こんにちは!ASUE通信編集部です。
Web広告を成功させるには、誰に広告を見てもらうか・どこに広告を表示させるかというターゲティングが重要になります。
誰に・どこに広告を出すかを考えるにあたって、ターゲティング方法を知らないと戦略も立てられない!ということで、ターゲティング方法をまとめておきたいと思います。

今回はYahoo! 広告のターゲティングメニューをご紹介します!
目次
人をターゲティングする方法
- 性別ターゲティング
- 年齢ターゲティング
- オーディエンスリストターゲティング
- サーチキーワードターゲティング
- オーディエンスカテゴリーターゲティング
こちらは、「どんな人」に広告を見せるかでターゲティングする方法です。
性別・年齢などユーザーの属性でターゲティングする方法や、興味関心・購買意向などのカテゴリーを使用してターゲティングするオーディエンスカテゴリーターゲティング、作成したリストに基づいてターゲティングするオーディエンスリストターゲティングは、Google 広告のディスプレイ広告(GDN)にも類似のターゲティング機能がありますが、「サーチキーワードターゲティング」についてはGDNにはないYahoo!広告のディスプレイ広告特有のターゲティング方法です。
性別ターゲティング
- 広告の配信先ユーザーを性別で絞り込めるターゲティング方法
- 指定できる性別
- 男性
- 女性
- 不明
- 初期設定ではすべての性別に配信される
- 「女性」を指定した場合、「女性と判定したユーザー」「女性と推定されるユーザー」
文字通り、指定した性別に対して広告を配信できるターゲティング方法です。性別は登録情報等から判定されたり、ユーザーの行動などから推定された性別に対して配信されます。
参考:「Yahoo!広告ヘルプ——性別ターゲティング」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51452
年齢ターゲティング
- ユーザーの年齢区分で配信先を絞り込めるターゲティング
- 年齢区分一覧
- 18歳~19歳
- 20歳~24歳
- 25歳~29歳
- 30歳~34歳
- 35歳~39歳
- 40歳~44歳
- 45歳~49歳
- 50歳~54歳
- 55歳~59歳
- 60歳~64歳
- 65歳~69歳
- 70歳以上
- 不明
- 「25歳~29歳」を指定した場合、「25歳~29歳と判定したユーザー」と「25歳~29歳と推定されるユーザー」に配信される
こちらも文字通り、指定した年齢のユーザーに対して広告を配信できる方法です。性別同様、指定した年齢範囲内であると判定されたり推定されたユーザーに広告が配信されます。
参考:「Yahoo!広告ヘルプ——年齢ターゲティング」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51458
オーディエンスリストターゲティング

- いろいろなデータソースを基にオーディエンスリストを作成し、そのリストに含まれるユーザーに広告を配信(または除外)できる機能
- オーディエンスリストでできること
- Webサイトへの訪問ユーザーに広告を配信する(サイトリターゲティング)
- 独自に作成したユーザーリストに広告を配信する(メールアドレス等の顧客データなど)
- 広告主が提供するアプリの利用情報を使ってユーザーに広告を配信する
- 作成済みのリストと行動履歴が類似するユーザーに広告を配信する(既存顧客の類似ユーザーなど)
- 複数のオーディエンスリストを組み合わせて広告を配信する
さまざまな方法で作成したユーザーリストをもとに、広告を配信できる方法です。
例えば、Webサイトへの訪問ユーザーや特定のアクションを起こしたユーザーにアプローチするサイトリターゲティングや、過去の顧客に対してリピート購入を誘起するようなキャンペーン配信、過去の顧客とインターネット上で似た行動をとっているユーザーに対して広告を配信する類似ユーザーの獲得などを行うことが可能になります。

顧客データを使ったリストなどを作成する場合は、個人情報を扱うことになるので要注意ですね。
参考:「Yahoo!広告ヘルプ——オーディエンスリストターゲティング」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=96611
サーチキーワードターゲティング

