リスティング広告の配信直後はまずはここを見よう!初動で確認すべき広告アカウントの切り口3選

2023年10月11日

2024年07月10日

こんにちは、ASUE株式会社でWeb広告運用をしているアイバです。

リスティング広告を新しく始めるには、キーワードや広告文、計測周りなど多くの作業が必要です。が、準備をしっかりしたからこれでもう大丈夫!と思っていませんか?

リスティング広告は「運用型広告」とも呼ばれる通り、配信開始した後の「運用」によって得られる成果は全く変わってきてしまいます。そのため、配信開始直後は特に当初の想定とのギャップが出がちなので注意が必要です。

そこで今回は、配信開始した直後に最低限注視すべきポイントを3点紹介します!

予算損失は発生していないか?

    • 日予算5,000円 CPC500円の場合:1日に10クリックだけ
      →夕方には広告がストップしてしまう
    • 日予算5,000円 CPC100円の場合:1日に50クリック可能
      →24時間まんべんなく配信できる
  • クリック数が多い方がCVも当然多くなるので、広告配信量が減りすぎないクリック数を最大化できる調整をする必要がある

リスティング広告の運用における予算損失とは、主に「1日の途中で日予算に達してしまい広告がストップすること」を指します。これは、1日に使える予算に対してクリック単価(CPC)が高いために起きてしまいます。

ただし、入札単価を下げすぎるとオークションに勝てず配信が減りすぎてしまうため、日予算内でクリックが最大化できるような入札単価の調整が必要となります。

そのギリギリ具合を確認するための指標が「検索広告のインプレッション損失率(予算)」です。

この指標が0%で無い限り、日予算が足りていない状態と言えます。もちろん広告予算が潤沢にあれば、日予算をどんどん追加することで予算損失状態は解消できますが、現実には予算が決まってるケースが大半かと思います。

そのためまずはインプレッション損失率(予算)が0%になるように入札単価(クリック単価)を調整し、日予算内でクリックを最大化できている状態=適切なペースで配信できている状態を目指しましょう。

逆に日予算に対してクリックが全然発生していない場合は、入札単価を強める・配信キーワードを増やすなどで露出を増やすための打ち手が必要となりますね。

変な検索語句に配信されていないか?

検索広告で、どんな語句(クエリ)で検索した時に広告が配信されているかは非常に重要です。なぜなら想定とは違うクエリで配信されてしまい、無駄な広告費を使ってしまうケースがあるためです。特に配信開始直後は、検索クエリレポートを頻繁に確認し、無関係なクエリは適宜除外するようにしましょう。

変なクエリが出てくるパターン

  • 部分一致
    • 関連するキーワードを広くとってくるため、無関係なクエリを拾いやすい
    • 最近は精度が改善されているもののまだ変なクエリはある
  • フレーズ一致
    • 入稿したキーワード+その類似パターン(同じ検索意図のもの)のみが表示されるが、たまに変なクエリが混ざることもある

最近は部分一致での入稿が主流になっているため、クエリの精査や除外キーワードの追加を入念に行う必要があります。

「部分一致のキーワードの成果が悪いから!」と安易に入札を下げてしまいたくなると思いますが、クエリを見た上で不要なものを除外するだけで向上する可能性も十分にあります。

これは運用開始直後に関わらずですが、リスティング広告においてクエリの管理は非常に重要ですので、とにかく手癖のようにクエリを確認し、適切なターゲットに広告配信できる状態を目指しましょう。

リスティング広告のマッチタイプが仕様変更!キーワードはどう変わった?
キーワードのマッチタイプについての紹介はこちらも
 2021年9月14日リスティング広告のマッチタイプが仕様変更!キーワードはどう変わった?
「部分一致で拾えるからOK」は間違い? きちんと分析してキーワードを追加しよう
キーワードのマッチタイプを調整して広告運用している事例
 2022年11月8日「部分一致で拾えるからOK」は間違い? きちんと分析してキーワードを追加しよう

レスポンシブ広告で変な組合せになっていないか?

レスポンシブ広告は、複数の見出しや説明文(場合によっては画像も)を入稿し、自動でそれらが組み合わされて入稿される広告タイプで、Google、Yahooともに現在はこのタイプしか入稿することが出来ません。

「自動で組合せ」してくれるこの広告ですが、相手は機械なので必ずしもこちらの意図を汲んで見出しを配置するわけではありません。

そのため組合せによっては、ちぐはぐで不可解な広告文が配信されてしまう可能性があります。このような状態は、広告のパフォーマンスが上がらないだけでなく、広告を見ている方に不信感を与えてしまいますので速やかに修正するようにしましょう。

リスティング広告には多岐に渡る設定項目がありますが、ユーザーが目にするのは広告文(クリエイティブ)だけです。そのため媒体の機械学習に丸投げするのではなく、適宜実際のクリエイティブを確認したり、その傾向から顧客の解像度を深めて、適切なクリエイティブが配信される状態にしましょう。

まとめ

広告アカウントで最低限確認すべきポイント3選

  • 予算損失が発生していないか
  • 変なクエリを拾っていないか
  • レスポンシブ広告で変な組合せが配信されていないか

もちろんここ以外にも配信地域やコンバージョン計測周りなど、そもそもの設定が正しく機能しているかを確認する必要もあります。Web広告の配信開始時は確認すべきことはたくさんありますが、まずは初動から安定させられるかが一つの関門ですので、落ち着いて一つずつこなしていきましょう!

アイバ

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