こんにちは!ASUE株式会社広報のN村です。
少し前にご紹介した「スプレッドシートで広告経由の獲得を自動集計・更新する方法」でお伝えしていた、もう一本用意していたWeb広告運用者さんが知ってるとちょっと便利!な業務に使える機能のお話シリーズです。2本でもシリーズ、です。
本日の執筆者は、酔っ払ってるとカラオケでKAT-TUNの「Real Face」を舌打ち&ウインク付きでやってくれる、飼い猫のリンゴちゃんを愛してやまないWebマーケティング課のイトウくんです。

いらないことバラさないでもらっていいですか???
本日のテーマは、リスティング広告には欠かせない検索クエリの分析にかかる時間を短縮化するための方法です!
リスティング広告において、検索クエリの分析は非常に重要です。例えば、広告を配信しているキーワードが意図していたような動きをしているかどうか、広告を出さないほうがいい余計なキーワードで広告に流入していないかを確認することができたり、コンバージョンに繋がった新しいキーワードがあれば新たにキーワードに追加したり、CVやクリック数などの傾向から広告文の改善に役立てたり……と、リスティング広告の改善を行う際に役立ちます。
ですが、運用歴が長いアカウントなどは特に、検索クエリのデータ量が膨大なため分析は非常に大変です。
そこで今回は、検索クエリ分析が楽になる便利なスクリプトを紹介します!
目次
Google 広告の検索クエリ分析が捗るスクリプト
今回使用しているスクリプトは、Brainlabs社さんがWebサイト上で配布している「Search Query N-Gram Performance Script」になります。
参考:「Search Query N-Gram Performance Script」
https://www.brainlabsdigital.com/marketing-library/search-query-n-gram-performance-script/
※注意事項※
実際にASUE株式会社内でWebマーケティング課が使用しているスクリプトですが、全ての環境で試したわけではありません。こちらの内容に関するお問合せ等にはお答えいたしかねますので、使用方法等を確認した上で自己責任でお試しください。
また、現在提供されているベータ版では、本スクリプトが動かないようなので、お試しの際は現行バージョンでどうぞ!
こちらのスクリプトを使用すると、クリック数・表示回数・CV・CVRなどの主要な指標を網羅したデータが自動的に出力され、検索クエリを語句単位で確認できるようになります。実際に使用した例をご紹介します。
出力用に用意したスプレッドシートに、検索語句ごとにさまざまなデータが出力され、検索語句に実際に含まれる組み合わせが語句の数ごとにシートが生成されます。例えば、「電話 代行 サービス 名古屋」のように検索されていた場合、語句1つのシートであれば「電話」「代行」「サービス」「名古屋」にデータが含まれ、語句2つのシートであれば「電話 代行」や「電話 サービス」のような組み合わせにデータが含まれるようになります。このようなデータが見られることで、どの語句同士の組み合わせでコンバージョンに至りやすいかが分析しやすくなっています。
このデータを使えば、検索クエリを語句単位で確認でき、コンバージョンにいたらないクエリや成果の良い語句の組み合わせなどが特定できます。

ということで、実際の設定方法をご紹介していきます!
設定方法
- 検索クエリ結果の出力先になるGoogleスプレッドシートを用意する
- [ツール] > [スクリプト]へ移動
- スクリプトコードを入力する
ダウンロード先:https://www.brainlabsdigital.com/marketing-library/search-query-n-gram-performance-script/ - スクリプトコードを一部修正する
- 期間
- キャンペーン名
- 準備したスプレッドシートのURL
- 抽出したい検索クエリの語数
- 実行をクリックする
- スプレッドシートに検索クエリが自動的に書き出される
まず、検索クエリを出力するためのスプレッドシートを用意しておきます。URLさえあれば大丈夫なので、タイトルだけ変更しておけば大丈夫です。Google 広告のアカウントに、スプレッドシートの編集権限だけは付与しておきましょう。
次に、出力したいGoogle 広告アカウントの管理画面からツール > 一括操作 > スクリプトを選択し、[+]から新規スクリプトを追加します。ダウンロードしたスクリプトをコピーして貼り付け、出力する期間やキャンペーン名・スプレッドシートのURL・抽出したい検索クエリの語数(最低語数と最高語数)を書き換えます。
赤線で囲った部分が編集が必要な箇所です。
最後に実行をクリックすれば、指定したスプレッドシートにデータが出力されます。
まとめ
膨大な検索クエリも、こちらのスクリプトを使えば簡単に分析を行うことができます!
運用型広告はこれまでのデータを使っていかに改善を重ねて運用していくかが重要なポイントです。面倒な作業はできるだけ簡単にしておくことで、考えたり他のいろんなことに時間を割けるので、もしそこに時間がかかっていた!楽な方法が知りたかった!という方は利用してみてくださいね。

今後も、広告運用が少し楽になるようなテクニックや機能などをご紹介していきたいなと思っています!
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この記事を書いた人

イトウ
2018年Webマーケティング課入社。クライアントの利益を第一に考える運用を心掛けている。愛猫のりんごちゃんは天使。