Google広告は、検索キャンペーンを進化させる　　(a)　　の提供を新たに開始しました。これには、ターゲティングやクリエイティブの強化を行うための機能として(b)検索語句マッチング、(c)テキストのカスタマイズ、(d)最終ページURLの拡張が搭載されており、AIによって成果アップが期待できます。

(1) 空欄(a)に入る適切な言葉を1つ選べ。

• 1. P-MAXキャンペーン
• 2. 動的検索広告
• 3. 検索キャンペーン向けAI最大化設定
• 4. レスポンシブ検索広告

(2) 下線(b)の検索語句マッチングをはじめとした(a)のターゲティングについての説明として、誤っているものを1つ選べ。

• 1. (a)を有効化すると検索語句マッチングも有効化されるが、キャンペーン単位で無効化することが可能である。
• 2. 検索語句マッチングでは、インテントマッチとキーワードレステクノロジーを使用して、設定したキーワードから拡張して関連性が高くパフォーマンスに優れた検索語句を発見できる。
• 3. (a)を有効化した場合、検索語句レポートでは通常のインテントマッチで表示された広告と(a)によって表示された広告の判別が可能である。
• 4. 検索語句マッチングの他に、地域やブランドを使ったターゲティング設定が可能である。

(3) 下線(c)のテキストのカスタマイズについて、正しいものを1つ選べ。

• 1. テキストのカスタマイズを有効化すれば、広告見出しはランディングページやキーワードから自動で作成されるため入稿しなくてよい。
• 2. テキストのカスタマイズは広告グループ単位での制御が可能である。
• 3. 生成された広告見出しは、パフォーマンスが低ければ一定期間経過後に自動で削除されるため、特に確認しなくても良い。
• 4. 生成された広告見出しは、広告の見出し上限数にはカウントされない。

(4) 下線(d)の最終ページURLの拡張について、正しいものを1つ選べ。

• 1. 最終ページURLの拡張は広告グループ単位で制御が可能である。
• 2. 最終ページURLの拡張を利用すると、検索語句や広告グループのテーマに沿って最適なページに誘導される。
• 3. 最終ページURLの拡張使用時に、URLの登録・URLの除外を設定でき、拡張に含まれなかったページを手動で追加したり、ランディングページに不適なページを除外できる。これらはそれぞれ広告グループ単位で設定が可能である。
• 4. 最終ページ URL の拡張によってより関連性の高いURLが選択された場合に固定アセットが表示される場合がある。

除外キーワードに関して次の文章を読み、以下の問いに答えよ。

Google広告の除外キーワードの設定は、広告成果を左右する非常に重要な要素の一つです。意図しない検索語句で広告が表示されると、無駄なクリックによって費用対効果が低下するだけではなく、ブランドイメージにも悪影響を与える可能性があります。(a)設定方法は複数あるため、管理が煩雑化したりミスが起きたりしないように運用方針を決めておくのがベターです。また、(b)除外キーワードにはマッチタイプの機能がありますが、キーワードのマッチタイプとは仕組みが一部異なっています。設定方法の種類とマッチタイプについて正しく理解して活用しましょう。

(1) 下線(a)について、除外キーワードの設定方法の種類として誤っているものを1つ選べ。

• 1. アカウント単位の設定
• 2. キャンペーン単位の設定
• 3. 広告グループ単位の設定
• 4. 広告単位の設定

(2) P-MAXキャンペーンの除外キーワード設定の説明として最も適切なものを1つ選べ。

• 1. P-MAXキャンペーンでキーワードの除外をしたい場合、アカウント単位で設定するしか方法はない。
• 2. 検索キャンペーンで指名キーワードを設定・配信している場合、P-MAXキャンペーンでも除外せずに配信すべきである。
• 3. P-MAXキャンペーンの除外キーワードは、検索広告とショッピング広告枠にのみ適用される。
• 4. P-MAXキャンペーンで関連性の低そうな語句に広告が配信されていた。その場合、成果などの確認をせずにすぐに除外設定をすべきである。

(3) 下線(b)について、以下のインテントマッチの除外キーワード設定で広告が表示されないと考えられる検索語句を1つ選べ。

(4) 下線(b)について、以下のフレーズ一致の除外キーワード設定で広告が表示されないと考えられる検索語句を1つ選べ。

(5) 下線(b)について、以下の完全一致の除外キーワード設定で広告が表示されないと考えられる検索語句を1つ選べ。

解説

(1) 答え：4

広告単位では、除外キーワードの設定はできない。

参考：設定方法の選び方について

 2025年9月9日 どうやって選ぶ？ 運用を煩雑にしないGoogle広告の除外キーワード設定方法の選び方

(2) 答え：3

P-MAXキャンペーンの除外キーワードは2025年に実装されたため、1.は誤り。

P-MAXキャンペーンは機械学習によってパフォーマンスを最大化するように自動でターゲティングする配信メニューだが、指名キーワードで配信すると成果の良い指名キーワードに寄ってしまい新規獲得に繋がらない可能性がるので、状況によっては除外登録をすべきと考えられるので、2.は誤り。

