Googleが教えてくれた品質スコアに関する4つの事実~Settling the (Quality) Scoreより~

2014年06月25日

2020年11月09日

こんにちは!
ASUEのカズです!

サッカー日本代表、残念でしたね。
最終スコアは1-4ということで、世界の壁を感じました。

サッカーのスコアも気になりますが、リスティング広告運用者として気になるのは「品質スコア」。
最近、品質スコアに関して語られることも多いですが、眉唾ものの情報もチラホラ……
そんな中、英語版のGoogle公式ブログ:Insdie AdWordsにて品質スコアに関する文書が公開されてましたが、今のところ英語しか無さそうなので要約&翻訳してみました!

……毎度のことながら、強引な導入w

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Photo by Pakutaso.com

1.品質スコアはKPIではない!診断ツールだ!

品質スコアは車のエンジンの警告灯のようなもので、広告文とキーワードの健全さを図るためのもの。

2.変更が影響しやすい高価値な部分に努力を集中すべし!

変えられないものや上方修正が限られているものに注力するくらいなら、インパクトを最大化できるところに品質改善努力をしたほうがいい。

3.広告の品質に関する「ビッグ・スリー」に注目せよ!

ビッグ・スリーとは、「推定クリック率」「広告の関連性」「リンク先ページの利便性」。

1

こいつらですね。

  • 推定クリック率が低い ⇒広告文をもっと説得力のあるものに!
  • 広告の関連性が低い ⇒ユーザーの検索クエリに合った広告を!
  • リンク先ページの利便性が低い ⇒もっと使いやすい、関連性のあるランディングページ(LP)へ誘導せよ!

4.広告の品質になにが関係あって、なにが関係ないのかを理解せよ!

広告の品質改善になにが必要なのかを理解することで、効果的な改善に集中することができる。

関係あるもの

  • デバイス ⇒モバイル・ターゲティングやスマホ用LPも考慮しよう
  • 新しいキーワードを追加したとき、関係性のあるキーワードのパフォーマンスが影響する ⇒特に高品質が望めるエリアでの関連サーチの範囲を広げよう
  • ユーザーの意図との関連性 ⇒広告文とLPがユーザーの求めるものと一致するようにしよう

関係ないもの

  • アカウントの構成(キャンペーンの名前や広告グループの数) ⇒自分が管理しやすいようにキャンペーンを構築してね
  • Google検索パートナーやディスプレイネットワーク ⇒Googleでの検索の推定クリック率を求めるときに、他のネットワークでのトラフィックは考慮しない
  • 広告の掲載順位 ⇒ユーザー・エクスペリエンスを向上させることに努めましょう!入札単価を上げても品質は上がらない

余談:タイトル”Settling the (Quality) Score”に込められた意味

"Settle the Score"とは「借りを返す・仕返しをする」というような意味になります。

「品質スコア」にかけて、「君たち品質スコアに関して色々言いたいこと言ってきて混乱を起こしてきたその借りを返してやるからね^^」というGoogleさんの意図でしょうか。

(まあ、「Score」にはもっと色々意味があるので、シンプルに「議論を落ち着ける」くらいの意味でしょうけどw)

最後にまとめ

「品質スコア」に惑わされるな!
良い広告を作る目安くらいに考えよう!

Google側のメッセージとしてはやはり、「ユーザーのことを考えた広告が一番だよ!」ということなんでしょうね。
「品質スコア至上主義」にならず、より良い広告、サービスを展開するための道標にしていきましょう!