
ピッピッピッピーーーーーーーーーーー……


さて、今月も1ヶ月のWebマーケティング情報をまとめておとどけするツキイチのお時間がやってまいりました!
司会は私、N山でお送りします!

トピックスはこちら!


今月も気になる話題が盛りだくさんですね。

全部読むととっても長いので、気になるトピックスがあれば目次のリンクから飛んでみてくださいね!
目次
Google広告の最新情報

レスポンシブ検索広告の自動作成アセットが生成AIで?

画像参照元:「Google 広告 ヘルプ — AI 駆動の検索広告向けツールを使って創造性を高める」
https://support.google.com/google-ads/answer/14079753
- 自動作成アセット機能の利用可能言語に日本語をはじめ7言語が追加
- アメリカ・イギリスでは自動作成アセットに生成AIが活用される予定
- 会話形式で検索キャンペーンの作成機能も

レスポンシブ検索広告の自動作成アセット機能は、すでに設定済みの見出しや説明文、リンク先のランディングページの内容から自動で新しい見出しや説明文を作成する機能です。これまで英語圏で展開されていましたが、この機能の対応言語に日本語が加わりました。
さらに、アメリカ・イギリスではこの機能に生成AIが利用されるようになるそうです。

また、会話形式で検索キャンペーンの設定を進められる機能もできるようですね。
これまで運用してきた方にはあまり必要ない機能な気もしますが、新しく始めるもののよくわかっていない人には便利なのかもしれません。
参考:「Google 広告 ヘルプ — AI 駆動の検索広告向けツールを使って創造性を高める」
https://support.google.com/google-ads/answer/14079753
参考:「Google 広告、レスポンシブ検索広告で生成AIを活用したアセット自動生成機能をリリース」
https://www.atara.co.jp/unyoojp/2023/09/google-ads_automatically-created-assets/
参考:「Google 広告 ヘルプ —自動作成アセットについて」
https://support.google.com/google-ads/answer/11259373?hl=ja
P-MAXでURLを含むターゲティング機能を提供へ
- P-MAXキャンペーンで指定したURLのルールに当てはまるページのみ広告のリンク先として使用するようにできる機能が追加
- 最終URL拡張がオンになっている場合、すべてのページに広告からの流入がリダイレクトされる可能性があるが、成果につながらないページは除外したりしたい
- 特定のテキストを含むURLを持つページをターゲットにすることが可能
- 例)
- 特定の商品カテゴリ「example.com/shoes/…」のみにP-MAXを配信→「/shoes/」を設定

P-MAXキャンペーンで、最終URL拡張機能をオンにすると動的検索広告のように状況に応じてサイト内の様々なページがランディングページとなる可能性があります。
そのページをある程度指定できる機能が登場しました。

会社概要など、Webサイトとしては重要でも広告のランディングページとしては向かないページはたくさんあるので除外したり、キャンペーンによってはこの商品・サービスに関係するページに……などが可能です。
参考:「Google adds URL Contains targeting functionality to Performance Max」
https://searchengineland.com/google-url-contains-targeting-functionality-performance-max-431572
「容認できないビジネス」についてのポリシーを新たに作成
- ユーザーのオンラインショッピングをより安全にするためのポリシー
- 2023年11月21日更新予定で、内容的にはこれまで「不実表示」に該当指定なようなものを分離して、容認できないビジネスとして追加される模様
- 禁止内容:
- 他のブランドへのなりすまし
- 架空のビジネスを通じてユーザーの金銭や情報を得ようとする
- ユーザーの健康・生命・安全を危険に晒す可能性のあるサービスの虚偽広告
- 違反が見つかった場合はアカウントが停止され、広告掲載が不可となる

Google 広告のポリシーがアップデートされます。
内容としては大きく変化はないですが、とりあえず違反するとアカウント停止となるポリシーなので注意しましょう。

真っ当なビジネスをしていれば特に問題はないです。
参考:「Google is planning to update its Misleading Representation policy」
https://searchengineland.com/google-update-misleading-representation-policy-432304
Yahoo!広告の最新情報

