こんにちは! ASUE株式会社Webマーケティング課のアイバです。
ASUE株式会社では運用型のWeb広告全般の運用代行を行っておりますが、近年Web広告は運用の自動化が進んだことで知識さえあれば最低限の設定ができ、70点くらいの配信がしやすくなってきています。
そんな中で、自動化などに任せることが難しく差がつくのが、実際にユーザーが目にするクリエイティブです。
ということで、本記事ではWeb広告におけるクリエイティブ(今回はバナー画像の話)の重要性と、ASUEでクリエイティブ制作をどのように行っているか、ASUEでご提供しているバナーパッケージプランを例にご紹介しています。
目次
検索広告の限界
検索広告は非常に効率が良い広告媒体です。商品やサービスに関して能動的に検索行動を行っているユーザーにのみ配信される広告のため、ニーズが顕在化しているユーザーのみにアプローチすることが可能だからです。
では、検索広告の予算を増やせば増やしただけ広告からの獲得が増えるのでしょうか?
答えはNOです。
というのも、検索広告では、商材を欲するユーザーがどのような語句で検索を行うかを考え、その語句で検索したユーザーに対して広告を配信していますが、残念ながら全体で検索される量(=検索ボリューム)には限りがあります。
検索ボリュームはこちら側が簡単に動かすことができない検索広告の上限であり、このため検索広告はある程度伸びたあとは必ず頭打ちになってしまいます。
では、それ以上にWeb広告での成果を伸ばしていくにはどうすれば良いのでしょうか?
ディスプレイ広告・SNS広告のクリエイティブ改善によるポテンシャル
頭打ちになった検索広告から、さらにWeb広告の成果を伸ばしたい —— そんなときに力を発揮するのがディスプレイ広告・SNS広告です。
ディスプレイ広告やSNS広告では、顕在層のみにアプローチできる検索広告と違い、顕在層(サイトへの訪問者など)だけでなく商材に興味がある層(準顕在層)や今後同様の商材に興味を持ちそうな層(潜在層)など、アプローチできる幅が広くなります。
検索広告と比較すると、ターゲットを広げて配信するためCVRが低下しCPAも高くなる傾向にはなりますが、上手く活用できれば獲得を拡大できます。
現在、検索広告もMeta広告などのSNS広告もターゲットの自動化・最適化などが浸透しており、知識さえあれば最低限の設定は可能です。
その一方で、その中で自動化ではどうにもできない & インパクトの大きいものがクリエイティブの改善です。
クリエイティブについても、昨今では生成AIの進化により広告媒体上の自動生成機能は頻繁にアップデートされていますが、まだまだ実用に耐えるレベルではなく、クリエイティブ領域は媒体任せではなく人が改善を行っていく必要があるでしょう。


このクリエイティブによる改善インパクトは非常に大きく、いわゆる”勝ちクリエイティブ”が見つけられればCPAを大きく引き下げられる可能性も秘めています。
勝ちクリエイティブ発見!ずっと勝負……できる?
しかし、残念ながら勝ちクリエイティブの旬は永遠には続きません。季節が移り変わるように、人の心がうつろうように、勝ちクリエイティブを配信し続けるとフリークエンシーが溜まっていき徐々に成果は悪化します。
そのため、安定的な成果改善のためには定期的に新たな勝ちクリエイティブを見つけて刷新していく必要があります。(ちなみに規模にもよりますが大体3ヶ月くらいで鈍化します、季節と一緒ですね。)
つまり、ディスプレイ広告・SNS広告を攻略するにはコンスタントに勝ちクリエイティブを発掘していくことが重要であり、これができれば新規顧客の開拓にも繋がるのです。
ASUEのクリエイティブ制作・改善の考え方
ASUEでは、毎月定額で決まった枚数のバナー制作を行うバナーパッケージプランをご提供しています。
今回は、こちらのプランで行っているASUEのクリエイティブ制作・改善方法をご紹介していきます。

ASUEでは、訴求軸×デザインでの表現の二軸でPDCAサイクルを回してクリエイティブの検証と改善を実施しています。
訴求軸とデザインでの表現例が以下の通り。
訴求軸
- 機能訴求
- 価格訴求
- 品質訴求
- 効果訴求
- ターゲット訴求
- 権威性訴求
- 数字訴求
- キャンペーン訴求
- 限定訴求
- 季節訴求
- ネガティブ訴求
- 緊急訴求
- 悩み訴求
- 気づき訴求
- 対比訴求
- 変化訴求
- 比較訴求
- 未来訴求 など
デザインによる表現
- ベーシック
- 雑誌・新聞の記事風
- UGC風
- 口コミ風
- シーズナル
- チャット風
- 吹き出しコメント風
- ニュース風
- 写真メイン など
クリエイティブ改善のステップ
その1:ターゲット・商材理解→訴求軸の候補を選択
広告運用と同様、本格的なバナー改善を行う場合はターゲットと商材の理解に時間をかけて取り組んでいます。

すでに広告を配信中の場合はそれまでの知見をもとに、新たにASUEで広告運用をする場合は(バナーのクリエイティブ改善も行っていく場合は)配信準備時の内容をもとに、ターゲットと商材を理解し、そこから使えそうな訴求軸の候補をピックアップします。
その2:表現との組み合わせの検討
過去の配信結果やリサーチでの仮説に基づいて、ピックアップした訴求軸の候補とデザイン表現との組み合わせの優先順位を立てます。
その3:優先順位をもとにバナー作成→検証

その2で決めた優先順位をもとに、優先順位の高い訴求と表現の組み合わせからデザイナーがバナーを作成していき、検証マトリクスを用いて検証を進めていきます。
また、クリエイティブごとの詳細な数値に関しても別途シートで集計し、クリエイティブの評価を行います。

まとめ
Web広告の成果をより高めたい時に重要なクリエイティブ。
ASUEでは今回ご紹介したバナーパッケージプランでは、マーケターとデザイナーが連携して、訴求面とデザイン面でクリエイティブの改善を行っています。
- 検索広告だけでは成果が頭打ちになってきた
- ディスプレイ広告やSNS広告の成果が伸び悩んでいる
- クリエイティブの改善をしていきたい
- よりクオリティの高い広告クリエイティブを配信したい
など、Web広告や広告クリエイティブについてお悩みの方はぜひASUE株式会社までご相談ください!
広告バナーの成果を最大限に!
- バナーをたくさん作っても成果が出ない
- 勝ちバナーの傾向が掴めない
- ずっと同じバナーを配信、効果が落ちてきた……
- バナーの制作工数が足りない
上記のようなお悩みを持った方へ
ASUEのバナーパッケージプランはいかがでしょうか?
この記事を書いた人

アイバ
2021年入社。もともとは上場企業で複数事業のマーケティングを担当した後、よりWeb広告の専門性を高めるためにASUEへ入社。趣味はNBA鑑賞