

さて、今月も1ヶ月のWebマーケティングニュースや広告、SNSアップデート情報をまとめる「ツキイチ」始まります。
本日は6月のWebマーケニュースをお届けします!

今月もよろしくお願いします!

アシスタントMC・N奈

今月も広告関連やSNSの機能、その他気になるニュースともりだくさんなので、目次から気になる箇所をご覧くださいませ!
目次
Google広告の最新情報

ということで、まずはWeb広告の最新情報!
Google広告からお届けしていきます。
キーワードプランナー、不必要なキーワードを除外可能に!
Google広告のアカウントがあれば利用でき、アカウントは無料で発行できる。

本日最初のニュースはこちら。
キーワードプランナーで便利な機能が実装されたようです!
除外機能のどんなところが便利なんですか?

除外機能によってキーワードをグループ単位でチェックできるようになりました!
例えば、今まではキーワード一つひとつの検討に時間がかかっていましたが、先にご紹介した画像の右側に関連キーワードがグルーピングして表示されるようになります。
グループを一括チェックすれば、キーワード候補の絞り込みが簡単にできるようになりました。

関連キーワードがたくさん表示される際には使いたい機能ですね!
参考:「不必要なキーワードの除外機能で、関連性の高いキーワードをより早く簡単に探せます」
https://support.google.com/google-ads/answer/9907498
検索キャンペーンのコンバージョンに説明機能追加
- 説明機能とは
- 数値が変化した要因として可能性の高いものを管理画面上に自動で表示してくれる機能
- 説明機能が利用できるもの
- 表示回数
- クリック数
- 費用
- コンバージョン数(NEW!)
- 説明機能利用の注意点
- 個別クリック単価か拡張クリック単価を使用している検索キャンペーン(2020年6月現在)
- 過去 90 日間のうち、期間の長さが同じ 2 つの期間を比較
- キャンペーンの掲載結果が大きく変化した場合のみ表示

続いてのニュースです。
Google広告の管理画面で、コンバージョン数がどうして変化したかがわかる「説明」機能が実装されました。

数値が変化した原因を突き止めるのは、時間がかかって大変なことも多いですが、この機能によって問題の特定にかかる時間が短くなるかもしれません!
ただ、広告の成果は、競合他社の変化や世情など外部環境にも影響を受けます。
この機能で完全に原因がわかるようになったわけではないので、うまく参考に利用して課題解決の一助とできればいいですね!
参考:「説明で掲載結果の変化を把握しましょう」
https://support.google.com/google-ads/answer/9569021
参考:「説明を確認してコンバージョン数の変化を把握する」
https://support.google.com/google-ads/answer/9911637
Yahoo!広告の最新情報
パフォーマンスデータ集計期間拡大
集計可能な期間について
- 変更前:13カ月前の1日から今日まで
- 変更後:25カ月前の1日から今日まで
- 注意点
- 性別、年齢などのターゲティング関連のデータは2019年1月29日以降の数値のみの集計可能

続いては、Yahoo!広告からのトピックスです。
Yahoo!ディスプレイ広告で、パフォーマンスレポートとパフォーマンスデータの集計期間が拡大されました。

集計できるデータの期間が増えたので、分析に役立てていけるといいですね!

Yahoo!ディスプレイ広告では7月1日から管理画面が新しくなるので、7月のアップデート情報も注目です!
参考:「【ディスプレイ広告】パフォーマンスデータの集計可能な期間の拡大について」
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/834625.html
LINE広告の最新情報

続いてはLINE広告のニュースです。
5月にお伝えし損ねたアップデート情報と、6月末にリリースされたばかりのアップデート情報をお伝えします!
ターゲティングオプション追加
- 追加されたユーザー行動のターゲティングオプション
- キャリアの変更:過去2年以内のの有無
- モバイル端末の変更:過去2年以内の有無
- ネットワークの利用状況:Wi-Fiを利用していない
- コンバージョン:ウェブサイトからのコンバージョン/アプリのインストールが多い
- ゲームプレイタイプ:アドベンチャーゲーム/カジュアルゲーム/RPGゲーム
- 追加されたユーザーステータスのターゲティングオプション
- 推定年収:収入上位51%以下、21-50%、11%-20%、10%

先月の地域ターゲティングに引き続き、「ユーザー行動」と「ユーザー属性」のターゲティングが、追加されました!