一見関連性の低そうな語句に広告が配信されていた場合でも、実際の成果に繋がっている場合もある。成果を確認せず検索語句だけを見て除外するのは適切ではないため、4.も誤り。

(3) 答え：4

インテントマッチの除外キーワードでは、指定したキーワードがそれぞれ完全一致で検索語句に含まれれば順番によらず除外される。類似パターンへ拡張はされない。

(4) 答え：3

フレーズ一致の除外キーワードでは、指定したキーワードがその順番のまま検索語句に含まれている場合のみ除外される。そのため、「レディース ウェア ヨガ」では配信されるが、「レディース ヨガ ウェア」では配信されない。また、類似パターンへ拡張はされない。

(5) 答え：1

完全一致の除外キーワードでは、指定したキーワードがそのまま完全一致した場合のみ除外される。問題の設定では「ヨガ ウェア」のみが除外され、「ウェア ヨガ」や「レディース ヨガ ウェア」は除外されない。

参考：除外キーワードのマッチタイプについて

 2024年1月22日 【完全解説】Google広告の除外キーワードのマッチタイプや登録方法！

参考：キーワードのマッチタイプについて

 2021年9月14日 リスティング広告のマッチタイプが仕様変更！キーワードはどう変わった？

参考：「除外キーワードについて」
https://support.google.com/google-ads/answer/2453972?hl=ja

参考：「P-MAX キャンペーンの除外キーワード」
https://support.google.com/google-ads/answer/15726455?hl=ja

Google広告は2025年9月に、同年10月施行の(a)不実表示に関するポリシーの改訂を発表した。このポリシーは、ユーザーのGoogle広告への信頼感を保ち、偽りや故意に情報を隠すといった広告の品質を低下させるような行為を禁止するための内容が盛り込まれています。

下線(a)について、次の文章が正しいか誤っているかを選べ。

(1) 自身の国籍や身元を隠した上で自国以外の政治や社会問題、社会的関心事に関するコンテンツを配信を行っても問題はない。

(2) アプリの広告を配信する。途中から自動で課金がスタートするが、インストール後一定期間は無料で使用可能なので「無料で使える」と宣伝をしても問題はない。

(3) 「限定」や「今だけ」といった表現は、実際に期間や数量が制限されている場合のみ使用できる。

(4) 広告文やバナー等に書かれたサービス内容や特典に惹かれて広告をクリックした。リンク先のページの内容に、そのサービス内容や特典について書かれていなかったため、不実表示に関するポリシーに違反している。

(5) 次のうち、不実表示とみなされる可能性が最も高い表現を一つ選べ。

• 1. 「無料トライアル実施中」
• 2. 「成功確約の投資商品」
• 3. 「お客様の声を多数掲載」
• 4. 「2023年度顧客満足度調査で90％以上」

(6) 次のうち、クリックベイト広告として禁止されると考えられるケースを一つ選べ。

• 1. 新製品の魅力を強調したキャッチコピーを使う
• 2. 限定キャンペーンの案内を行う
• 3. 否定的な出来事を利用して恐怖をあおり行動を促す
• 4. 割引率を明示する広告を出す

(7) 次のうち、不実表示違反とみなされると考えられるケースを一つ選べ。

• 1. 明るさやコントラストを調整して商品を見やすくした画像
• 2. 政治家が実際には発言していない内容を言っているように編集された動画
• 3. 商品を魅力的に見せるためにプロのカメラで撮影した写真
• 4. 広告枠に収めるために画像のサイズをトリミングした写真

(8) 次のうち、不実表示違反とみなされると考えられるケースを一つ選べ。

• 1. 広告内に「閉じる」ボタンが表示されているが実際には機能しない
• 2. 商品のイメージを高解像度の写真で紹介している広告
• 3. 限定キャンペーンを強調するために赤色の文字を使用した広告
• 4. 広告枠内に「詳細はこちら」のテキストリンクを配置して正しく遷移できる広告

解説

不実表示に関するポリシー全体については、以下の2記事を参照。

参考：「不実表示」
https://support.google.com/adspolicy/answer/6020955?hl=ja

参考：「不実表示に関するポリシーの更新について（2025 年 9 月）」
https://support.google.com/adspolicy/answer/16502634?hl=ja

(1) 答え：誤

組織的な欺瞞行為として以下の2点が許可されていない。

• 政治、社会問題、社会的関心事に関連するコンテンツを扱っている場合に、他のサイトやアカウントと連携したり、身元や自身に関する重要情報を隠匿または偽装したりすること
• 自分の母国や自分自身に関する重要情報を偽装または隠匿し、自国以外の国のユーザーに政治や社会問題、社会的関心事に関するコンテンツを配信すること