- Yahoo! JAPANの検索機能を使って指定したキーワードを検索したユーザーをターゲティングできる機能
- 検索をしたユーザーが、ディスプレイ広告(運用型)が配信されるWebページを閲覧したときに過去の検索キーワードをもとに配信される
- 検索広告で運用しているキーワードを併用すると、同じターゲットへ訴求可能
Yahoo! JAPANの検索機能を使って、指定したキーワードを検索したユーザーをターゲティングできる方法です。
人をターゲティングする方法は、それぞれ名前や詳細は違えどGDNにも類似のターゲティング方法がありますが、こちらはGDNにはない手法です。
検索広告で運用しているキーワードを併用することで、同じターゲットへ訴求をすることが可能です。
参考:「Yahoo!広告ヘルプ——サーチキーワードターゲティング」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51536
オーディエンスカテゴリーターゲティング
- 特定のカテゴリのユーザー層に対して広告を配信できるターゲティング機能
- カテゴリータイプ
- 興味・関心:商品やサービスに興味関心を示すユーザー
- 購買意向:商品の検索やカートに入れるなど、購買検討を行っているユーザー
- 属性・ライフイベント:家族構成等の特定の属性を持っているユーザーや就職・結婚等のライフイベントを控えているユーザー
興味を持っているものや買おうとしているものなどの特定のカテゴリーのユーザー層に対して広告を配信することができるターゲティングです。かつてはインタレストカテゴリーターゲティングと呼ばれていました。
例えば、潜在顧客の集客やブランド認知に使えるユーザーの興味・関心をもとにしたカテゴリーや、見込み顧客にアプローチできる購買意向をもとにしたカテゴリー、その人の属性や結婚等の人生の転機になったり生活が変化するようなイベントをもとにしたカテゴリーでターゲティングすることが可能です。
カテゴリーの詳細については、かなり分量が多くなるので下記の記事をご覧くださいませ。

参考:「Yahoo!広告ヘルプ——オーディエンスカテゴリーターゲティング」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51395
配信面をターゲティングする方法
- サイトカテゴリーターゲティング
- プレイスメントターゲティング
- コンテンツキーワードターゲティング
広告を出す「人」ではなく「場所」でターゲティングするのは、この3種類のターゲティングです。
サイトカテゴリーターゲティング
- 特定のカテゴリーに属する、広告掲載面を持つサイトに広告を配信できるターゲティング機能
- 指定しない場合は、配信可能なすべての掲載面に広告を配信する可能性がある
カテゴリーを指定すると、広告掲載面を持ちそのカテゴリーに属するWebサイトに配信できるターゲティング機能です。
カテゴリーの詳細は、下記の記事をご覧ください。

参考:「Yahoo!広告ヘルプ——サイトカテゴリーターゲティング」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51470&o=
プレイスメントターゲティング
- 広告を配信または除外するWebサイトを指定できるターゲティング機能
- 広告の配信先をWebサイト単位で制御できる
- ドメイン単位で配信するため、サイトが閉鎖になった・サーバートラブル・配信面が撤去された等で広告が停止する可能性あり
こちらは、カテゴリーではなく広告の配信先をドメイン単位で制御できるターゲティング方法です。
Webサイトを直接指定することができるので、例えば過去の広告運用でCVにつながった配信面を持つWebサイトを直接指定することが可能です。
ドメイン単位で指定するため、広告自体に問題がない場合でもサイト閉鎖・サーバートラブル・配信面の撤去等のサイト側の問題によって広告が停止する可能性があることもあるので、その点は留意しておく必要があります。
参考:「Yahoo!広告ヘルプ——プレイスメントターゲティング」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51425
コンテンツキーワードターゲティング


