
ピッピッピッピーーーーーーーーーーー……


さて、今月も1ヶ月のWebマーケティング情報をまとめておとどけするツキイチのお時間がやってまいりました!
司会は私、N山でお送りします!

トピックスはこちら!

今月も気になる話題が盛りだくさんですね。

気になるトピックスがあれば目次のリンクから飛んでみてくださいね!
目次
Google 広告の最新情報

AIを活用した新しい広告ソリューション導入

画像参照元:「Introducing new AI-powered ad solutions to drive demand」
https://blog.google/products/ads-commerce/new-ai-powered-ads-to-drive-demand/
- Google 広告はAIを活用した2つの新しいキャンペーンを発表
- Demand Gen キャンペーン
- ビジュアルに重点を置いたタッチポイント(YouTube、YouTubeショート、Discover、Gmail)にパフォーマンスの高いビデオ・画像アセットが高いクリエイティブが配信される
- 8月以降にβ版が配信される模様
- Video View キャンペーン
- インストリーム動画、インフィード動画、YouTubeショートの中で視聴回数を最大化して動画クリエイティブを配信するキャンペーン
- テストではインストリームのスキップ可能な視聴単価キャンペーンと比較して平均40%多い視聴回数を達成
- β版に参加するには要問い合わせとのこと

先月のGoogle Marketing Live2023のまとめでもご紹介しましたが、それぞれβ版がもうすぐ提供開始するようです。

広範囲への導入は今年後半以降になるようですが、楽しみですね!
参考:「Introducing new AI-powered ad solutions to drive demand」
https://blog.google/products/ads-commerce/new-ai-powered-ads-to-drive-demand/
レスポンシブ検索広告の分析情報を提供開始


- 機能概要
- レスポンシブ検索広告で、広告ごとにどんな検索語句で広告が表示されたか検索語句カテゴリを確認可能に
- アセットの分析・改善に役立つ機能
- 現在β版
- 確認方法
- 管理画面の左メニュー[広告とアセット]をクリック
- 表示された広告一覧から、分析情報を確認したいレスポンシブ検索広告の[アセットの詳細を表示]をクリック
- 上部に表示された[分析情報]の[詳細情報を表示]をクリック
- 活用方法
- パフォーマンスが低いアセットの入れ替え
- 広告表示につながりそうな検索カテゴリを反映した広告の追加作成
- アカウントで未設定のキーワードを含めるようにキャンペーンの拡大をしたり広告のパフォーマンスを高める

レスポンシブ検索広告において、どの広告がどんな検索語句で表示されたかがわかる「検索カテゴリ」が分析情報として見られるようになります。

どんな検索キーワード(のカテゴリ)で広告が掲載されたかがわかるので、新しい広告の追加やパフォーマンスが低いアセットを入れ替えるなど、レスポンシブ検索広告の改善に役立ちますね!
まだベータ版なので確認のできるかどうかはアカウントによって差があると思いますが、確認できるアカウントではぜひチェックしてみてください!
参考:「Google 広告 ヘルプ — レスポンシブ検索広告の分析情報について」
https://support.google.com/google-ads/answer/13353283?hl=ja
参考:「Google、レスポンシブ検索広告の分析情報(ベータ版)の提供を開始。広告ごとの検索カテゴリの確認が可能に」
https://anagrams.jp/blog/insights-for-google-responsive-search-ads/
アプリキャンペーンの改善
- AIを活用したアプリキャンペーンの機能改善
- 各種チャネルでリーチを拡大
- コンテンツ指向の新しい広告フォーマットを追加への取り組み
- YouTube ショートではインストールオーバーレイの追加
- 効果を高めるための分析情報
- 広告グループフィードのフィルタリング・プロモーションアセット・季節性の調整を有効化すればユーザーの需要を検出できる
- 最適化スコアとオークション分析などのインサイトも充実
- 遅延ディープリンクを広告グループ単位で設定可能に
- 動画アセットのクリエイティブテストツールリリース予定、現在β版テストあり など

アプリキャンペーンの改善がいろいろ進んでいるようです。

動画アセットのクリエイティブテストツールは現在すでにベータ版の提供が開始しているようですね!
参考:「Google 広告 ヘルプ — アプリ キャンペーンの継続的な改善」
https://support.google.com/google-ads/answer/13685893
Yahoo!広告の最新情報


検索広告でマッチタイプ「部分一致」の判断要素を追加
- キーワードのマッチタイプが部分一致の場合の広告表示の判断要素を追加
- 多くのユーザーにアピールできる部分一致のメリットを保ちながら精度の高い広告表示が可能に
- 追加される要素
- ランディングページの内容
- 同じ広告グループの配下にある他のキーワード
- 例:「青梅」という検索キーワードの場合
- 地名(東京都青梅市など)と食品(梅の果実、梅酒の材料など)など別の検索意図が考えられる
- 従来部分一致で利用していたユーザーの過去の検索行動以外に、LPの内容などが加わり、より検索意図を汲み取った広告表示に対応可能

