「検索順位にTwitterやFacebookは関係ない」と明言したGoogleの動画を詳しく見てみた

2014年01月24日

2019年04月12日

こんにちは!
ASUEのカズです!

みなさんはSNSってよく使われますか?
僕は学生だった2009年くらいから使用しているのですが、機能の進歩、周りの環境の変化、そしてなにより自分の風貌の変化に驚きます(笑)
最近ではビジネスで使っている、という方も多いですね。

「Facebookのいいね数やtwitterのフォロワーって、Google検索の結果に影響するの?」
特にweb業界やweb担当の方は疑問に思ったことがあるかと思いますが、1月22日にYouTubeにアップされたGoogleWebmasterからの動画
"Are pages from social media sites ranked differently?"(ソーシャルメディアサイトからのページは、別にランク付けされているの?)
にて公式に明言されました!
動画を元に詳しく見ていきたいと思います。

カッツ氏「SNSでの人気とGoogle検索順位に関係性はない」

こちらがYouTubeにアップロードされた動画(全英語)。
話しているのはMatt Cutts(マット・カッツ)氏で、Googleのウェブスパムチームのリーダーであり、SEOにも精通しているらしい。

ものすごく人の好さそうなおじさん。
この人がいうことなら信じないわけにはいかないでしょう(笑)

この動画は
「Are Facebook and Twitter signals part of the ranking algorithm? How much do they matter?(FacebookやTwitterのソーシャルシグナルはランキングアルゴリズムに関係あるの?あるとしたら、どのくらい?)」
という質問にCutts氏が答えたもので、まず最初に
「FacebookやTwitterに投稿されたものは、他のページと同じようにクロールしているが、「いいね」の数やフォロワーの多さを反映させるようなシグナルは検索アルゴリズムにはない
と明言しました。

アルゴリズムがないふたつの理由

その大きな理由として以下のふたつ挙げています:

  • ブロックされてしまった経験がある
  • 個人情報と情報収集のタイミングの問題

ブロックは、Googleが実際にクロールしてデータを集めようとしていたら一か月半ほどくらってしまったとのことです。
将来再びブロックされるかもしれないクロールに対して、Googleのエンジニアは乗り気ではないとか。

個人情報については、常にすべてを監視できないため、情報が変更された場合に瞬時に対応できないとしています。
例えば、Facebook上で「交際ステータス」を変更した場合や、Twitterであるフォロワーをブロックした場合などが挙げられています。
そういったセンシティブな問題をはらむ個人情報に関する変更があった際にすぐに対応できないことがネックになっているとのことです。

また、非常に「さらっ」っとですが、ブロックやnofollowリンクの存在にも触れています。
キャプチャこの、2:40あたりですね。

Causation(直接関係)ではなくCo-relation(相関関係)

FacebookやTwitterで人気があるページがGoogleの検索でも上位に来ることがあるけれど、それは「Causation(因果関係)ではなくCo-relation(相関関係)だ」とCutts氏はしています。

つまり、FacebookやTwitterで人気があるから検索でも上位に来た、もしくはその逆で、検索上位に来たからFacebookやTwitterで多く取り上げられるようになったのではないか、とのことです。
決して、SNSでの人気指数を直接反映して検索順位が上がっているというわけではない、ということですね。

最後にまとめ

直接関係はなくても、長い目で見れば必要!?
「良いコンテンツ」を生み出し、広めていくためにSNSを上手く使って行くのが吉!

「SEOに関係ないんだ!じゃあFacebookやーめた!」という人は、いないと思います(笑)
Cutts氏も言っていますが、Co-relation(相関関係)はあるのだから、良いコンテンツを生み出すことがまず最優先だと思います。
その良コンテンツを広めていくためにSNSなどのツールを賢く使って行くべきなのかもしれません!