YDAで動画広告をLINEアプリへ配信
- 開始予定日:2023年10月4日(水)
- ヤフーとLINEの取り組みの一環でこれまでも相互配信を行なっていた
- 今回から、動画広告がLINEアプリ(まずはLINE NEWS)に配信されるようになる
- 配信機会の増大が見込める
- LINEアプリへの配信の除外も可能

LINE広告との相互配信は以前から行われていますが、これまで配信されなかった動画広告がLINEアプリの中のLINE NEWSに配信されるようになります。

配信機会が増大が見込めますが、LINEに配信したくない場合は除外も可能です。
参考:「Yahoo!広告 リリースノート — 【ディスプレイ広告(運用型)】LINEアプリへ動画広告を配信」
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30444641.html
検索広告でキャンペーン間の共有予算機能提供開始へ
- 検索広告のキャンペーン間で1日の予算を共有できる機能の提供を開始へ
- 2023年中に実施予定
- 1つの予算を複数のキャンペーンで横断して利用でき、予算管理がより柔軟にできる

検索広告で複数のキャンペーンを跨いで使える共有予算の機能が今年中に提供開始とのことです。

Google 広告にはすでにある機能ですね。
予算管理がより柔軟にできるようになりそうですね。
参考:「Yahoo!広告 リリースノート — 【検索広告】キャンペーン間の共有予算機能の提供について」
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30444629.html
Microsoft広告の最新情報

レスポンシブ検索広告の自動生成アセットがリリース
- レスポンシブ検索広告の自動生成アセットが正式にリリース(7月に発表)
- アセットの自動生成はランディングページの情報から行われる

Google広告でも使えるようになったレスポンシブ検索広告の自動でのアセット作成がMicrosoft広告でもリリースされました。

生成はランディングページの内容をもとに作られるみたいです。
Microsoft内のデータでは有効にすることでクリック率等の上昇が見られたとのことです。
参考:「Microsoft 広告、自動生成アセットやロゴ表示オプションのリリースを発表(9月アップデート)」
https://www.atara.co.jp/unyoojp/2023/09/microsoft_ads_account_manager_series6/
レスポンシブ検索広告のアセットからマルチメディア広告作成
- レスポンシブ検索広告のアセットから、マルチメディア広告を作成できる
- 見出し・説明文はRSAのアセットを利用
- 必要な設定項目
- 画像
- ロゴ
- 会社名
- 言語
- アクションテキスト

マルチメディア広告とは、Microsoft広告で検索画面の右側に画像と共に大きく表示される広告枠です。その広告を、レスポンシブ検索広告のアセットから流用して作成できるようになるそうです。

見出し・説明文はRSAから流用でき、その他画像やアクションテキストなどを追加する必要があります。
参考:「Microsoft 広告、自動生成アセットやロゴ表示オプションのリリースを発表(9月アップデート)」
https://www.atara.co.jp/unyoojp/2023/09/microsoft_ads_account_manager_series6/
ロゴ表示オプション提供開始
- 自然検索枠に表示される検索結果のように、広告枠でもロゴの表示が可能に
- この表示オプションはアカウント・キャンペーン・広告グループで設定可能

Microsoftの検索エンジンbingでは、自然検索の検索結果にロゴが表示されます。
広告枠でも、同じようにロゴの表示が可能になるとのこと!

