ピッピッピッピーーーーーーーーーーー……
さて、今月も1ヶ月のWebマーケティング情報をまとめておとどけするツキイチのお時間がやってまいりました!
司会は私、N山でお送りします!
トピックスはこちら!
今月も気になる話題が盛りだくさんですね。
全部読むととっても長いので、気になるトピックスがあれば目次のリンクから飛んでみてくださいね!
目次
Google広告の最新情報
ショッピングに役立つ?ファインド広告新機能
- Web上のさまざまなポイントでユーザーはショッピングをする
- 消費者の半数以上が、YouTub・Discover・Gmailを商品・ブランドのリサーチに(他のツール等と併用して)利用
- ファインド広告では、商品のアピールに役立つ新機能を導入!
- 新機能概要
- 商品フィードの利用範囲が拡大
- 商品単位のレポート 他、データ活用がパワーアップ
- 地域に基づくコンバージョンリフト測定
まずはファインド広告のアップデートから。
主にショッピングに向けた機能改善ですね。
特に、商品フィードをファインド広告で全広告主が使えるようになったことが大きなポイントだと思います。商品フィードを使って、ファインド広告内でも上記の画像のような形で商品の宣伝ができます。
商品単位のレポートなど、分析データなども充実していますし、ショッピング系の広告で配信を拡大したい場合にファインド広告を加えることを視野に入れてもいいかもしれません。
参考:「Google 広告 ヘルプ — ファインド広告の新機能で需要を拡大」
https://support.google.com/google-ads/answer/13404405
参考:「Googleファインド広告が機能を拡充へ|商品フィードの活用やDDAの利用が可能に」
https://anagrams.jp/blog/google-discovery-campaign-update-2023-03/
Google 広告の管理画面の新バージョンをテスト中
画像参照元:「Google 広告 ヘルプ — ワークフロー改善のための新しいデザインに関するテスト」
https://support.google.com/google-ads/answer/13342657
- 新しいナビゲーションメニュー
- 2階層に変更
- 整理された管理画面
- 関連する内容をグループ化し、2つの新しいカテゴリが追加
- 追加されたカテゴリ
- 目標:目標とコンバージョン測定をまとめたもの。コンバージョンの設定やアトリビューションの確認も可能。
- オーディエンス、キーワード、コンテンツ:リーチしたいユーザーの定義する機能とリーチ方法を制御する機能が統合
- 一新されたデザイン
- フォントや文字サイズなど、細かいUIを変更
こちらは運用者向けですが、管理画面のUIが変更されました。
ナビが変更されたり、メニューの項目が整理されたり……という内容です。
何かの設定方法を調べている際に紹介されているスクリーンショットと今の管理画面が違う……!と混乱しないようにしましょう。
参考:「Google 広告 ヘルプ — ワークフロー改善のための新しいデザインに関するテスト」
https://support.google.com/google-ads/answer/13342657
参考:「Google広告、新デザインの管理画面をテスト中。3つの重要な変更点とは」
https://www.atara.co.jp/unyoojp/2023/03/google_test_new_design/
デスクトップでの検索結果の表示が新しく
- モバイルで実装済み、デスクトップでもテスト中だった検索広告のfavicon、サイト名、スポンサーラベルによる表示が正式に実装された
- 表示されたサイトに関する多くの情報を提供することで、安全にサイトにアクセスしやすくなる
デスクトップでの検索広告の表示が、モバイル同様のfaviconとサイト名のものになり、ラベルが広告からスポンサーに変更されます。
サイトに関するより多くの情報が表示されるので、安心してアクセスできるよね!ということらしいです。
参考:「Google rolled out new site names, favicon and sponsored label on desktop search」
https://searchengineland.com/google-rolled-out-new-site-names-favicon-and-sponsored-label-on-desktop-search-394084
広告、なんだかんだで詐欺まがいのものも混じることがあるので、検索結果の表示に限らずどんなサイトかはよく確認してからアクセスするのが吉。
Google 広告ネットワークに関するポリシーが更新へ
- 悪意のあるソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア
- 悪意のあるソフトウェア:デバイスやネットワークに害を与えたり不正アクセスの恐れのある悪意のあるソフトウェアの意図的拡散が対象に。悪質な違反とみなされる。
- 不正使用されているサイト:所有者や管理者が気付かない間に第三者に利するコード操作がされているサイトが対象に。事前の警告なく直ちにアカウントが停止されることはない。
- 望ましくないソフトウェア:Googleの望ましくないソフトウェアに関するポリシーに違反する広告やリンク先が禁止対象に。
- 金融商品およびサービスに関するポリシー
- ブラジルをターゲットとした複雑な投機的金融商品を宣伝するための要件の追加
広告ポリシーが一部変更・更新されました。
念の為変更内容を確認しておきましょう!
