こんにちは!ASUE株式会社広報担当のN村です。
さて、みなさんは日頃インターネットで何かを調べた際、こんな風に検索結果が出たことってありますか?多分、Googleを利用していると誰もが一度はこんなのを見たことがあるんじゃないでしょうか。
いわゆる、リッチリザルトや強調スニペットというやつで、GoogleがWebサイトから読み取った情報をよりわかりやすく検索結果に出してくれるというものです。さて、ある日、弊社とお付き合いのある某U堂のM氏からこんなことを言われました。
ASUEさんのページのGoogle検索結果って妙にリッチな結果が出ますよね。
!!!!?
ということで、わたしN村はここにこんな説を提唱したいと思います!
デザイナーさんがつくったアイキャッチ画像と、イラストレーターがなんとなく使えるだけの人(※わたしのこと)が作った画像の差もご注目ください。
目次
どんなときにリッチリザルトが表示される?ASUEの検索結果を調べてみた
ということで、ASUEのサイトの検索結果を実際に調べてみました!
ちなみに、検索結果での表示は人・環境によって違う場合が多いので、同じように検索しても表示されない可能性がございます。
サイトリンク
こちらは「ASUE株式会社」と会社名で検索した際に表示されました。トップページのリンクの下に、サイトの下層ページへのリンクが並んでいます。
この表示は、構造化などで自分たちで制御できるわけではないですが、表示されれば検索画面内を大きく占有するので嬉しいですね!
パンくずリスト
パンくずリスト構造化マークアップ概要
- 必須項目(項目名の後の括弧内は記載形式)
- BreadcrumbList:リスト内のすべての要素を保持するコンテナ アイテム
- itemListElement(ListItem):特定の順序でリストされたパンくずリストの配列で、各パンくずリストを ListItem で指定
- ListItem:リスト内の個々のアイテムに関する詳細情報
- item(URL or Thing):パンくずを表すウェブページの URL
- name(Text):ユーザーに表示されるパンくずのタイトル
- position(Integer):パンくずリスト内のパンくずの位置
- BreadcrumbList:リスト内のすべての要素を保持するコンテナ アイテム
- 利用例
- 単独ページではないWebサイト(企業のコーポレートサイトやECサイトなど)
こちらは、「ASUE Instagram広告」で表示されました。
Webサイトを訪れたユーザーが、現在サイト内のどこにいるかがわかるようにするための表示で、トップページから階層順にリンクが並んでいるものです。童話「ヘンゼルとグレーテル」で兄妹が森から家に帰るためにパンくずをまいたところが語源だそうで、わたしもWeb制作の勉強をしたときに初めて知りました。誰がつけたんだろう。ちなみに、Wikipediaにも載っています。
パンくずリストを構造化しておくと、画像のように、検索結果にサイトの下層ページが表示される際にパンくずリストが一緒に表示される場合があります。
参考:「Google 検索セントラル パンくずリスト」
https://developers.google.com/search/docs/data-types/breadcrumb?hl=ja
よくあるご質問
FAQの構造化マークアップ概要
- 質問と回答の一覧ページの構造化マークアップ
- サイトの運営者が作成し、他のユーザーが回答を送信できないコンテンツに利用可能
- よくある質問ページ
- 製品のサポートページ など
- 必須項目
- FAQPage
- mainEntity(Question):FAQPage における回答付き質問のリストを構成する Question 要素の配列
- FAQPage
- QAの構造化マークアップが適切な例(FAQを使えない例)
- 質問に対して複数のユーザーが回答を送信できるページ 例) フォーラムページ、製品サポートページなど
通販サイトやサービスサイトなどで顧客からよく寄せられる質問を集めたページ「よくあるご質問(FAQ)」のコンテンツを構造化しておくと、検索結果では質問と回答がこんなふうに表示されることがあります。ちなみに、検索キーワードは「ASUE よくあるご質問」です。そんなキーワードで検索する人はいない……。
その他、よく似たリッチリザルトにQAがありますが、FAQとは使い方が違うため注意が必要です。
例えば、Google 広告のヘルプコミュニティやYahoo!知恵袋のようなユーザーが質問してその他のユーザーが自由に回答できるページはQAでの構造化マークアップ、製品のサポートページや会社のサービスページなどで企業側が製品やサービスに関する内容を質問形式でまとめたページはFAQでの構造化になります!
参考:「構造化データを使用して「よくある質問」をマークアップする」
https://developers.google.com/search/docs/data-types/faqpage?hl=ja
採用情報
採用情報の構造化マークアップ概要
- 必須項目(項目名の後の括弧内は記載形式)
- datePosted(Date):日付
- description(Text):求人の詳細な説明(HTML形式)
- hiringOrganization(Organization):職位を提供する組織。会社名を指定(例:ASUE株式会社)
- jobLocation(Place):勤務地(オフィスや店舗、作業現場など)、複数の勤務地がある場合は同プロパティを追加。
- title(Text):職務の名称を記載し、説明などは含めない(例:運用型広告コンサルタント NG例:Web業界で活躍できる!Web広告の仕事です)
- validThrough(DateTime):求人情報に有効期限がある場合、必須のプロパティ。期限日時を指定する。
- 利用例
- 求人情報サイト
- 企業の採用ページ
採用情報を構造化しておくと、無料でGoogle上に求人情報を掲載できます(= Google しごと検索)。例えば、「Webデザイナー 求人」など、職種の名前などで検索すると求人情報の一覧が表示されます。何キロ以内や地名による地域の絞り込み、会社名の絞り込み、求人の投稿日や雇用形態などでも絞り込んで検索することが可能なので、ユーザーにとっても便利な機能です。
企業さんで自社のサイト内で人材を募集している場合はしっかりと対応しておきたいですね!