このポリシーに対する違反は、きわめて深刻かつ悪質とみなされ、違反が確認された場合は即時強制停止・広告掲載が再び許可されることはない。

参考：「不実表示: 組織的な欺瞞行為」
https://support.google.com/adspolicy/answer/15938072

(2) 答え：誤

不適切な価格設定として、以下のような内容が示されている。

• 支払いモデルやユーザーが負担する全費用を明確で目立つように開示しないこと
• 料金が発生する商品またはサービスを無料として宣伝すること

参考：「不適切な価格設定」
https://support.google.com/adspolicy/answer/15938375

(3) 答え：正

実際は「限定」や「今だけ」でもないのに、その表記をすることはユーザーの誤解を招く表現となる。

ちなみに景品表示法違反

 2021年12月14日 「知らなかった」が命取り！？Web広告に関わる景品表示法・薬機法のこと

参考：「不実表示: 誤解を招く表現」
https://support.google.com/adspolicy/answer/15936666

(4) 答え：正

広告内容とリンク先ページの関連性がなかったり、商品・サービス・特典などがない場合は不実表示にあたる。

参考：「不実表示: 関連性が不明確」
https://support.google.com/adspolicy/answer/15936964

参考：「不実表示: 利用できない特典」
https://support.google.com/adspolicy/answer/15937063

(5) 答え：2

不確実な内容（必ず〇〇できます！等）は不実表示となる。

参考：「不実表示: 信頼できない文言」
https://support.google.com/adspolicy/answer/15936857

(6) 答え：3

クリックベイト広告とは、クリックさせるために刺激的なテキストや画像を使用したり恐怖や罪悪感などの負の感情を煽って行動を促すこと。

参考：「不実表示: クリックベイト広告」
https://support.google.com/adspolicy/answer/15936667

(7) 答え：2

騙したり誤解させたりするために画像や動画などを改ざんすることは不実表示にあたる。

試験官のN村

そもそも名誉毀損で訴えられそう。

参考：「不実表示：操作されたメディア」
https://support.google.com/adspolicy/answer/15939579

(8) 答え：1

操作方法がわかりにくい状態（動作しない機能が広告デザインに搭載されている場合など）は不実表示にあたる。

参考：「不実表示：誤解を招く広告のデザイン」
https://support.google.com/adspolicy/answer/15937463

各広告媒体に関する次の問いに答えよ。

(1) 次のうち、LinkedInの業種・職種などのプロファイル属性を活用したターゲティングができるプラットフォームとして最も適切なものを1つ選べ。

• 1. Yahoo!広告
• 2. Meta広告
• 3. LINE広告
• 4. Microsoft広告

(2) 次のうち、Meta広告のAdvantage+ 詳細ターゲット設定に関して最も適切なものを1つ選べ。

• 1. 有効化すると、効果が見込めそうなオーディエンスに自動で拡張するため、指定した年齢・性別・地域のユーザー外にも配信が拡大される。
• 2. 有効化すると、指定した詳細ターゲティングに類似する層まで配信が拡張される可能性がある。
• 3. コンバージョン最適化では利用できず、リーチ目的のみで使える。
• 4. Advantage+ 詳細ターゲット設定で特定の詳細ターゲットを除外したい場合は、詳細ターゲットの除外を使用する。

(3) 次のうち、Yahoo!広告の検索広告のターゲティングについて、最も適切なものを1つ選べ。

• 1. 性別・年齢による属性ターゲティングが可能
• 2. 地域によるターゲティングが可能で、地域名のみ指定可能
• 3. デバイスごとに入札価格の調整率を設定可能
• 4. 類似ユーザーへのターゲティングが可能

(4) 2025年8月、LINE広告の目標ROAS最適化とバリュー最適化が正式にリリースされた。次のうち、二つの説明として最も適切なものを1つ選べ。

• 1. いずれもキャンペーン目的で「ウェブサイトコンバージョン」を選択した時に設定できる。
• 2. いずれも最適化には標準イベント「リード獲得」を使用する。
• 3. ROASの維持は最優先ではない場合でも、過去に配信実績がないときは目標ROAS最適化を選択するのが推奨されている。
• 4. コンバージョン価値の最適化を実施したことがない場合は、バリュー最適化を使用しないことを推奨されている。

(5) 現在、Meta広告ではベータ版機能として条件ごとに配信調整ができる「値のルール（Value Rules）」が提供されています。調整対象として設定可能な条件の組み合わせとして、最も適切なものを一つ選べ。

• 1. 年齢とコンバージョンの場所
• 2. 年齢と性別と興味関心
• 3. 地域と広告のリンク先
• 4. クリエイティブIDと配置