参考:「Google 広告ポリシー ヘルプ—広告ネットワークの不正利用に関するポリシーの更新について(2023 年 2 月)」
https://support.google.com/adspolicy/answer/13334531?hl=ja
参考:「Google 広告ポリシー ヘルプ—金融商品およびサービスに関するポリシーの更新(2023 年 3 月)」
https://support.google.com/adspolicy/answer/13279324?hl=ja
参考:「2 new Google ad network policy updates」
https://searchengineland.com/2-new-google-ad-network-policy-updates-393781
P-MAXで旅行目標キャンペーン登場
画像参照元:「New ways to drive hotel bookings and reach travelers」
https://blog.google/products/ads-commerce/performance-max-travel-goals/
- 旅行目標のP-MAXキャンペーン概要
- マップ・検索・ディスプレイ・Gmail・YouTubeなど広告を複数のフォーマットで、旅行者にリーチできる
- ホテル広告が今年の後半にP-MAXの旅行目標キャンペーンに追加予定
- 広告主はキャンペーンの設定時にホテルピッカーツールを利用してマップからホテルを選択できる
- 各ホテルのキャンペーンのパフォーマンスを個別に追跡可能で、ホテルごとのトラフィックを確認できるため場所ごとの需要などをより理解できる
P-MAXキャンペーンに、旅行に最適化できる旅行目標がリリースされるようです。
マップや検索、ディスプレイなどはもちろん、今年後半にはホテル広告も配信先として追加されるとのこと。
マップから対象のホテルを追加したり、ホテルごとにパフォーマンスを測定できたりするようです!
使用できる業種は限られますが、使えそうな場合はぜひ使ってみたいですね。
参考:「New ways to drive hotel bookings and reach travelers」
https://blog.google/products/ads-commerce/performance-max-travel-goals/
参考:「Google announces Performance Max for travel goals」
https://searchengineland.com/google-announces-performance-max-for-travel-goals-393939
YouTube、オーバーレイ広告を廃止へ
- GoogleのYouTubeにおいて、動画の上に重ねて表示されるオーバーレイ広告が廃止される
- 実施予定は2023年4月6日から
- 廃止による視聴者の体験向上やエンゲージメントに効果的な広告への移行を目指す
YouTubeの動画に重ねて表示されるオーバーレイ広告(だいたい細長い横向きのバーみたいな感じのバナー)が廃止になるようです!
4月6日からです。
動画に重ねて表示されるため、見るのに邪魔だったりとユーザーの体験を損ないますよね。
今後はユーザーのエンゲージメントに効果的な広告へ移行するとのこと。
参考:「YouTubeがオーバーレイ広告を廃止、4月6日から」
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1484406.html
Yahoo!広告の最新情報
ディスプレイ広告の遷移先、ディープリンク設定可能に
- 広告の遷移先URLにディープリンクを設定可能に
- これによって、アプリへの直接遷移が可能になる
- 設定可能なURL
- ユニバーサルリンク(iOS)
- アプリリンク(Android)
- 広告効果測定ツールを利用して発行したディープリンク
YDAにおいて、リンク先にディープリンクの設定が可能になります。
ディープリンクとは、アプリを直接開くようなリンクですね。
iOSやAndroidのOSから提供されているリンクのほか、adjust・appsFlyerという2つの広告効果測定ツールを利用して発行したリンクも
参考:「Yahoo!広告 リリースノート—【ディスプレイ広告】ディープリンクの利用開始について」
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30415616.html
参考:「Yahoo!広告 ディスプレイ広告、遷移先URLにディープリンクの設定が可能に」
https://www.atara.co.jp/unyoojp/2023/03/news_yahoo-ads_230302/
Instagram広告の最新情報
新広告フォーマット登場!リマインダー広告と検索広告
画像引用元:「Promote Upcoming Launches And Reach More People With New Instagram Ads」
https://business.instagram.com/blog/reminder-ads-and-ads-in-search-results
- Instagramが、新しい広告フォーマット2種を発表
- リマインダー広告
- ユーザーが興味を持ちそうなイベント情報や発売予定の告知、リマインド、通知ができる
- フィードのオプションとして利用可能な機能
- 今後の予定の認知度アップ・期待感の醸成・検討機会の増加に役立つ
- ユーザーはInstagramから3種類の通知(イベントの1日前・15分前・開始時)を受け取ることができる
- 検索結果での広告
- ビジネス、商品、コンテンツを積極的に探しているユーザーにリーチできる
- 検索結果から投稿をタップした際に表示されるスクロール可能なフィード内に表示される
- 今後数ヶ月以内にグローバルリリース予定
- リマインダー広告
Instagram広告から、新しいフォーマットが2種類登場です!