ちなみに、今だと「在宅ワーク」なんかの設定も可能です。
参考:「求人情報に構造化データを追加する」
https://developers.google.com/search/docs/data-types/job-posting?hl=ja
会社名の由来
強調スニペット概要
- 通常検索よりも上に表示され、タイトルより上に説明が表示される形式の表示
- Googleが自動で判定して、強調スニペットに使われる
「ASUE株式会社 社名の由来」で検索すると、こちらが表示されます。ASUEの社名は代表の安江からYを除いたものではありません。
※ちなみに、このブログは芸能人の名前をググったときによく出てくるあの記事的な会社紹介ブログを執筆したものです。
強調スニペットでは例えば「○○とは…」みたいな検索で説明が強調される画像のようなパターンの他にも、ページ内に表で記載された内容がそのまま検索結果にも表のように表示されるパターンなどがあり、ECサイトの商品情報などでもサイズや規格などの商品詳細が強調スニペットで表示されることも。
構造化マークアップとは関係ないですが、表示されるとちょっと嬉しいですよね。
わたしが最近見つけた強調スニペット表示は、「ライオンキング 名古屋キャスト」で検索したときに表示される今週のキャストです。
参考:「強調スニペットとウェブサイト」
https://developers.google.com/search/docs/advanced/appearance/featured-snippets?hl=ja
結果
そこそこ出ますが、もちろんなんでもは出ません。
結論があたりまえすぎる。
ちなみに、こんなワードで検索すると……
こちらの画像の元ネタはこの記事をご覧ください♪
→デザイナーじゃなくても広告クリエイティブが作れる!?LINE広告の「Creative Lab」を試してみた
他にどんなことができる?リッチリザルトに対応しておくといい内容
ASUEのサイトでは使っていませんが、その他にもリッチリザルトとして表示されるものがいくつかあるので紹介いたします!
リッチリザルトが表示されるもの
- レシピ(Recipe)
- 商品(Product)
- イベント(Event) ……など
使えるものは対応しておくと、リッチリザルトで表示されるので、管理しているWebサイトで使えそう!と思ったらぜひ対応してみてくださいね。
これ以外にもいろいろとリッチリザルトに対応しているものがあるので、詳しくは参考ページをご覧くださいね!
実装方法(コード例)も記載されています。
参考:「Google 検索セントラルより『検索ギャラリーを見る』」
https://developers.google.com/search/docs/guides/search-gallery
レシピ
レシピのリッチリザルト概要
- 利用例
- 食品会社などのWebサイトの自社製品を使ったレシピコンテンツ
- レシピ投稿サイト など
- レシピの機能強化
- ガイド付きレシピ:Google アシスタントを利用してレシピの案内が可能に
- レシピのホスト カルーセル:レシピの一覧ページが検索結果で見やすくなる
Googleでレシピを検索すると、カロリーや所要時間などの情報などがまとまったレシピ情報がリッチリザルトで表示されることがあります。
利用シーンは料理のレシピのみなので限られますが、使えそうなサイトの場合は対応しておきたいですね!
参考:「レシピを Google のインデックスに登録する」
https://developers.google.com/search/docs/data-types/recipe?hl=ja
商品
商品のリッチリザルト概要
- 利用ページ
- 単一の商品を説明する商品ページ
- 単一の商品がリストされているショッピング アグリゲータ ページ
- 掲載場所
- Google 画像検索
- Google 検索結果
- ※ショッピングタブへの掲載はGoogle Merchant Centerを利用する
- 使える拡張機能
- 配送情報
- 値下げ
- ガイドライン
- 商品カテゴリやリストではなく「特定の商品」に使用する
- 成人向けの商品はサポートされていない など
ECサイトなどで利用できるのがこちらの商品のリッチリザルト。画像検索で商品タグがついてクリックすると価格や在庫状況が表示されたり、検索結果でレビューの評価や価格が表示されます。
参考:「Google 検索セントラル 商品」
https://developers.google.com/search/docs/data-types/product?hl=ja
イベント
- 利用例
- プレイガイドなど、イベントのチケットを取り扱うサイト
- 企業のセミナー情報ページ
- 商業施設のイベント情報ページ
- その他、イベント用の特設ページ など
- ガイドライン
- 旅行ツアーなど、イベント以外の商品・サービスには使用不可
- 短期間の割引・限定販売の情報(チケットは今すぐご購入ください!○日まで割引価格など)は記載不可
- 営業時間の情報をイベントとしてマークアップしない
- クーポン情報をイベントとしてマークしない
- 数日間のイベントは開始日・終了日を指定
- 日によって異なる公演が複数あり、チケットも別の場合は公演ごとに別個のEvent要素を追加
イベント情報もリッチリザルトで表示されます。画像のような表示の他に、「地名+イベント」などのワードで近辺で近日中にやるイベントの一覧も表示されたりします。
美術館や博物館に行きたいけど今なんかいいのやってるかな〜みたいなときに、表示されてると見つけやすくて嬉しいかもしれませんね!
参考:「イベントを Google のインデックスに登録する」
https://developers.google.com/search/docs/data-types/event?hl=ja
この他にもいろいろあるので、気になる方はぜひGoogleの公式ページからチェックしてみてくださいね!
まとめ
検索結果での表示をよりわかりやすく、目立たせてくれるリッチリザルト。
マークアップをきちんとしたからといって確実に表示されるわけではありませんが、自社のサイトで利用できそう&リッチリザルトで表示されたらユーザーにとっても便利だな!というものがあればぜひ試してみてくださいね。
ASUEでは今回ご紹介した構造化マークアップやリッチリザルトだけでなく、Webマーケティング関連のニュースや新機能などをゆる〜くご紹介するメールマガジンを毎週配信中です!
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この記事を書いた人
2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。
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