リスティング広告を出稿していると、不正なソフトウェアによるクリックや誤ったクリックなどが発生してしまいます。Google、Yahoo!ともに無効クリック、不正クリックは課金されない仕組みとなっているので、あまり意識する必要はないと思いますが、お客様から聞かれた時に備えて、どのようなクリックが対象になるかは情報と知っておくと良いと思います。
ということで今回は無効なクリックの確認方法と、どのようなクリックが無効になるかについて書いていきます。
目次
無効なクリックの確認方法
Google AdWordsもYahoo!スポンサードサーチも表示項目の変更を行うことで無効なクリックを確認できるようになります。Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)では、無効なクリック数の確認は2015年8月20日現在できません。
Google AdWordsでは、表示項目から掲載結果を選び、「無効なクリック」を追加することで確認できます。
Yahoo!スポンサードサーチの場合は、表示から無効なクリックを追加すれば確認できるようになります。
どのようなクリックが当てはまるのか
具体的にどのようなクリックが無効なクリックとなるのでしょうか。GoogleとYahoo!それぞれ見ていきます。
Google
・広告主の費用や、広告を掲載するサイト運営者の収益を意図的に増やすために手動で行われるクリック
・自動クリックツールやロボットなどの不正なソフトウェアによるクリック
・ダブルクリック時の2番目のクリックなど、広告主にとって価値のない余分なクリック
Yahoo!
・ユーザーの正常なサイト訪問や購買につながらないクリック
・ユーザーによる誤クリック
・悪意があると判断されるクリック
Yahoo!の方が若干曖昧な表現となっていますが、これは悪意を持つユーザーに利用されることを避けるためだそうです。
Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告ともに、このようなクリックが行われても課金されない仕組みとなっています。また、無効クリックが間違ってクリックと判断されて、消化されてしまった場合でも広告費が戻ってくるようになっています。ただし、全ての無効なクリックを除外できるまでには至っていないというのが現状のようです。
Google、Yahoo!ともに無効なクリックに対する取り組みを継続的に行っています。詳細を知りたい方は以下のリンクを読んでみてはいかがでしょうか。
Google の無効なクリックへの対策
http://www.google.com/intl/ja_ALL/ads/adtrafficquality/invalid-click-protection.html
広告サービス品質向上の取り組み - Yahoo!マーケティングソリューション
http://marketing.yahoo.co.jp/service/quality.html
最後にまとめ
無効クリックの確認方法とどのようなクリックが無効になるかご紹介しました。「無効クリックが行われているのではないか?」という不安を抱いている方がいたら、今回紹介したようなGoogleやYahoo!の不正クリック対策についてお話すると良いのではないでしょうか。
この記事を書いた人

アオヤマ
大学卒業後、2ヶ月ほどニート生活を満喫してから2014年にASUE株式会社に入社。2021年退職。「リスティング広告 眼鏡」でしばらく自分の記事が1位に表示されていたが、気付いたら陥落していた。今後のアオヤマさんのご健闘をASUE一同お祈りしています。