CPMとは?計算式や考え方、活用方法を紹介!

2022年12月22日

2024年07月10日

CPMとは

CPMとは、Web広告を掲載する媒体に対して支払う費用の課金形態の1つで、「インプレッション単価」などとも呼ばれます。
「Cost Per Mille」の略で、「広告が1,000回表示(インプレッション)あたりに掛かる費用」を意味します(「Mille」はラテン語で「1,000」を表します)。
そのため同じインプレッション数であっても、CPMが低いほうが、広告費を抑えて広告配信を出来ていると判断できます。

CPMの算出方法

以下の計算式で算出します。

CPM = 広告費 ÷ インプレッション数 ✕ 1,000

例として広告費が30万円、インプレッションが50万回の場合は以下のようにCPMは算出できます。

広告費300,000円 ÷インプレッション500,000回 ✕ 1000 = 600円

CPMの相場は数百円~数千円と広告媒体やターゲット、クリエイティブなどによって大きく変わります。

また認知向けの広告でインプレッション数を目標とした配信を行う場合は、CPMが過去の事例などから仮設定できれば上記の計算式から逆算して必要な広告予算を試算することができます。

CPCとの違いや使い分け

CPMと似た用語でCPCというものがあります。これはCost Per Clickの略で「クリック単価」とも呼ばれ、1クリックあたりに発生する広告費用を意味します。CPMとは違い、いくらインプレッションが発生してもクリックされない限りは課金は発生しません。GoogleやYahooなどのリスティング広告はCPC課金の代表的な配信媒体です。

大まかに分類するとCPMはインプレッション数を指標に置いているため、認知拡大を目的とした広告に向いています。一方でCPCはクリックによるサイト訪問時のタイミングでの課金となるため、獲得(CV)を目的とした広告に用いられます。

CPMのメリット

CPM課金の場合、クリック数といったユーザーのアクションに左右されないため広告費の把握やコントロールをしやすい点がメリットです。
逆に言うと、いくらクリックされても広告費は変わらないということになりますので、クリック率の高いクリエイティブを用意できればCPC課金と比べて安価にクリック数を獲得することができます。

CPMのデメリット

メリットの裏返しになりますが、クリックやCVといったユーザーのアクションがなくても広告費が発生してしまいます。そのため認知向けの広告としていくらインプレッション数を伸ばせたとしても、売上はまったく増えなかった…というケースもよく聞く話です。

こういった施策の空振りを防ぐためにも、クリック率やCVRなどユーザーのアクションに関わる指標までを含めて最適化を図っていく事が重要です。そもそもサービスとは無関係なユーザー層への配信をしないようにターゲット設定を精査したり、見込み顧客が興味を持ってもらえるようにクリエイティブを試行錯誤していくことが必要です。

特徴を理解して正しくCPM課金を活用しよう

本記事ではCPMについて意味や特徴、CPCとの違いなどを解説しました。
CPM課金での配信は認知向けの広告に用いられる事が多いですが、ターゲットやクリエイティブを綿密に計画しないと、インプレッションだけが伸びて売上には繋がらない配信となってしまいます。

一方で適切に扱えれば費用対効果を抑えながら幅広くユーザーにリーチできる手法ですので、特徴や目的を踏まえた上で正しく活用していきましょう。

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