
こんにちは、ASUE株式会社のテラザワです。
Meta(旧Facebook)広告を運用するには、Facebookページの開設が必須です。
既にクライアントが持っているページを使用するケースもありますが、運用スタート時に新しく作成することも少なくありません。
今回は、新規でFacebookページを作成する際の注意点をまとめました。
些細なことが原因で広告アカウントの停止に繋がるリスクもあるため、事前にぜひご確認ください。
目次
ページ作成時……注意しないとどうなる?
Facebookページ作成には、Meta側の審査や監視システムが働いています。そのため、以下のようなリスクが発生する可能性があります。
- ページ作成にペナルティ期間が設けられ、数日間作成できなくなる
- 作成直後にページが停止される
- 最悪の場合、個人アカウントやビジネスマネージャの停止(バン)に発展
こうしたリスクを避けるためにも、注意点を事前に把握しておくことが重要です。
よくある注意点と対策
以下のパターンは、よく停止されるため、極力避けることをおすすめします。
短期間で複数ページを作成する
- 事例:
- 案件ごとに連続で作成
- ページ名の重複などで再試行を繰り返す
- 対策:
- 可能な限り1日に1ページの作成にする
- 事前にページ名の重複チェックをしておく
まず、短時間で複数ページを作成してしまうパターン。複数の案件のページを短時間で作成したり、ページ名の重複などで作成ができず再試行を繰り返すことなどは、ペナルティを受ける可能性があるので要注意です。
複数ページ作成の必要がある場合は可能な限り1日1ページ程度のペースで作成したり、作成前に同じページ名のFacebookページが既にないかの確認をしてから作成したりすることで対策できます。
利用制限のあるユーザーに権限を付与する
- 事例:
- 制限中のユーザーを管理者として追加
- 他の担当者が意図せず追加してしまうケースも
- 対策:
- アカウント状態の確認を徹底
- クライアントに制限中ユーザーには権限を与えないことを同意してもらう
続いて、Facebookページ作成のペナルティを既に受けているユーザーに対して権限を付与してしまうパターン。
権限を持った他のユーザーがペナルティを受けたユーザーに権限を付与してしまう場合もあるため、事前に関係者のアカウントの状態を確認したり、クライアントには制限中のユーザーに権限を与えないことに同意してもらうことで対策できます。
信頼度の低いアカウントで作成する
- 事例:
- Facebookアカウントを作ってすぐにページを作成
- 以前に警告や制限を受けたアカウントで作成
- 対策:
- 信頼性の高いアカウント(使用歴あり・本人確認済など)で作成
- クライアントが新規アカウントの場合は、社内で代理作成することも検討
作ったばかりの新規のFacebookアカウントや以前警告・制限を受けたFacebookアカウントなど、信頼度の低いアカウントでページを作成してしまうと、ページ停止等のペナルティの恐れがあります。
使用歴が長いアカウントや本人確認完了済みのアカウントを使用するのがおすすめです。クライアントのページ作成時にクライアントが新規作成の場合は社内で代理作成するのがおすすめです。
同一IPや端末での不自然な操作
- 事例:
- 公共Wi-Fiを使って複数ページを作成
- 頻繁なログイン・ログアウトで不審な動きと判断される
- 対策:
- 公共Wi-Fiの利用は避ける
- 複数回の作成作業は間隔を空けて行う
公共Wi-Fiを使ってのページ作成や頻繁なログイン・ログアウトなど、不自然な操作がある状態でのページ作成はペナルティを受ける可能性があります。
公共のWi-Fiを使用してページ作成の操作を行わないようにする、不自然な行動をした可能性がある場合は時間をずらして作成することを推奨します。
作成前のチェックリスト
それ以外にも、ページ作成時にペナルティを受けないために事前にチェックしておきたいポイントをまとめました。
作成頻度 | 同日に複数ページは作成しない(1日1件まで推奨) |
---|---|
権限付与 | 利用制限中のユーザーに権限を与えない |
Facebookアカウントの確認 | クライアントが未所持なら、代理で作成することを検討 |
不自然な操作の防止 | 頻繁なログイン・ログアウト、公共Wi-Fiの使用は避ける |
基本情報の整合性 | 電話番号・住所・メールは正確に(HPと一致) |
プロフィール画像 | ブランドのロゴなど、明確な正方形画像を使用 |
カバー画像 | 視覚的にブランドが伝わる横長画像を設定 |
ユーザーネーム | シンプルでわかりやすい形式(例:@asue) |
作成時はぜひこちらもチェックしてみてください。
トラブルを防ぐために:まとめと対処法
Facebookページの作成は、Meta広告運用のスタートラインに立つための大切なステップです。しかし、少しの不注意や判断ミスが原因で、ページ作成の制限やアカウント停止といったトラブルにつながることもあります。
これらのトラブルは、事前に正しい知識を持っていれば、未然に防げるケースがほとんどです。本記事で紹介したチェックポイントや注意点を参考に、慎重に進めていただければと思います。
特に、次のようなポイントは要注意です:
- 短期間での複数ページ作成
- 利用制限のあるユーザーへの権限付与
- 信頼性の低いアカウントでのページ作成
- 公共Wi-Fiや不自然な操作による信頼度の低下
「ページが作れない」「突然停止された」「操作に問題があったかもしれない」といった場合、自己判断で何度も操作を繰り返すことはNGです。
Meta(Facebook)側の自動検知は非常に厳しく、繰り返すことでアカウント自体が完全に使用停止(バン)になるリスクもあります。
そのため、異常を感じたら次の対応をおすすめします:
- まずは操作を中断し、時間を置いて再試行する(数時間〜1日以上あける)
- 明確なエラーや制限が表示された場合は、Metaビジネスサポートに問い合わせ
- 状況に応じて、作成作業を別のアカウントや担当者に引き継ぐことも検討
トラブルが発生したときに焦らず、適切な対応を取ることが、長期的な広告運用の安定につながります。

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この記事を書いた人

テラザワ
Webマーケティング課
保有資格
- Google広告認定資格
- GAIQ
2024年入社。前職からのWeb広告運用歴は5年以上。
自慢できることは忍耐力。