アカウント・キャンペーン・広告グループに対して設定できるようです。
参考:「Microsoft 広告、自動生成アセットやロゴ表示オプションのリリースを発表(9月アップデート)」
https://www.atara.co.jp/unyoojp/2023/09/microsoft_ads_account_manager_series6/
LINE広告の最新情報

LINE Creative Lab.の機能アップデート — 背景削除 他
- 背景削除
- 図形のカスタム
- おまけ:画像(アニメーション)の広告否認事例

LINE Creative Labの機能アップデートが発表されました。

また、画像(アニメーション)で審査に通らなかったクリエイティブの事例も紹介されています。
参考:「新しく追加された背景の削除ツールなど、最新のアップデートについてご紹介します!」
https://creativelab-tips.line.me/ja/v2.17.0-release
背景の削除
- 画像処理技術を使って背景を削除した画像が自動生成できる
- その後ブラシ等でのリタッチも可能
- 画像エディタ内の[画像レイヤー] > [マイファイル] > [ストック画像]から利用可能

画像から背景の削除がツール内で簡単にできるようになります。

これまでは背景を消したい場合はPhotoshopなど別のツール等を使って消してからアップロード、という手間が必要だったので、Creative Lab内でより柔軟な画像作成が可能になるのは嬉しいですね。
図形のカスタム機能
- 図形のカスタム機能がリリース
- アウトラインのスタイル(ex. 点線)を変更できたり、角に丸みをつけられる

挿入する図形をカスタマイズできるようになりました。

これができると作れるデザインもかなりバリエーションが増えそうですね。
おまけ:画像(アニメーション)の広告審査否認事例
- 画像(アニメーション)の広告審査において、否認となるようなクリエイティブの実例が紹介されている
- 事前にNG表現がないかきちんとチェックしてから入稿しましょう
- NG例
- 最初と最終のフレームに広告要素がない
- 激しいフラッシュや高速で切り替わる画像
- ユーザーに誤解を与える恐れのある表現
- 商品の魅力を訴求しているとは考えにくい画像
- 各種法規に抵触するもの

よくある「1週間で-10kg!」的なもの(薬機法に抵触)や、派手なフラッシュ表現で過度に目立たせるような画像など、いろいろNGなものがあるので要注意です。

小さい枠内なので、いかに目を引いていかにクリックしてもらうか……と趣向を凝らしすぎてもこういう方向にいっちゃいそうなので要注意ですね。
参考:「こんな表現はNG!広告審査における画像(アニメーション)5つの注意点」
https://creativelab-tips.line.me/ja/tips-animationad-reviewng


ちょうど先日、わりとこの事例から行くとアウト寄りであろう広告をトーク画面の上部で見たところだった。
日常で使える!? X(旧Twitter)の最新情報
さようなら、サークル機能
- サークル機能とは
- 指定したリストに含まれるアカウントのみがツイートを閲覧できる機能
- 2022年8月より正式提供
- サークル機能が2023年10月31日で廃止に
- サークルツイートがなぜか全体公開されるエラー等もこれまで見つかってきた
- 廃止理由は不明だが、コミュニティ機能を改良予定の模様

投稿の公開範囲を制限できるサークル機能ですが、正式に廃止が発表されたようです。

10/31までのようですね。
サークルツイートの扱いが今後どうなるかわからないので、人に見られると困る内容がもしあれば消しておくことをおすすめします……。
参考:「X(旧Twitter)のサークル機能は2023年10月31日で終了へ」
https://gigazine.net/news/20230922-x-circle-will-be-end/

もちろんTwitterのことは信頼していないので(悪口)本当に見られたら困る内容はサークルでツイートしてないんですが、大声で言う話じゃないな……みたいな内容を書くのにちょうどよかったので残念。近年の新機能では断トツの使用頻度だった。
すべてのアカウントを有料化へ? イーロン・マスクが否定
- Xの全アカウント有料化を各社が報道
- 最近のインタビューでの発言を元に報じられたが、そのニュースを取り上げる投稿についた「全アカウント有料化とは言ってない」という旨のコミュニティノートに賛同するリプライを本人が送る
- 実際には現在のプレミアムプランに加えて低価格帯のプランができるという話の模様?
- bot対策のために全面有料化という説もある
- 詳しくは続報を待とう

Xの全アカウントが有料化されるという報道があり、ツイッタラーたちが阿鼻叫喚になりました。

ただ、イーロン・マスク氏は軽く否定しているようなので、低額の有料プランが登場する程度で終わるかもしれません。終わるといいな。
参考:「「X(旧Twitter)を有料化する」とイーロン・マスクが爆弾発言」
https://gigazine.net/news/20230919-x-twitter-monthly-subscriptions-all-users/