検索広告のキーワードのマッチタイプについて、部分一致の仕様が少し変化するようです。

広告表示の判断要素として、LPの内容や同じ広告グループの配下の他のキーワードなどをみて、より検索意図を汲み取った広告を表示させるようになるようです。
7月上旬に対応完了予定で、すでに順次対応が進んでいるみたいですね。
管理画面から検索クエリなどをこまめに確認しておきたいですね!
参考:「Yahoo!広告 リリースノート — 【検索広告】マッチタイプ「部分一致」の判断要素追加について」
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30427112.html

「青梅」で検索している人の中には「青海」のつもりで検索している人も絶対いると思う
オーディエンスカテゴリーターゲティングの移行機能提供開始
- オーディエンスカテゴリーターゲティングが2023年10月頭頃に提供終了予定
- それに伴い、オーディエンスリストターゲティングへの移行機能を提供開始
- オーディエンスカテゴリターゲティングを利用中の場合は、1件ずつ手動で移行または本機能を利用して移行する
- 対応していない場合は、10月頭頃の提供終了時にシステムによる強制移行が実施される

2023年2月のツキイチでご紹介したYDAのオーディエンスターゲティングの刷新について、オーディエンスカテゴリターゲティングの移行機能が提供開始されました。

手動での移行や本機能での移行を行わない場合は、10月頃にシステムによる強制移行が行われる予定のようです。
現在利用中の方は早めに対応しておきましょう!
参考:「Yahoo!広告 リリースノート — 【ディスプレイ広告】オーディエンスカテゴリーターゲティングの移行と提供終了について」
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30421877.html
レスポンシブディスプレイ広告、タイトル・説明文ごとのレポート提供開始へ
- 実施日
- 2023年6月28日(水)
- 対象サービス
- Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)
- 概要
- パフォーマンスレポートで、メディア(画像)単位に加えてタイトル・説明文単位での実績値の出力も可能になる

これまで、レスポンシブディスプレイ広告ではメディア(画像)単位での実績がパフォーマンスレポートで確認可能でした。
今後は、タイトル・説明文単位でも実績が確認可能になります。

タイトル・説明文単位のデータは2023年4月12日以降のものが確認可能とのことです。
広告アセットの分析や改善に役立ちそうですね!
参考:「Yahoo!広告 リリースノート — 【ディスプレイ広告(運用型)】レスポンシブディスプレイ広告におけるタイトル別・説明文別レポート提供開始のお知らせ」
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30424718.html
広告管理ツールのフィルター・検索機能改善
- 実施日
- 2023年6月28日(水)
- 対象サービス
- Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)
- 広告管理ツール、Yahoo! Audience Discovery内でフィルター機能の名称・数値の判別の仕様を変更
- アルファベット:全角半角、大文字小文字の区別がなくなる
- 数字、記号:全角半角の区別がなくなる(対象外の記号あり)

広告管理ツールの機能が改善され、フィルターじのアルファベットや数字、記号の半角全角・大文字小文字などの区別がなくなります。

管理ツール上のすべての画面で使えるわけではなく、アカウントと権限管理などでは使えないようです。
フィルターや検索機能を使う際に、全角か半角か、大文字か小文字かなどの区別を考えなくてよくなるので利便性がアップしそうですね!
参考:「Yahoo!広告 リリースノート — 【ディスプレイ広告】広告管理ツール内のフィルター・検索機能の改善について」
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30425555.html
LINE広告の最新情報

Talk Head Viewで動画自動再生の「Auto play video」提供開始

画像参照元:「Talk Head Viewに動画自動再生の新フォーマット「Auto play video」提供開始」
https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/talk-head-view/auto-play-video/
- LINEのトークリスト上部に広告が配信できる「Talk Head View」「Talk Head View Custom」の新フォーマットに「Auto play video」がリリース
- Auto play videoとは
- 従来の静止画のフォーマットよりも1.5倍程度大きなサイズで動画が表示され、自動再生される新しい広告フォーマット
- 遷移フロー
- 動画をタップした場合
- 動画の表示サイズが拡大され、続きを再生
- 再生終了後の画面で[詳細を見る]をタップで設定したランディングページに遷移
- 動画をタップしない場合
- そのままのサイズで動画が再生
- 再生終了後に表示される[詳細を見る]をタップで設定したランディングページに遷移
- 動画をタップした場合

トークリストの上部の配信面に掲載されるTalk Head Viewに新しく自動再生の動画フォーマットが発表されました。
このフォーマットでは、従来のサイズの約1.5倍のサイズで動画が表示され、自動再生されるそうです。

トークリストへの広告表示については、2023年5月のツキイチでもMiddle Size(従来よりも大きなサイズ)での表示のテストが行われるとご紹介しました。
今回の実装はTalk Head ViewとTalk Head View Customのみですが、それ以外でもトークリストの広告占有面積が広がっていくかもしれません。
参考:「Talk Head Viewに動画自動再生の新フォーマット「Auto play video」提供開始」
https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/talk-head-view/auto-play-video/
参考:「Talk Head Viewに動画自動再生の新広告フォーマット「Auto play video」を提供開始」
https://anagrams.jp/blog/auto-play-video-on-talk-head-view/
LINE広告の配信がLINEオープンチャットにも拡大
- LINE広告の配信がLINEオープンチャットでもスタート
- 各オープンチャットの上部に広告が掲載される
- LINEオープンチャットとは
- トークタブからアクセス可能なチャットサービス
- 年代・趣味等の共通点があるユーザー同士が交流できるチャットサービス