リマインダー広告と検索広告のテストが発表されました。
リマインダー広告では、宣伝しているイベントや商品発売などのリマインドを広告を閲覧したユーザーが設定できるオプションを追加できます。ユーザーがリマインダーを設定すると、1日前・15分前・開始時に通知を受け取れるそうです。
また、検索広告では、Instagram内で検索した際に表示された投稿をタップしたときにスクロールできるフィード内に広告が表示されるようです。
参考:「Promote Upcoming Launches And Reach More People With New Instagram Ads」
https://business.instagram.com/blog/reminder-ads-and-ads-in-search-results
参考:「Instagram、リマインダー広告と検索広告を発表」
https://www.atara.co.jp/unyoojp/2023/03/instagram-reminder-ads-search-ads/
LINE広告の最新情報
LINE Creative Labでアニメーション広告用クリエイティブが作成可能に
- 画像(アニメーション)用のクリエイティブを作成できるように
- 画像エディタで3:2キャンバスからアニメーションを選択すれば静止画からアニメーション画像を作成できる
トークリストに掲載される小さいアニメーション広告のクリエイティブが簡単に作れるようになるようです。
画像と違って、動きのある画像は多少作成するハードルが高くなるので、ブラウザ上でも作れるのは嬉しいですね!
参考:「画像(アニメーション)の作成ができるようになりました!」
https://creativelab-tips.line.me/ja/v2.14.0-release
ギャンブル業種の出稿が可能に
- LINE広告でこれまで出稿不可だったギャンブル業種の出稿が可能に
- 配信をするには広告アカウントカテゴリ「ギャンブル」で新規アカウントを作成する必要あり
- 配信キャンペーンやターゲティングに一部制限あり
これまでLINE広告では出稿ができなかったギャンブル業種でも、広告が出せるようになるようです。
新規受付(テスト)とのことですね。配信するには、新規アカウントを作成し広告アカウントカテゴリを「ギャンブル」にする必要があるようです。
キャンペーンやターゲティングに制限がかかるようですが、該当する業種のビジネスをやっている方は出せる広告の幅が広がりますね。
CTRレベルの追加
- 同一のオーディエンスを対象に競争する他の広告と比較したとき、予測されるCTRの水準がどの程度だったか評価できる指標(= CTRレベル)が確認可能に
- CTRレベルは5段階で表示される
- 一部利用できないキャンペーンや入札方法あり
CTRに関する指標「CTRレベル」が追加されました。
競合する広告からCTRが予測され、評価される指標のようですね。
デフォルトでは管理画面に表示されないので、確認したい場合は広告の表示項目にチェックを入れましょう。
さて、続いては日常でも使えるSNSの新機能・新情報をお届けするSNSアップデートハンターのお時間です!
N丸くんよろしくね!
今月もInstagram・Twitterから気になる話題をお届けします!
日常で使える!? Instagramの最新情報
新たな年齢認証方法を日本でもテスト開始
画像参照元:「Instagram、新たな年齢認証方法を日本でもテスト開始」
https://about.fb.com/ja/news/2023/03/ig_age_verification_expansion/
- 生年月日を18歳未満から18歳以上になるように変更する場合
- 本人確認書類のアップロード
- セルフィー動画の録画 のどちらかの年齢認証を求められる
年齢認証方法が増えるそうです。
そんなこと言ったら最初から年齢を18歳以上にする人もいるだろうし、年齢でフィルタリングするのって難しいんだろうなと思いました。
参考:「Instagram、新たな年齢認証方法を日本でもテスト開始」
https://about.fb.com/ja/news/2023/03/ig_age_verification_expansion/
フルサイズのリールをストーリーから?テスト中
- ストーリー上で最初の15秒だけ取得してタップで全再生ではなく、ストーリー上で動画全編を再生できるテストを実施中の模様
リールの共有方法として、ストーリーで全編を共有することが可能になるかも!?
