長
過去レポートの集計期間は最長3ヶ月分までしか出せないのですが、7月22日以降は最長13ヶ月分の集計データが出せるようになります。
現在は集計期間を3ヶ月以上にすると以下のようなエラーが出ます。
13ヶ月分の集計データを出す機会はほぼないと思いますが、もしものときのデータ出力が楽になりそうです。
表示切替・表示項目に関する変更
集計期間以外では表示切替・表示項目に関する改善が行われます。
■表示切替の「デバイス・キャリア」が「キャリア」のみに
キャリアは「docomo」「au」「SoftBank」「その他」の4項目のみの表示となるようです。
■表示切替で複数指定できる項目の拡張
今まではできなかった以下の組み合わせができるようになります。
・日×時間
・デバイス×キャリア
・時間×ターゲティング項目
・画像名×ターゲティング項目
・掲載フォーマット×ターゲティング項目
・ターゲティング項目×ターゲティング項目
ターゲティング項目はインタレストカテゴリーとサイトカテゴリー以外の項目が拡張の対象になるそうです。
「デバイス・キャリア」がなくなる代わりに、デバイス×キャリアの組み合わせができるんですね。
■表示切替項目の追加
広告レポートとリンク先URLレポートで表示項目にターゲティング項目(時間、性別、年齢など)が追加されます。
■表示項目の追加
「アカウントレポート」「キャンペーンレポート」「広告グループレポート」で広告タイプ、レイアウト、自動画像付与の項目が追加され、「広告レポート」「リンク先URLレポート」においてレイアウト、画像自動付与の項目が追加されます。これらの項目追加はテンプレートの機能が追加されたことによるものだと思われます。
詳細に関しては、Yahoo!プロモーション広告からリリースノートが出ていますので、以下のURLからご確認ください。
【YDN】パフォーマンスレポート機能改善について | サポート情報 | Yahoo!プロモーション広告
http://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/2015/0708.html
最後にまとめ
YDNのパフォーマンスレポートの機能改善についてご紹介しました。
今回の改善によって、今まで出せなかったデータが出せるようになるので、アカウントの新たな傾向に気づくきっかけになるかもしれません。少額で運用しているアカウントだと、母数が少なすぎて何も傾向が掴めないかもしれませんが……。データをうまく活かしてより良い運用につなげていきたいですね。
この記事を書いた人

アオヤマ
大学卒業後、2ヶ月ほどニート生活を満喫してから2014年にASUE株式会社に入社。2021年退職。「リスティング広告 眼鏡」でしばらく自分の記事が1位に表示されていたが、気付いたら陥落していた。今後のアオヤマさんのご健闘をASUE一同お祈りしています。