【基本】Googleキーワードプランナーの使い方や考え方・無料版の特徴などを解説

2023年08月28日

2024年07月10日

Googleキーワードプランナーとは?

キーワードプランナーとは、Googleが提供するキーワード調査ツールです。
主に指定したキーワードに対する、
・時系列での検索ボリュームの推移
・関連度の高いキーワード
・キーワードの競合度合い・推定入札単価
などを調べることが出来ます。

Webマーケティングを行う上で利用する場面は多岐に渡りますが、
主に「リスティング広告のキーワード選定」や「SEOにおける記事・コンテンツ制作」における、
どのキーワードを狙うべきか、を洗い出すために活用します。
一方でキーワードプランナー自体は多機能のため、ややとっつきにくい印象も持たれるかもしれません。
そのため本記事ではキーワードプランナーの基本的な使い方や考え方を説明していきます!

無料版キーワードプランナーの特徴

キーワードプランナーを基本的に無料で使うことが出来ます。
ただし実際にリスティング広告出稿していない場合は、一部機能が制限されます。
具体的には、各キーワードの検索ボリュームが無料版は「1000~1万」といった形で、おおよその数値にまとめられてしまいます。
とはいえ検索ボリュームの大小の傾向自体は把握することができますので、無料で使用してもおおよそ問題なさそうです。

無料版のキーワードプランナー
↑無料版のキーワードプランナー
通常版のキーワードプランナー
↑通常版のキーワードプランナー

使い方や各指標の確認方法・考え方

それでは具体的にキーワードプランナーを用いて、リスティング出稿するキーワード調査を行う手順を説明します。
まずはGoogleアカウントにログインし、キーワードプランナーの最初の画面で「新しいキーワードを見つける」を選びます。

キーワードプランナーの初期画面

続いて、調査したいキーワードを入力して結果を表示させます。
ここでは集客したいビジネスの軸となるキーワードをまず入れてみるといいでしょう。
例えば、不用品業者であれば「不用品 回収」、車の査定業者であれば「車 査定」といったイメージです。
今回は一例として、弊社ASUEが扱う「リスティング広告」で調べてみます。

キーワード入力画面

すると結果は下記のように指定したキーワードおよび関連するキーワードの各指標が表示されます。
一つずつ各指標を見てみましょう。

結果一覧画面

月間平均検索ボリューム

対象のキーワードにおける月間の検索ボリュームおよびその月次推移です。
上記例でいうと「リスティング広告とは」のボリュームが大きいことから、そもそもリスティングとは何かを知りたいニーズが高いと言えますね。
検索ボリュームの大小は、すなわち広告の配信ボリューム、ひいてはサイトへの流入数・CV数に直結します。
そのため検索ボリュームが大きく、また自社のビジネスと関連度の高いキーワードは、広告配信において注力すべきキーワードということになります。

3ヶ月の推移、前年比の推移

それぞれ直近3ヶ月、前年と比較した検索ボリュームの変化を表しています。
季節性や経年変化を大まかに知ることができます。

競合性

対象のキーワードにおけるリスティング広告の競合性のレベルが低・中・高で表されます。
あくまで対象キーワードの広告枠へ出稿する広告主の数によって決定されるものですので、
SEOの競合性とは異なることに注意しましょう。

当然、自社が狙いたいキーワードは他社競合も同様に狙いたいはずなので、競合性は高くなります。
それを知った上で、そのキーワードで積極的に配信するか、あるいは別のキーワードで競合を回避するかは状況に応じて考える必要があります。

広告インプレッションシェア

対象のキーワードの検索数に対して、実際に広告表示された割合を表します。
検索ボリュームという広告表示の上限数に対して、どの程度広告を出せているかという指標ですね。
広告配信してなかったり十分なデータがなければ「-」で表示されます。

ページ上部に掲載された広告の入札単価(低額帯、高額帯)

対象のキーワードで実際にページ上部に広告表示された広告主の、
低額帯および高額帯の入札単価を表します。

この指標は対象のキーワードを広告配信する際に、
どの程度のクリック単価になりうるかを想定するために使います。
扱う商材が例えば「キャッシング」であったりBtoBなどの高単価のものであるほど、この入札単価も高くなる傾向にあります。

上記の指標をもとに、関連する語句一覧の中からCVが取れそうなキーワードをピックアップし、
それら検索ボリュームおよび入札単価を用いて、全体の流入やCV、予算感を試算することが出来ます。

その他知っておきたい使い方

キーワードではなく、Webサイトを指定することも可能

ウェブサイトからキーワード選定

WebサイトのURLを読み込ませることで、そのWebサイトに適したキーワードを出力することも可能です。
自分で最初に調べるべきキーワードが思いつかない場合は、この方法からまず調べてみるのも良いでしょう。

調査する期間・エリアは変更可能

エリア・期間指定

例えば商圏が決まっている場合は、そのエリアに絞って調べることも出来ますし、
期間範囲を長くとることで、長期トレンドを調べることが出来ます。

キーワードは複数調査可能

複数キーワード調査

実際の利用シーンでは、調べたいキーワードが複数ある場合が大半です。
その場合は、最大10個までキーワードを指定することが出来ます。

エクセル・スプレッドシートへの出力が可能

結果のダウンロード

いざ調べてみると、表示されるキーワードは数百にも及びますので、
Web上で並び替えたり分析するのには向きません。
そのためCSV形式でダウンロードしてエクセルで整形する事で、より効率的に調査を進めることができます。

キーワードプランナーを活用して戦略的な広告配信を

今回はキーワードプランナーの基本的な使い方について解説しました。
リスティング広告は、まず何よりもキーワード調査が非常に重要となります。

闇雲に思いついたキーワードで配信するのではなく、キーワードプランナーを用いて適切なキーワード選定や予算設定を行うことで、より効率的なWeb集客を実践していきましょう!

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