
こんにちは!ASUEのWebマーケター・ミヤタです!
広告主様から「今すぐ広告配信したい!」とご依頼をいただくことがありますが、みなさんは勢いで広告をスタートしてしまったこと、ありませんか?
過去何回か広告の運用についてのお話をしてきましたが、今回は、広告を出す前に最低限考えるべき「広告をクリックした先にあるページ(=ランディングページ)」についてお話をしたいと思います!
目次
広告を配信する前に
広告効果を考えたらまずランディングページを考える必要がある?

ミヤタアヤノ

ナナミチ
ASUE株式会社のWebデザイナー。
口癖は「海に帰りたい」。お正月はひたすら海外ドラマを見て過ごしたらしい。

意外と見落とされてしまいがちですけど、広告配信にとってランディングのページの内容って大事ですよね。

そうですね。
せっかく広告を配信するなら、ただ広告を表示してユーザーにクリックさせるだけでなく、広告を見たユーザーがランディングページを見て購入等の成果まで行くように、道筋をきちんと考えることが配信成果を出す近道だと思います。
ランディングページを蔑ろにすると、次のようなことが起こることも考えられます。
ランディングページを大事にしないと……
- ユーザーが目的のアクション(コンバージョン)を果たさずに帰ってしまう可能性が高まる
- ランディングページの内容が広告の評価ポイントのひとつとされる場合もあり、ページの評価が低いと広告の掲載機会が減る可能性がある

今回は、広告配信するときに最低限チェックするべきランディングページのポイントを紹介していきます!
あくまで最低限の内容になりますが、すでに広告を配信している人も改めてチェックしてみてください!
ランディングページを最低限整えよう

成果を出すために必要なコンテンツやテクニックは、サイトや商材によって異なりますが、ページをつくるとき最低限抑えておきたいポイントはどんな商材でも基本はほとんど共通しています。
ポイントを以下の3つのステップに分けてみました!
広告のランディングページで最低限チェックしたい3ステップ
- ステップ1:内容を見てもらおう
- ステップ2:良さをユーザーに届けよう
- ステップ3:CVしてもらおう

今回の記事では、この中から「ステップ1:内容を見てもらおう」をお届けします。
ステップ2,3は次回以降の記事でご紹介するので、そちらをご覧くださいませ~!!!
わかりやすく紹介するために、画伯ミヤタが図をたくさん描いたのでそちらもご注目ください(`・ω・´)!

(下手な方の画伯。。。。( ˘ω˘)スヤァ)
ステップ1:内容を見てもらおう

最初は基礎中の基礎!
まずは内容の中身を読んでもらえるように見た目を整えましょうというお話です。
いいことが書いてあっても、そもそも内容を見てもらえないとアクションには繋がりません。
まずは、ページの内容が「見てもらえる状態か」を考えていきましょう。
内容を見やすくするための基本的なポイントを紹介します!
内容が見てもらえないときのチェックポイント
- テキストがびっしり
- 文字が読めない
- 商材がわからない
- 専門用語が多くて難しい
- 欲しい情報が見つからない
- 読み込みが遅い

これらのケースは、少し手を加えたり見せ方を工夫することで変化が出ることも多く、わりと改善しやすいことが多いので、順番に見ていってみてください。
テキストがびっしり!

例としてこんなコンテンツを用意してみました!
題して「ミヤタのここが推せる」!!!!

(え、この例は一体……???)

いいところを伝えたい!と思うあまり、気づけば論文のようなボリュームでテキストびっしり・・・!!っていうこと、ありません?
商品の売り手とページの造り手が同じひとだと想いが強すぎてやってしまいがちですよね。

そうですね。文字がたくさん並んでいるとたいていのユーザーが読む気をなくしてしまうので、見やすいように直してみましょう!

(なんて書いてもらえるかな。。。('ω'))
焦るミヤタ

わたしが作ったものと比べてとってもわかりやすいですね!!!
ミヤタの魅力がよくわかります!!!

(おだてすぎたかもしれない( ˘ω˘)スヤァ)
満更でもない顔

直すポイントとしては、
- 本当に言いたいことを絞ってテキスト内容を精査
- 画像やイラスト、図表は、バランスよく利用して視覚的イメージで情報を伝える
画像や図解は用いすぎるとゴチャついた印象になってしまうため、バランスを見て調整しましょう。

(あれ……?天然って部分はひょっとして……褒められていないのでは…!?)
文字が読めない・・・!

そもそも文字が読めない!っていうこともありますね。

一番注意したいのは、PC画面だけ見ながら作ったサイトですね。
頑張って作ったのに、スマホ画面で見たときに見にくい状態になっていたり表示が崩れていると本当に残念です…><
文字が読みにくくなるのを防ぐためのポイントとしては、
- 閲覧環境によって著しく見にくい状態になっていないか?(ex.スマートフォン対応がされていない等)
- 背景によって文字が読みにくくなっていないか?
- 余白や行間等が適切か?
上記のポイントを参考に、ユーザーの閲覧環境を意識して背景色やフォントサイズは調整しましょう!
商材の内容がわかりにくい

商材やサービス名がなんなのかがよくわからないというページも意外とあります。

商品やサービス名が、機能や効果のアピールに埋もれて分かりづらかったり、そもそも商品やサービス名を明記し忘れてるページですね。
「そんなのありえないでしょ」と言われそうだけどこれが意外とある……( ˘ω˘)

例として、意外と見かけるランディングページのメインビジュアルを作ってみました!
自信作です!!!

