OOH(Out of Home)広告とは?SNSとの連携を含めて徹底解説!

2023年10月18日

2024年07月10日

消費者が日常的に使用する通勤・通学ルートや待ち合わせ場所などでの広告露出は、いまだ効果的です。今回取り上げるのは、「OOH(Out of Home)広告」と呼ばれるリアル媒体での広告形態です。では、OOH広告の特徴や効果、そしてデジタル化による変化について、具体的に見ていきましょう。

OOH(Out of Home)広告とは

OOH(Out of Home)広告は、家の外で消費者にリーチするための広告手法を指します。これには、ビルボード、交通機関の広告、公共の場所でのデジタルサイネージ(電子看板)などが含まれます。OOHは、消費者が日常的に移動するルートや待ち合わせ場所などでの広告露出を目的としており、特定の地域やターゲット層に効果的にアプローチすることができます。

OOH広告の特徴と効果

OOH広告の主な特徴は、その高い可視性と広範なリーチにあります。都市部の主要な交差点や駅、空港など、多くの人々が通る場所に配置されるため、一度に多くの人々の目に触れることができます。このような場所での広告は、消費者の日常の一部として自然に受け入れられ、ブランドや商品の認知度を高める効果があります。

さらに、デジタル技術の進化により、ダイナミックな映像や音、さらには触覚を利用したインタラクティブな要素を取り入れたデジタルOOH広告が増加しています。これにより、従来の広告よりも魅力的で印象的なメッセージを伝えることができ、消費者の記憶に残りやすくなっています。

OOH広告手法の中でも、特にビルボード広告は、消費者の反応を引き出す効果が38%から86%とされています。これは、OOH広告が高い可視性と広範囲なリーチがあることを裏付けています。消費者の日常の一部として自然に受け入れられることで、ブランドや商品の認知度を高める効果があることを示しています。

出典:True Impact Media - 5 Billboard Facts You'll Want to Know for 2023

OOH広告のデジタル化、SNSとの関連

デジタルマーケティングの台頭とともに、OOH広告のデジタル化、特にSNSとの相乗効果が期待されています。ビルボードや交通機関での広告にQRコードやNFCタグを組み込むことで、消費者はスマートフォンを使用して即座にWebサイトやSNSページにアクセスできます。このアプローチにより、オフラインの広告とオンラインのコンテンツが自然に連携し、消費者のエンゲージメントを高めることができます。

また、SNS上でのキャンペーンやハッシュタグをOOH広告に組み込むことで、ブランドのオンラインでの話題性を高めることができます。このような取り組みは、特に若い世代の消費者にとって魅力的であり、オフラインとオンラインの境界を超えたマーケティング施策の展開が可能となっています。

OOH広告の今後の展望

デジタル技術の進化に伴い、OOH広告の領域も変革を遂げています。例えば、顔認識技術を利用して、広告の前を通る人々の性別や年齢を検出し、ターゲットに合わせた広告をリアルタイムで表示するなど、パーソナライズされた広告配信が可能となってきています。また、AR(拡張現実)技術を活用したインタラクティブなOOH広告も登場しており、消費者とのエンゲージメントを高める新しい取り組みが進められています。

例えば、2005年に米国で最初のデジタルビルボードが設置されて以来、デジタルOOHは急速に成長しています。2010年には約2000台のデジタルビルボードがありましたが、現在は7000台以上に増加しています。さらに、1.25万台以上のデジタルスクリーンが存在します。そして、2015年にデジタルOOHは全OOH支出の31%を占めていましたが、2020年までには、デジタルOOH支出がOOH支出の50%以上を占めると予測されていました。

出典:OAAA(Outdoor Advertising Association of America)

OOH広告の効果的な活用方法

OOH広告を効果的に活用するためには、まずターゲット層の動線や生活圏を深く理解することが不可欠です。この理解を基に、広告を配置する最適な場所や時間帯を選定します。例えば、若年層をターゲットにする場合、ショッピングモールや大学最寄り駅、人気のカフェやレストラン近くに広告を設置することが効果的です。また、通勤時間帯や週末など、ターゲット層が最も活動的な時間帯に合わせて広告を展開することも重要です。

次に、デジタル技術の活用により、没入感のある映像やインタラクティブな要素を取り入れることで、消費者の注意を引きつけます。例えば、動的なビデオ広告やゲーム的な要素を含む広告は、通行人の関心を惹きつけ、より深い印象を残すことができます。これらの広告は、特に若年層にとって魅力的であり、SNSでのシェアを促進する可能性もあります。

さらに、OOH広告のデジタル化とSNSとの連携を強化することで、広告のリーチやエンゲージメントを最大化します。例えば、QRコードやハッシュタグを広告に組み込むことで、消費者が直接SNSで広告内容を共有しやすくなります。また、SNSキャンペーンと連動したOOH広告は、オンラインとオフラインの両方でのブランド露出を増やし、より広範なオーディエンスにリーチすることが可能です。

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