こんにちは、ASUE株式会社広報のN村です。
私事ですが、先日東京・上野の東京国立博物館にて2022年4月頭まで開催されていたポンペイ展に行きました。そこで、「ユリア・フェリクスの家」から出土したアッボンダンツァ通りに面する北側の外壁に描かれた「賃貸広告文」が展示されており、それを観たわたしは西暦60〜70年代のような時代でも、そこに文明や人の生活があれば、「広告」が生まれるんだなぁ……とWeb広告の業界に身を置いている人間として感慨深くなりました。
ちなみにその賃貸広告文は自分で撮ってきた写真もあるのですが(場内撮影OK)商用利用は不可とのことだったため、気になる方は「ポンペイ 賃貸広告」でググってみてください。
ということで、地球上の長い歴史のあの日・あの時・あの場所にもし「Web広告があったら!?」をテーマに、架空の広告を考えてみたいと思います!
ダミーのネタ広告が作りたいだけなんでしょ。
バレてらぁ……
「あったらいいな!」をベースに書くゆる〜〜〜い記事なので、ゆる〜〜〜いこころでご覧いただければ幸いです!
目次
国内編
ナウマンゾウがいた時代
狩りに行くとなったらメンバーを募ったり、バイト代(報酬)はそのお肉だったりするのかな……と考えたナウマンゾウの狩りへ行くための求人募集の広告です。
マンモスにしろナウマンゾウにしろ、あのサイズの生き物を狩りで仕留めてたのすごくないですか……?
平安時代
続いては平安時代!
平安時代の貴族の女性は十二単を着用していました。着る上で重要だったのが襲と重ねの色目。季節などによって、衣の色の組み合わせを変えておしゃれを楽しんでいました。ちなみに、襲は重ねる衣の色の組み合わせ、重ねは1枚の衣の表と裏の生地の組み合わせのことを指すそうです。なんで同じ読みの言葉にしたのだろうか……?
配色は大体2-3色を基調に考えられていたようで、昨今のWebデザインの配色とも通じるところがありますね。
ちなみに、ASUE通信にも配色の基本について書いたブログがあるのでよかったらそちらもどうぞ!
・デザインの配色はどう決める? 配色のキホンと困ったときに頼れるWeb配色ツール
https://asue.jp/blog/?p=18071
・それっぽい"適当な"例付き!ターゲット・商品に合わせた色選びとは?色から受ける印象
https://asue.jp/blog/?p=18101
続いては、当時の大ベストセラーのプロモーションです。清少納言の枕草子と紫式部の源氏物語は、それぞれ日本の文学史においても重要な作品です。当時は今のように、周囲で話題になった作品が紙に刷られて広まっていく……というものではありませんが、もし本が手軽に出版されるような世の中であればこんなふうに広告が出ていたのかもしれませんね。
源氏物語といえば、大学受験期、古文の勉強と称して大和和紀さんの「あさきゆめみし」を読みましたね。
徳川綱吉の治世
時は変わって、江戸時代。5代将軍・徳川綱吉の治世では、「生類憐みの令」が有名ですね。新たな法律・生活にも密接に関わる内容ですし、江戸幕府広報(とは)が認知拡大のための広告を出してもおかしくはないですね。
小学校の頃に読んでいた歴史学習マンガでは、蚊を叩いた人が捕まってるのを見て戦慄しました。
幕末
幕末といえば、みんな大好き新選組ですね。隊士募集の際はこういう感じで求人募集の広告を出していたのでは……という内容です。
同世代あるあるだと思いますが、初めてハマった大河ドラマは新選組でした。
マリーアントワネット編
マリー・アントワネットといえば、華やかなドレスや鬘を身につけていたことが有名ですよね。彼女のドレスや鬘をデザイン・製作していたのが仕立て屋のローズ・ベルタン(最近漫画にもなっています)と鬘屋のレオナール。王妃となったマリーのファッションはフランス貴族だけでなくヨーロッパ中の貴族の流行を作り出したと言われており、今で言うところのファッションインフルエンサーのような存在でした。彼女が身につけたデザインのドレスや鬘をこぞって他の貴族たちが着たということはやっぱりショッピング広告に出ていたのでは……!?という広告です。他にもインスタとかにローズ・ベルタンのブティックの広告が出てそう。
こちらは鬘屋のレオナールの広告です。当時の貴族のファッションは髪型からドレスまでまとめてコーディネートするのが当たり前だったそうで、特にマリーアントワネットがいわゆる盛り髪を流行らせてからは船などの派手な飾りを乗せることもあったんだとか。
ミュージカルでもフランス革命を描いた作品はたくさんありますが、豪華な衣装や髪型も見どころの一つですね♡
キリスト教編
知恵の実
旧約聖書の最初の書である創世記には、天地創造からの神と人類についてが描かれています。最初の人類はアダムとイブの2人であり、彼らはエデンの園で「食べてはいけない」と禁じられた善悪の知識の実をヘビに唆されて食べたことでエデンの園を追放されます。
みなさんも、うまい話やあま〜〜〜〜い言葉には惑わされないようにしましょう!!!
悪いヘビはいい人のふりをして近づいてくるので……
なんの話?
ノアの方舟
知恵の実によって人類が知恵を持ったことで、人類は堕落の一途を辿ります。人類の様子を見た神は、一度地球上の大掃除(大洪水)をすることに決め、ノアに命じて方舟を作らせます。この方舟に乗ることだけが大洪水から助かる唯一の手段であり、地上に暮らす動物たちの種を守るためにすべての動物を乗せるように伝えます。
ということで、ノアの方舟に乗り込む動物を募集したのでは……!?という広告を作成しました。
ちなみに、ノアの方舟は実在説もあって発見の報告が過去に何例かあるんだとか……
都市伝説みたいなものだとは思いますけど、こういう某ム○に出てきそうな話は楽しいので好きです。
免罪符
カトリック教会が16世紀に発行した罪の償いを軽減させるとする証明書のことで、ルターの宗教改革では大きく批判されるなど一悶着あった末にトレント公会議で金銭での売買が禁止されることになります。……多分この頃、各種広告媒体で免罪符の出品が禁止されるようになったと思います。おそらくそれまではショッピング広告に出ていたはずですね。
ショッピング広告で売ったらダメ感がすごい。
オーストリアの皇后エリザベート編
オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ一世の妻で皇后となったエリザベート。過酷なダイエットや美容方法で、自身の美貌と痩身を維持していたと言われています。実際に、彼女が住んだウィーンのシェーンブルン宮殿には、彼女のダイエットのための器械体操用器具が置かれた部屋が残っています。
ということで、フィットネスジムと皇后が入ったと言われるミルク風呂がメニューにあるエステサロンの広告です。きっと貴族が通ったはず……。
彼女は過度なダイエットや美容法によって、晩年はシミ皺が多く常にベールや扇・日傘などで顔を隠していたと言われているので、何事も"ほどほど"がいいですね。ちなみに、彼女の写真や肖像は若い時のものしか残っていません。
最後に
今回広告らしきものを作ってみたどの時代にも、まだインターネットはありませんでした。が、きっとどの時代にもいろんな広告があって掲示されたりしていたのでしょうね。
現代では、マーケティングの手法や広告の内容などが問題になったり邪魔もの扱いされたり……と嫌われる場面もある広告ですが、Web広告を扱う会社として、広告やマーケティングを正しく使ってクライアントのビジネスと、その向こうにいるユーザーになんらかのいい結果がもたらせるように日々精進していく所存です!
なんかいい感じにまとめたな……。
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この記事を書いた人
2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。
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