眠気を覚ます何か…ということはわかりますが…
- 何の商品なのか
- どんなものを売ろうとしているのか
…というような商品の基本情報がないので、その後の内容も頭に入って来づらいです。
商品の基本情報はできるだけ最初にページを開いたときに見える部分(=ファーストビュー)内できちんとわかるようにするといいですね。
このビジュアルもちゃんと商材がわかるようなものに変更してみましょう!

はーい!!!

コーヒーを売るランディングページだったんですね!!!(っていうのはわかったけど、ミヤタさんの絵が下手で何も入ってこない。。。。。)
何の紹介かよくわからないページだと、商材の良さを伝える前にユーザーが帰ってしまう可能性が高いので、ぱっと見てわかりやすい記載を心がけましょう。

もっと絵に磨きをかけてわかりやすいメインビジュアルを作りたいと思います(`・ω・´)

が、がんばってね。。。( ˘ω˘)
何を言ってるのかわからない……専門用語ばかりになっていませんか?

今度はページ内のコンテンツではなく、ある営業担当の営業先でのお客さんとの会話を例に見てみました。

(イラストの勢いがすごい。)
ビジネス用語や専門用語ばかりでわかりにくい……

ですね( ˘ω˘)

サイトを閲覧するターゲットや一般ユーザーから見て、わからない表現・聞き慣れない用語ばかりになっていると、見てもらえない原因になりえます。
以下のような配信のときは言葉選びに注意してみると◎です!
- 一般的に知られていない専門性の高い商材
- 理解するために知識が必要な内容
- 専門用語を知らない一般ユーザーをターゲットにする場合
ちなみに、Aくんの先輩のBくんに話してもらうとこんな感じです。

これなら一個一個単語の意味を調べずとも、なんとなくわかりますね。

文章や伝え方の表現方法は、自分では分かっていても一般の感覚からはズレてしまっている可能性もあるので気をつけたいですね。

対策としては、ターゲットに近しい知識レベルの周囲の人に協力してもらってサイトの内容を理解できるか確認してもらう等、ターゲットにとってより身近な表現や言葉を意識してサイト内の文言を考えることが大切ですね。

(アグリーって言いたいだけでしょ。。。。。( ˘ω˘))
欲しい情報……どこにいるの?

1ページ内の情報量が多かったり、遷移できるページが多い場合に、とくに注意すべきなのが「欲しい情報がわかりやすく記載されているか」です。

普段何気なくネットを使っていても、「営業時間どこに書いてあるの!?」や、「あれ?さっきも同じような内容を別ページで見たような……」ということありますよね。

例としてこんなページを作ってみました!

見たい情報が探しにくかったり、情報が多すぎてごちゃごちゃしていたりすると、ユーザーが欲しい情報にたどり着けずに離脱してしまう可能性につながります。
工夫をして情報を整理しておくとユーザーに親切です!
例えば…
- コンテンツを探しやすいようにメニューボタンをつける
- 同じようなコンテンツは一つにまとめる
- 関連して見られているページは遷移しやすい導線を用意する
他にもいろいろありますが、見やすく情報を整理して掲載してあげるよう心がけることが大切ですね。
読み込みが遅いっ!!!

せっかくページの内容を精査してわかりやすいデザインにしても、ページの読み込みが遅いとそれだけで離脱しちゃうユーザーは増えてしまいます。
一般的には、読み込みに3秒以上の時間がかかると半数近い人が待てずに帰ってしまうというデータもあったりします。

そうですね。広告だけでなく、Googleの検索順位(SEO)にも悪影響が出ると言われていたりします…

自分のページが大丈夫か気になった場合は、表示速度の改善ツールなどを活用して、読み込みが速いのか遅いのかを知ることから始めてみるのもいいですね。
Googleの「PageSpeed Insights」が、無料で簡単に診断ができて具体的な改善の提案も表示してくれるため、おすすめです。
「ステップ1:内容を見てもらおう」のまとめ

ということで、今日のまとめ!ユーザーに広告のランディングページの内容を見てもらうための6つのポイントをイラストでまとめてみました(。`Д´。)ドヤァ

めちゃめちゃ見づらい!!!!!
「内容を見てもらおう!」のまとめ
- テキストびっしりはNG
- ユーザーの閲覧環境を考える
- 商材はわかりやすく明記する
- 専門用語には気をつける
- 欲しい情報は見つけやすく整理する
- 読み込み速度に注意する

人の振り見て我が振り直せとはこのことですね。
ステップ2とステップ3のご紹介
ステップ2:良さをユーザーに届けよう

ステップ2では、商材やサービスの良さをきちんと伝えられるようなコンテンツ作りをしましょう!というお話をします!

ステップ3:CVをしてもらおう

ステップ3では、きちんとCVをしてもらいやすいようなページ内の導線ができていますか?というお話と、三記事分の最後のまとめまでご紹介します。



どちらも併せてご覧くださいませ~!!!
せっかく制作したLP、成果出てますか?
- ブランディング色が強く訴求がおろそかに……
- なんのサービスかがわかりにくい
- ターゲットに刺さりにくいデザインになっている
- CVRが低い・成果に繋がっていない
本資料では、上記のやりがちな失敗を踏まえて
売れるデザインにするための効果的な方法を分かりやすく紹介!
この記事を書いた人

ミヤタアヤノ
2015年秋入社、2020年秋退社した元ASUE社員。好きなものは芋栗カボチャと映画と米津玄師。出社最終日は遅刻した。
今後のミヤタさんのご健闘をASUE一同お祈りしています。