- 広告の配信・除外をしたいWebページやコンテンツ(記事)の内容をキーワードで指定し、制御できるターゲティング機能
- 事前に作成したキーワードのリストを選択することで設定できる(指定キーワードが少ないと、表示回数が低下する可能性があるので要注意)
- 対象掲載面はYahoo! JAPANの一部サービスで、コンテンツキーワードターゲティングが可能な掲載面のうちコンテンツの解析が可能でキーワードとマッチした場合に配信される
広告を配信・除外したいWebページやアプリのコンテンツの内容をキーワードで指定して、表示場所を制御できるターゲティング方法です。
対象掲載面は、下記のYahoo! JAPAN内のサービスになります。(タイムラインの広告枠は対象外)
- Yahoo!ニュース
- スポーツナビ
- スポーツナビDO
- Yahoo! 映画
- Carview!
- Yahoo! テレビ
- GYAO
- Yahoo!ファイナンス
- Yahoo!不動産 おうちマガジン
各サービス内の各ページのコンテンツを解析し、そのコンテンツ内容が指定したキーワードとマッチした場合に広告が配信されます。

比較的新しいターゲティングメニューなのですが、ASUEで試したところ、運用次第でいい成果が得られそうでした!
事例等は下記のブログでご紹介していますので、ぜひご覧くださいませ!

参考:「Yahoo!広告ヘルプ——コンテンツキーワードターゲティング」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=87410
その他のターゲティング
最後に、人や掲載面以外のターゲティングをご紹介します。
地域ターゲティング
- 広告を配信する対象地域を設定できるターゲティング方法
- デバイスや利用環境、登録・設定情報などをもとにユーザーの所在地や関心・関連のある地域を判定し、広告を配信できる
- 地域の設定方法
- 地域名の指定
- 都道府県単位
- 市区郡単位
- 半径指定
- 地図上でピンを立てて指定
- スポット名や住所、緯度経度などを入力し、候補の中から指定
- 地域名の指定
広告を配信する対象地域を設定できるターゲティング方法で、ユーザーの登録・設定情報やデバイス・利用環境などをもとに、所在地と関心・関連ある地域を判定してターゲティングが可能です。
都道府県単位や市区郡単位での地域名の指定と、地図上のスポットや住所を選択したり特定の場所にピンを立てたりしてそこからの半径で地域を指定することが可能です。
参考:「Yahoo!広告ヘルプ——地域ターゲティング」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51437
曜日・時間帯ターゲティング
- 広告を配信する曜日・時間帯を指定できるターゲティング方法
- 時間単位は1時間単位で可能
特定の曜日・時間帯にインターネットを利用しているユーザーに広告を表示できる方法です。
参考:「Yahoo!広告ヘルプ——曜日・時間帯ターゲティング」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51446
デバイスターゲティング
- デバイス(端末)やOSなどを設定して広告の配信先を絞ることが可能なターゲティング方法
- 設定可能項目
- デバイス:キャンペーン目的がアプリ訴求の場合、PCは設定不可
- 全てのデバイス
- PC
- スマートフォン
- タブレット
- OS
- 全てのOS
- Android
- iOS
- OSバージョン:キャンペーン目的がアプリ訴求の場合、スマートフォン・タブレットのOSバージョンの下限値を設定可能
- プラットフォーム:スマートフォン・タブレットの配信先をWebとアプリから選択できる
- 全てのプラットフォーム(ウェブ/アプリ)
- ウェブ
- アプリ
- デバイス:キャンペーン目的がアプリ訴求の場合、PCは設定不可
スマートフォン・タブレット・パソコンや、OS、プラットフォームなど使っているデバイスなどから広告の配信先を絞り込めるターゲティング方法です。
参考:「Yahoo!広告ヘルプ——デバイスターゲティング」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51419
ターゲティングの特色を理解して適切に使用しましょう
他の広告媒体にもあるようなターゲティング方法から、あまりないようなものまで、いろいろなターゲティング方法がありましたね。それぞれのターゲティングの特色や違いをしっかり理解して適切にWeb広告の運用に利用していきましょう!

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この記事を書いた人

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