
こんにちは! ASUE株式会社広報のN村です。
さて、ASUE通信やWebサイトの社員紹介コンテンツなどを作成している身なので、社員の写真を利用する機会が多いわたし。同じように社内でWeb担当者みたいなポジションだと、写真を使う機会も多いかと思います。プロのカメラマンさんに依頼して撮影した写真の場合は、そのままレタッチ等してもらえる場合が多いと思いますが、社内で自分で撮影したときや、社内にできる人がいなければ自分でレタッチをやらなきゃいけないタイミングも出てくるかもしれません。
ということで、Photoshopの知識に乏しい(自慢はできない)わたし・N村が難しい操作をしなくてもなんとなくレタッチできる方法がないかな〜と考えて、メイクの知識を利用すればレタッチできるのでは!?と思いついたので試してみました。

要するに「好きなコスメはPhotoshopです」を本当にやる感じです。
これは、完全に思いつきではじめた方法です。できるならちゃんとレタッチした方がいい(方法を学んだ方がいい)と思います。
目次
写真のレタッチ、調べてみると難しい……
例えば、わたしは鼻の頭がすぐ赤くなる人間なのですが(化粧はしているけどマスクするとすぐよれる)、肌の赤みを補正するための方法を調べると次のようになります。
補正したい写真を Photoshopdで開き、背景を複製したらレイヤーマスクを追加する。赤みが強い部分を色域指定をする。
赤いままでいい場所(口等)など、細かい部分は調整する。
レイヤーのサムネイルを選択し、イメージ > 色調補正 > 色相・彩度から調整する。
必要あれば、1. からさらに補正する。
文字で書くとこれだけではありますが、(わたしが)選択範囲の調整などが地味に苦手なのもありうまくできない……!みたいなことが起きます。
そこで、どうにか簡単にサクッとできないかな?と考えたのが、「ブラシを使ってメイクするみたいにレタッチすれば良いのでは?」という方法です。
ブラシだけでできる!簡単レタッチの方法
使うツール
さて、今回の簡単レタッチに使うのは、
- Photoshopなどの画像編集ツール
- レイヤー機能
- ブラシツール
- 不透明度調整
の3つです。これだけでできるので、Photoshopがない場合、それ以外の別のツールでも類似機能で簡単にレタッチできると思います。
レタッチ方法
- 元画像に新規レイヤーを追加する
- 気になる部分に、その部分の肌悩みに合わせた色でブラシで塗る
- ブラシはソフトブラシ(描画時に周りがぼけるもの)を使用
- 後でレイヤーの不透明度を調整するが、この時点でブラシの不透明度を調整しても良い
- 部位や使う色ごとにレイヤーを分けるとよい
- 例えば、ニキビ跡やクマなどごとにレイヤーを分ける
- レイヤーの不透明度を調整し、不自然に見えない薄さにする(大体10〜20%)
- 目立つニキビ等は、周囲の肌色に近い色で上からブラシを点置きし、出てこないギリギリまで不透明度を下げる(60〜70%程度)
- ここが濃いと浮く場合があるので、緑で薄く赤みをカバーしたりしておくと消しやすい
メイクをする人ならご存知の方も多いと思いますが、肌悩みに合わせて肌色を補正していくためのアイテムをコントロールカラーといいます。また、ニキビやクマなどのピンポイントの肌悩みをカバーするにはコンシーラー、肌全体を均一に綺麗にみせるのがファンデーションです。
それぞれの肌悩みに対して、上記の要領で補正をしていくと、意外といい感じに肌の補正が可能です。

不透明度は状況によって変わると思うので、目安の値で浮くようであれば適宜調整すればOKです!
コントロールカラーとコンシーラー
肌の悩み | 使用するコントロールカラー | |
---|---|---|
赤み | 緑色・黄色 | |
クマ | 青クマ | オレンジ色 |
茶クマ | 黄色 | |
黒クマ | ピンク色・ベージュ(明るい色) | |
くすみ | ピンク色・パープル色 |
大まかなコントロールカラーを使った肌色の補正の考え方としては、補正したい箇所にその悩みを隠せるような補色をつければOKです。また、ニキビのようなピンポイントで気になる部分は、そこだけ肌色に近いカラーをピンポイントでのせるといい感じに隠せます。
例えば、擬似的な肌悩みを表すような画像を作ってみました。

この色を変えた部分の下半分に、赤みには「緑色」、黄ぐすみには「パープル」、茶ぐまには「黄色」、青くまには「オレンジ色」を薄く重ねると以下のようになります。

背景と全く同じ色に……とはいきませんが、ベージュっぽい色になり最初よりも背景色に馴染む色になっていると思います。

顔のイラストにそれっぽく入れたものを例にやってみます。

左下の黒い枠内のものをそのまま画像に重ねた顔がこちら。さっきの画像同様、目立たなくなったと思います。
ファンデーション
コントロールカラーの後は肌全体にベージュをファンデーション的な感じで上から塗ると、先ほど補正した部分がさらに全体に馴染みます。

前項でコントロールカラーの考え方で肌に馴染ませたところに、さらに肌色に近いカラーをのせると、さらに馴染むようになります。
コントゥアリング
最後に、顔により立体感を出したかったり輪郭の見え方を調整したい場合に使えるのがコントゥアリングです。

大雑把にいうと飛び出して見えるようにしたい部分(光が当たる部分)に明るい色、凹んでみえてほしい部分(光を当てたときに影になってほしい部分)に暗いベージュを塗ることで顔に立体感を持たせます。

ちょっとわかりやすいように見えるくらいの濃度にしていますが、もう少し薄くして馴染ませた方が自然になります。
同じように、唇の色が悪かったらブラシで唇を暖色カラーで塗って濃度を調整すると自然に血色感のある唇にすることが可能です。
実践
最後に、今回の方法で実際に弊社代表の安江の写真をレタッチをしてみました。

社内向けで使う分には問題ないレタッチの仕上がりにはなっているかなと思います。
実はこの写真の撮影時、安江曰く「過去最高体重で肌の調子も悪かった……」とのことで、頬のあたりに少し吹き出物がありました。レタッチ前のものと比較すると以下の通り。

自然で元の印象も変えない、いい塩梅のレタッチができたような気がします。(どうでしょうか……?)
しっかりレタッチをした写真のフィルターがかかった肌!みたいな質感は今回の方法では難しいですし(これをやりたい場合は肌を色域指定→新規レイヤーマスク→ぼかして透明度調整でできるはず……)、このレタッチでは物足りなさを感じることもあるとは思います。
ですが、ちょっとしたレタッチが必要なだけ!という場合には使えるかもしれません!

いつもはこんなに吹き出物ないんですよ……!

鴨川の流れと賽の目とニキビはいつだってままならない。
まとめ
ということで、メイクの知識を使用した写真レタッチ方法のご紹介でした。
どの工程もやりすぎ注意ですが、Photoshopの難しい機能をあれこれ使わずとも簡単にレタッチ(っぽく)できるので、もし自分でやらなきゃいけないけどどうやればいいの!?上手くできない!!という場合に、少しは参考になれば幸いです。
実際には肌の部分を選択してマスクして色味を調整したりぼかして粗を隠したり、スタンプツールでニキビやほくろを消したり、など状況に応じてさまざまな手段があると思いますし、いろんな機能が使いこなせるに越したことはないですし、きちんとそちらを使った方がいい場面もあると思います。
が、最低限簡単にやりたい!という場合にもしよかったらお試しください。

少しでもお役に立てば嬉しいです!
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この記事を書いた人

2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。パーソナルカラーはイエベ春。
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