EFO(入力フォーム最適化)とは?モバイル対応方法を含めて詳細解説!

2023年10月18日

2024年07月10日

この記事では、EFO(入力フォーム最適化)に焦点を当て、その基本からアプローチの仕方、注意すべき点までを簡潔に解説します。

EFO(入力フォーム最適化)の定義

EFOはEntry Form optimaizationの略で、入力フォーム最適化のことです。具体的には、ウェブサイトの入力フォームを分かりやすく、簡潔なデザインにすることで、ユーザビリティ(使いやすさ)を向上させる施策のことを指します。

この施策の目的は、ユーザーがフォームを迅速に、問題なく入力完了できるようにすることにあります。ユーザーが情報を簡単に提供できるようにフォームを設計することで、サイトのCVR(コンバージョン率)を最大化することが見込めます。EFOは、購入、申し込み、問い合わせなど、さまざまな目的のフォームに適用され、その効果は事業の成果に直接的に影響します。

EFO(入力フォーム最適化)の具体的な手法

必要最低限の項目のみを設定する

ユーザーがフォームを離脱する大きな理由の一つに、入力項目が多すぎることが挙げられます。必要不可欠な情報のみを求めることで、ユーザーの負担を軽減し、CVR(コンバージョン率)を向上させることができます。

エラーメッセージを明確にする

ユーザーがフォームの入力でエラーを起こした際、どの項目が問題であるのかを明確に知らせることが重要です。エラーメッセージはわかりやすく、具体的な指示を含めることで、ユーザーがスムーズに修正できるように出来ます。

プレースホルダー(入力例)を効果的に使用する

必要に応じてプレースホルダー(入力枠に薄い文字で記載されている入力例)を予め用意することで、ユーザーが何を入力すべきかを理解しやすくすることが可能です。

フィードバックを即時に提供する

ユーザーが入力情報を正しく、または不正確に入力した際に、リアルタイムでフィードバックを提供することで、UX(ユーザー体験)を向上させることができます。例えば、パスワードの強度をリアルタイムで表示することなどが挙げられます。

フォームを複数のステップに分ける

情報量が多い場合、ページを分けたり、ロードマップを用意したりしてフォームを複数のステップに分けることで、ユーザーの負担を軽減することができます。また、各ステップでの進捗を適宜表示することで、ユーザーの離脱を防ぐこともできます。

フォームの安全性を示す方法(おまけ)

ウェブ上での情報入力は、プライバシーやセキュリティの懸念が伴います。そのため、フォームの安全性をユーザーに示すことは非常に重要です。SSL証明書によるURLの「https」化を行いサイト全体を暗号化すること、安全性を示すバッジやアイコンをフォームの近くに表示すること、プライバシーポリシーへのリンクを明示的に配置することなどが、ユーザーの信頼を得るための方法として挙げられます。(参考:SSLの仕組み|総務省)

モバイルユーザーに対する最適化

モバイルユーザーの増加に伴い、EFO(入力フォーム最適化)はモバイルデバイスに特化したアプローチを取ることが不可欠です。例えば、ECサイトで商品を購入する際のフォームは、スマートフォンの画面サイズに合わせて入力項目のサイズを大きくし、タップしやすいスペーシングに調整することが重要です。

さらに、ユーザーが入力する際には、記入内容に応じてキーボードの種類が自動で切り替わるように設定することも効果的です。例えば、電話番号を入力するフィールドでは数字のみのキーボードを、メールアドレスの入力時には「@」や「.com」が簡単に入力できるように表示させることで、ユーザーの入力の手間を減らし、エラーの発生を防ぎます。

また、モバイルユーザーは通常、デスクトップユーザーよりも手短に情報を処理しようとするため、フォームのステップ数を減らすことも有効です。例を挙げると、通常の複数ステップの登録プロセスを、必要最小限の情報だけを求めるシンプルな1ステップのフォームにすることで、ユーザーの負担を軽減し、CVR(コンバージョン率)を向上させることができます。さらに、進捗バーを表示してユーザーがフォームのどの部分にいるのかが常にわかるようにすることで、途中で離脱することなく最後まで入力を促すことができます。

EFOの注意点

EFOは、ユーザーがウェブサイト上でコンバージョンしやすくするための重要な施策ですが、誤った実装はビジネスに悪影響を及ぼす可能性があります。特に、ユーザーのプライバシーに関わる情報を過度に要求することは、訪問者の不信感を招き、サイトの信頼性を損なう原因となります。また、フォームの自動化機能を過剰に利用することも、ユーザーに不快感を与えるリスクがあります。

セキュリティ面では、フォームを通じて収集されるデータの保護を怠ると、データ漏洩のリスクを高め、最悪の場合、法的責任を問われることもあります。さらに、データ保護に関する法規制を無視したフォーム設計は、罰金や訴訟といったリスクを生じさせる可能性があります。これは特に、個人情報保護法が厳格な地域や業界でのウェブサイト運営において重要な懸念事項です。

EFOは、ユーザーがスムーズに情報を入力し、所望のアクションを取りやすくするための手段ですが、それを適切に実施するためには、ユーザーの視点を常に念頭に置き、セキュリティとプライバシーを尊重し、法規制を遵守することが求められます。これらの要素を怠ると、EFOの効果は薄れ、ビジネスにマイナスの影響を与えかねません。したがって、EFOは単なる技術的な最適化を超え、ユーザーとの信頼関係を築くための継続的な取り組みとして捉えるべきです。

売り上げを増やすためのWeb広告成功事例集

  • CVは付くものの成約に繋がらない
  • 今の代理店に不満がある
  • 専任担当者がおらず知見・時間が無い
  • そもそも広告で成果が出ない

Web広告改善事例集見本

上記のようなお悩みを持った方へ
すぐに役立つASUEの広告改善事例を紹介します!

【無料】Web広告成功事例集をダウンロード