
こんにちは、岩下です。
LINEが依然として大賑わいしていますが、LINEと同じようなアプリで自由にカスタマイズできるようなツールがあればとても便利だと感じたことはありませんか?
こういったアプリは開発に専用の知識が必要でハードルも高かったのが難点でした。
ところがこのたびLINEのような言葉をやりとりするアプリ(メッセンジャーアプリと言います)でオープンソースのもの「Spika」が登場することになり、さっそく大きな話題になっています。
少し噛み砕きながらご説明をしたいと思います。
目次
オープンソースって何?
Spikaというアプリを説明する前にオープンソースという言葉を知っていただく必要があります。
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■オープンソース
ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを、インターネットなどを通じて無償で公開し、誰でもそのソフトウェアの改良、再配布が行えるようにすること。また、そのようなソフトウェア。
(IT用語辞典e-Words:オープンソース【OSS】オープンソースソフトウェア より抜粋)
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上記の説明の通り、Spikaはアプリを構成するプログラムのソースコードが公開されています。
ソースコードが公開されていれば誰でも自由に改良をすることができます。
これまではこのようなツールは開発に多大な費用と時間がかかり、簡単に独自に導入することができませんでした。
しかしオープンソースがあれば根幹の機能はオープンソースを利用することで大規模な開発を行うことなく、カスタマイズや調整を行うだけで独自のツールとして導入することができるのです。
実際このようなアプリやツールがオープンソースとして公開されるようになると、技術が現場へと一気に加速して降りてくるようになります。
実はこのようなオープンソースのものは昨今数多く存在しており、さまざまなところで利用されています。
このASUE通信も実はオープンソースのブログ「WordPress」を利用しています。
※WordPress
......2003年5月にMatt Mullenweg氏らによって最初のバージョンが公開された。GPLに基づいて自由に利用できるオープンソースソフトウェアである。
フリーのブログツールとしては最も人気の高いものの一つで、対応する豊富なテンプレートやプラグインが公開されている。
(IT用語辞典e-Words:WordPress より抜粋)
なぜメッセンジャーアプリSpikaに注目が?
言うまでもなくLINEの存在が大きいでしょう。
特に日本ではLINEが大当たりしているのは言うまでもないですね。

Spikaの標準の画面の様子。TECH WAVE http://techwave.jp/archives/spika_launching.html より抜粋
もしLINEのようなアプリを自分たちで自由にカスタマイズできるとなれば、もっとこんなことをしたいと思っている人たちもどんどん機能を追加したり改良することもできるわけです。
またアプリは基礎となるプログラムの開発はもちろんのこと、リリースしたその後のOSのアップデートに伴う改修やセキュリティの維持といった作業にも追われることになります。これが費用や時間がかかると言われる所以です。
その点についてSpikaを運営している会社はインタビューでもメッセンジャーアプリの開発のコストを大幅に下げるために利用してほしい、という狙いを見せています。
(TECH WAVE 世界初 メッセンジャーアプリ「Spika」を完全オープンソースで公開、フロントからバックエンドまで提供を参照)
これらを利用することで社内のメッセンジャーアプリを新しく作ることもできるでしょう。
「社内メッセンジャーにLINE? 仕事は遊びじゃないんだぞ!」なんて言う頭のカタイ役員の方を説得できるかも知れませんね(笑)
最後にまとめ
Spikaが狙うのはメッセンジャー界のWordPress!
オープンソースを利用して良いものを現場に提供できるようにしていきましょう!
ここで紹介した以外にも非常に多数のオープンソースが存在しています。
オープンソースは無料のものも多いので改良などを必要としないのであれば導入も比較的簡単にできるものもあります。
何でも開発が必要だからWebの企業に相談!だけでなく、ちょっと周りを調べてみるのもよいかも知れませんね!
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この記事を書いた人

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