というテストが行われているようです。
これまでは15秒分だけストーリー上でリールが再生できて、上部に「リールを全編再生」というリンクがあってそこから再生できる形でしたね。
参考:「Instagram’s Testing Full-Length Reels Replays Within Stories」
https://www.socialmediatoday.com/news/instagrams-testing-full-length-reels-replays-within-stories/645758/
DM内でシェア!共同コレクションがテスト開始した模様
- DMのチャット内に投稿などを保存できる機能
- 特定のユーザーと共同で投稿をコレクションすることができる
おそらく2022年12月のツキイチでご紹介したものですかね。
周囲の人との共有方法はいろいろありますが、Instagram内で一緒に投稿を貯められるのはヘビーユーザーには便利かもしれません。
参考:「Meta Adds New Group Post Sharing Option on Instagram」
https://www.socialmediatoday.com/news/meta-adds-new-group-post-sharing-option-on-instagram/646119/
日常で使える!? Twitterの最新情報
超改悪?!おすすめ掲載とアンケートへの投票権
- おすすめ
- 課金ユーザーの投稿だけがおすすめされるように
- フォロー中のアカウントのツイートは表示されるらしい?
- アンケート
- Twitter課金者のみが投票できる機能に
- 公式バッジ(青)
- 著名人のアカウントに有料版登場以前に付与していた認証バッジを廃止
- 認証バッジを得るには課金が必須に
- 予定:2023年4月15日から
Twitterの「おすすめ」と「投票機能」が、有料版登録者向けの機能になるようです。
おすすめには有料版登録者のツイートのみが表示され、アンケートへの投票も有料版登録者のみが可能になるそうですね。
紹介したツイートの後、「フォロー中のアカウントのツイートも表示するよ!」とイーロン・マスク氏が付け足していたので、今の感じで知らないアカウントは全部有料アカウントになる感じでしょうか。
参考:「Twitter「おすすめ」掲載権と投票権は課金Twitter Blueユーザー限定へ。4月15日から」
https://www.techno-edge.net/article/2023/03/28/1076.html
おすすめタイムライン自体は有料機能にしてくれませんか??????????
「有料アカウントだけに使える新しい機能が増える」はいいけど、幅広い一般ユーザーが使ってるツールでずっと無料で使えていた機能が有料化するのは運営への不満が溜まりそう。しかも別に改革()をはじめてからBOT減ってないしね!?!?!?
どうするTwitter API? 有料化/無料プランの詳細が判明
- Twitter APIの有料化について、一部企業がすでに案内を受けていることを米Wiredなどの海外紙が報道
- また、個人利用向けの無料・基本プランについても詳細が判明
- 法人向けAPIの新料金
- 月額4万2000ドル(約565万円)
- 月額12万5000ドル(約1680万円)
- 月額21万ドル(約2825万円)
- 個人/テスト用など
- 無料:書き込み専用、Twitter APIのテスト用(1ヶ月1500ツイート)
- Basic(月額100ドル):愛好家・コードを学ぶ学生向けプラン(月々の制限はツイートの書き込みが3000ツイート/ユーザー・50000ツイート/アプリ、読み込みが10000ツイート)
- 移行期間として30日間、それ以降は現無料APIは非推奨へ
- 法人向け有料プランは公式には非公開の模様
これはなかなか……
無料プランや月額100ドルのベーシックプランの制限量だと個人が公開してるようなツールは軒並み使えなくなるのでは……?という懸念があります。
それぞれのツール側の発表が気になるところですね。
参考:「Announcing new access tiers for the Twitter API」
https://twittercommunity.com/t/announcing-new-access-tiers-for-the-twitter-api/188728
参考:「Twitter API、法人向け新料金は月額560万円から? 最大で月額2800万円のプランも 米Wiredなどが報道」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2303/13/news159.html
参考:「Twitter、新API開始 ベーシックは月100ドル、書き込みだけの無料プランも 「30日間のうちに移行して」」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2303/30/news112.html
fusetterとか使いたいので、がんばってほしい……
まとめ(エンディング)
今月も気になる話題が盛りだくさんでしたね。
個人的には、Instagram広告の新機能が気になります!!!
各媒体の新しいフォーマットは発表されると楽しみですよね。また続報があればご紹介したいと思います!
ASUE株式会社では、毎月月初にWeb広告やSNSの最新情報をおとどけするツキイチを公開している他、メールマガジンでも毎週気になるWebマーケティングニュースをおとどけしております。
ぜひ、Web広告やSNSについてゆる〜く情報収集したい方はぜひご登録ください!!
また、今月も弊社の藤江がツキイチの内容をまとめた動画をブログ公開後1週間〜10日程度で公開予定なので、よかったらそちらもチェックしてみてください!
それでは、また来月お会いしましょう!!
この記事を書いた人
2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。
得意なこと
文章を書きます。
ひとこと
メルマガにご登録いただけると泣いて喜ぶかもしれません。