今みたいに鶴の一声であっちこっち進んでごちゃごちゃになる前のTwitterだったらサービス存続のために本垢の低額プランの課金は全然ありだったんですが、今のままだと怖いな〜と思うので有料化しないか引っ越すかしたい。
日常で使える!? Metaの最新情報
一方その頃、Instagramでは親しい友達のみにフィード公開の機能が……
- フィード投稿でも「親しい友達」のみの公開範囲で投稿可能に
- これまでストーリーでは設定可能だった

Xではサークル機能の廃止が発表されましたが、Instagramではフィード投稿も「親しい友達」のみに公開できるようになったようです!

Instagramは写真を載せるので、よりプライベートに関わる内容を投稿しがちですし、ありがたいですね。
参考:「Instagram Rolls Out Option to Share Feed Posts With ‘Close Friends’ Only」
https://www.socialmediatoday.com/news/instagrams-rolling-out-option-share-feed-posts-close-friends/692778/
Meta、有料での認証プログラムをビジネスアカウントでも
- クリエイターアカウント向けの有料認証プログラムが今年2月に発表
- 新たにビジネスアカウントでも、同様の認証プログラムを導入する模様
- ビジネスアカウントの金額はクリエイターアカウントの約倍の月額21.99ドル〜
- Facebook / Instagramそれぞれ認証したい場合はそれぞれ支払う必要があるが、割引のセット料金も提供される模様

Metaの有料認証プログラムが、これまでクリエイターアカウント向けだったのがビジネスアカウント向けにも展開されるようです。

Metaの場合、FacebookとInstagramに認証アカウントがありますが、それぞれ認証したい場合は基本それぞれ課金が必要になります。
ただ、割引のセット料金も提供されるようなので認証時は要チェックです!
参考:「Meta Expands Its Paid Verification Program to Business Accounts」
https://www.socialmediatoday.com/news/metas-expanding-paid-verification-program-business-accounts/694173/
Notesへの位置タグ機能をテスト中
- DMの受信箱の上部に表示される「Notes」で位置タグの追加が可能になるテストを実施中
- フォロワーや親しい友達にのみ機能するものなので、リアルタイムな居場所をシェアして繋がることができたりコミュニケーションにも繋がるかも?

Notes機能に位置情報を付加できるタグ機能が追加されるかもしれません。

このNotes機能自体がフォロワーや親しい友達にしか見せられないクローズドな機能なのですが、やっぱり全体に見える場所でいろいろ投稿するのは憚られる……というユーザーも多いので、今後もこういうクローズドなところでコミュニケーションにつながるような機能は増えていくのかもしれませんね。
参考:「Instagram Tests Out Location Tags in Notes」
https://www.socialmediatoday.com/news/instagram-tests-location-tags-notes/692784/
Threadsでキーワード検索が地域拡大 日本はまだ
- Threadsのの検索機能は現在日本ではアカウント検索のみ
- キーワードによる検索が少し前からオーストラリア・ニュージーランドで開始
- 地域を拡大して可能に(日本はまだだけどそのうちくるか……?)

MetaのTwitter風SNSで、キーワード検索機能が地域拡大するとのことです。

とはいえ、日本ではまだ利用できませんが……
もう少し機能が充実したらXの代わりにできる人が増えそうですが、まだ道は遠そうですね。
参考:「Threads Expands Keyword Search to More Regions」
https://www.socialmediatoday.com/news/threads-expands-keyword-search-more-regions/693061/
まとめ(エンディング)

今月も気になる話題が盛りだくさんでしたね。

個人的には、Xのサークル機能がなくなるのは残念ですね。なんだかんだでよく利用していました。

コミュニティより使いやすいですよね。
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それでは、また来月お会いしましょう!!
この記事を書いた人

2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。パーソナルカラーはイエベ春。
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