こんにちは、ASUEの岩下です。
ここ1か月程度のお話になりますが、
お客様にアクセス解析のレポートのご説明を行っているときに、
重要なお話を付け加えています。
それは、とてもメジャーなアクセス解析「Googleアナリティクス」において、
流入キーワード※が分からなくなったというものです。
※流入キーワード・・・具体的にどのようなキーワードを検索して、ホームページにやってきたか
調査したところ、Googleアナリティクスで流入キーワードは分からなくなったのは事実で、
流入キーワードが無い場合にどのように変化していくか、
詳細に検討されているところもございます。
(本情報の情報源:Web戦略ラウンドナップ様:http://www.roundup-strategy.jp/mt/archives/2013/10/google-not-provided-100.html#gsc.tab=0)
いったい何が起こっているのか、どういうことが今後変化していくのか、
私たちでも簡単に考察を行ってみました。
目次
どうして流入キーワードが分からなくなったのか
理由は一言で言うなら、Google検索がSSL化した、というものです。
あまりどなたも気にされることはなかったと思いますが、
GoogleのURLをよく見ると、このようになっています。
「https」 と記載されているのが分かりますか?
普通のホームページのアドレスの場合、「http」だけで、「s」はついていません。
この「s」がついているのがSSL化されている、という証拠です。
SSLって何よ?! という方も多いと思います。
非常にざっくりとした説明としては
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「現在インターネットで広く使われているWWWやFTPなどのデータを暗号化し、プライバシーに関わる情報やクレジットカード番号、企業秘密などを安全に送受信することができる。」
インターネット用語辞典e-Words:http://e-words.jp/w/SSL.html より抜粋
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インターネット用語アレルギーな方、大丈夫ですか?(笑)
さらにざっくり言い切っちゃいますと……「安全にデータを送信できる」わけです。
じゃあなぜ流入キーワードが取れなくなったのかというと、
このSSLにより、安全にデータを送信している性質上、たとえGoogleといえど
流入キーワードを取得ができなくなったのです。
流入キーワードが取得できない以上は、Googleも公開のしようがないのです。
流入キーワードが取得できなくなったことにより何が起こるか
流入キーワードを厳密に解析し、それをもとにして考察をしていた方には
かなりの痛手となると思われます。
ですがASUEではさほど痛手であるとは考えていません。
アクセス解析の草創期の頃は流入キーワードの解析も
重要な指標となっていましたが、近年はもっと多角的に解析する必要が出てきました。
具体的には、特にスマートフォンの流行により
デバイス(スマホなのかタブレットなのかPCなのか)の解析が必要になったり、
コンテンツの充実性がSEOと密接に関わることから、
コンテンツ(どのページが見られているか)、といった部分を見るのが顕著ではないでしょうか?
最後にまとめ
Googleアナリティクスで流入キーワードが見れなくなるのは事実!
しかしアクセス解析から何を導き出すか、本質を見極めて
活用すれば今後も継続して使用できます!?
Googleアナリティクスは2005年11月からサービスが始まった、
もうすぐ10年になるサービスです。
このように大きな変更や変革はこれまでにも何度かあり、
そのたびにユーザーも変更に合わせた解析を行ってきました。
これからも高機能なサービスとして提供してもらえるのを期待しつつ、
私たちも時代に合わせて活用していきましょう。
この記事を書いた人
ASUE通信編集部
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