LINEのオープンチャットで広告が配信されるようになります。

オープンチャットでは、チャットの上部に広告が表示されるようですね。
LINEは各種サービスにそれぞれ広告の掲載を拡大しています。まだ広告配信がされていないサービスがあれば、そちらも今後広告が配信されるかもしれませんね。
参考:「LINEの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINEオープンチャット」での広告配信を開始」
https://www.linebiz.com/jp/news/20230602/
参考:「LINE広告「オープンチャット」へ広告配信先を拡大」
https://anagrams.jp/blog/line-ads-in-open-chat/

さて、続いては日常でも使えるSNSの新機能・新情報をお届けするSNSアップデートハンターのお時間です!
N丸くんよろしくね!


今月もInstagram・Twitterから気になる話題をお届けします!
日常で使える!? Instagramの最新情報
クリエイターとファンがリアルタイム交流できる「一斉配信チャンネル」を導入

画像参照元:「クリエイターがファンとリアルタイムで交流できる新機能「一斉配信チャンネル」を導入」
https://about.fb.com/ja/news/2023/06/broadcastchannel/
- クリエイターがファンとリアルタイムで1対nの交流が可能になる新機能「一斉配信チャンネル」
- クリエイターが自分のフォロワーを招待でき、関心の高いファン層と交流できる公開メッセージツール
- クリエイターはテキストや写真、動画、ボイスノートを一斉配信チャンネル向けに投稿できる
- 参加したユーザーはコンテンツに絵文字でリアクションをしたり、アンケートに回答することが可能

Instagramにクリエイター向けの新しい機能が発表されました。

なんとなくフォローしているユーザーではなく、よりクリエイターに対して関心度の高い熱いファン向けにコンテンツを配信できる機能ですね。
上手く通常の投稿などと使い分けられれば良さそうです。
参考:「クリエイターがファンとリアルタイムで交流できる新機能「一斉配信チャンネル」を導入」
https://about.fb.com/ja/news/2023/06/broadcastchannel/
日常で使える!? Twitterの最新情報
APIの仕様が突然変更!?有料版でもフォロー・フォロワー取得が不可能に
- TwitterAPIから「フォロワー取得」「フォロー取得」の機能が削除
- Basicプラン・Proプランそれぞれで同機能が使用できない模様
- 事前の告知等はなし
- 今年始まったTwitterAPIの有料化後課金して同機能を利用していた開発者が対応に追われた

TwitterAPIがまた変な方向に動きました。これまで取得可能だったフォロー数・フォロワー数の取得ができなくなったということです。事前の告知等がなかったため、各サービスの開発者さん等が不具合では?と言われていましたが、APIのページからもフォロー数・フォロワー数の取得についての記述が消されていました。
TwitterはTwitterを利用したサービスを作ることをよく思っていないのでは?というのは以前から言われていたと思いますが、有料化して数ヶ月でこういう変更をするのはどうなのか?と思わざるを得ませんね。

Twitterのいいところは元の機能がシンプルで、APIを使ったツールと連携してユーザーによっていろんな楽しみ方ができたところもあると思うので、こういう第三者が開発したツールを排除してしまうような動きは悲しいですね。
参考:「Twitter API、また急に仕様変更 有料機能「フォロワー/フォロー取得」を突然削除 事前告知なし、開発者から批判相次ぐ」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2306/28/news175.html

有料プランにしたのに数ヶ月でサイレントで大きな機能変更を行うの、本当にどうかと思う。
フォロワーリストの検索が可能に!? 現在開発中
- アプリのUIのアップデートの一環として、フォロワーリスト内での検索機能を開発中の模様
- アカウントのフォロワーリスト内で、名前やidの検索が可能になる

Twitterのデザイナー・Andrea Conway氏がTwitter上でフォロワー検索機能の開発中の画面を公開しました。

これは嬉しい機能ですね!
フォロワーのツイートが見たくて、ユーザー検索しようとしたら上手く出ないことがあるので……。フォロワー内から検索できるならもう少し楽になりそうです!
参考:「Twitter Experiments with the Capacity to Search Your Following List」
https://www.socialmediatoday.com/news/twitter-experiments-capacity-search-following-list/653607/
まとめ(エンディング)

今月も気になる話題が盛りだくさんでしたね。

Twitterがどこへ向かっていくのか、それが気になりますね。

……そうだね。
ASUE株式会社では、毎月月初にWeb広告やSNSの最新情報をおとどけするツキイチを公開している他、メールマガジンでも毎週気になるWebマーケティングニュースをおとどけしております。

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それでは、また来月お会いしましょう!!
この記事を書いた人

2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。パーソナルカラーはイエベ春。
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