ユーザー行動のゲームプレイタイプはスマホゲームの広告に、ユーザー属性の推定年収は高額商品なんかに使えそうですね!
どんな人に広告を見てもらうかは重要なので、ターゲティングの種類が増えるのは広告を出す側としては嬉しいです!
新キャンペーン目的「動画の再生」&配信の自動最適化機能の追加
- 新キャンペーン目的「動画の再生」
- 動画再生を目的としたキャンペーンが作成できる
- 手動入札、最適化配信のいずれかで配信可能
- Smart Channel枠の動画自動再生枠で当該キャンペーンを選択すると配信されない
(※今後リリース予定あり)
- 自動最適化機能「動画3秒再生数最大化」
- 動画を3秒以上再生してもらうことに最適化して入札を自動化する
- Video view Campaign選択時の広告グループのみ
- App案件では使えずWeb案件の見
- 目標単価(3秒再生単価)は整数のみ入力可能、小数点以下入力不可

LINE広告のキャンペーン目的に「動画の再生」が追加され、同時にキャンペーンの自動入札設定で「動画の3秒再生数最大化」が設定可能になりました!

LINE広告では4月にも「動画を視聴した人」というオーディエンスターゲットの設定が可能になりましたよね。
動画広告の方が反応がよかったり静止画よりも情報を入れられたり、Web広告市場での動画広告への注目度はますます高まっています。
ASUEでも動画バナーを制作するサービスがありますので、気になる方はぜひご相談くださいね!
パフォーマンスシミュレーターが「コンバージョン数最大化」に対応
- 現在の設定内容や過去の配信実績から1日あたりのパフォーマンスの推定値を表示する機能
- 入札単価の設定方法、上限CPA、1日の予算を設定すると表示される
- パフォーマンスシミュレーターが対応していない設定もあるため注意

パフォーマンスシミュレーター機能が、「コンバージョン数最大化」の自動最適化設定にも表示可能になりました。

「リーチ数」「コンバージョン数」を事前にシミュレーションできるので、LINE広告をご利用の方は配信前にチェックしてみてください!

続いては、N丸くんによるSNSアップデートハンターのお時間です。

6月、SNSでどんな変化があったか調べてきてね!

え〜またですか!?

って言う場面でしょ。
Facebook / Instagramの最新情報
Facebookに、過去の投稿を管理できる「アクティビティの管理」機能導入
アクティビティの管理でできること
- 投稿の一括削除
- ログとしては残しておきたいが、見られたくない投稿のアーカイブ化(一括でもできる)
- フィルターで投稿の絞り込み

Facebookで過去の投稿を整理できる「アクティビティの管理」機能が実装されました!
Facebookはリアルの交友関係に紐づきがちなので、学生時代の写真を新しい友人に見られたくない……!という場合などでも活用できますね。

ちなみにわたしはそれが嫌でアカウントを変えました。

極端な例は置いておいて、今回導入されたアクティビティの管理では、そういった過去の投稿を簡単に管理できるようになったのは大変便利ですね!
参考:「古い投稿をよりシンプルに管理できる「アクティビティの管理」機能を導入」
https://about.fb.com/ja/news/2020/06/introducing-manage-activity/
Facebookの求人情報機能に、他社サイトが連携
求人情報 on Facebook
- Facebook上の様々な箇所に掲載される
- 応募者とは直接Messengerでやりとりが可能
- NEW!:連携されたATS(engage, HR hacker)上で求人情報を作成するとFacebook上にも掲載が可能

Facebookでは中小ビジネスの支援の一環として、Facebook上で求人募集が行える「求人情報 on Facebook」があります。
今回は、「求人情報 on Facebook」とエン・ジャパン株式会社の採用支援ツール「engage」、インビジョン株式会社のクラウド採用管理システム「HR Hacker」を連携することを発表しました!
engageやHR Hackerに掲載した求人は、Facebookに一括掲載できるようになるそうです!

Facebookでも求人掲載できると、会社にマッチした方と出会える機会が増えそうですね!
参考:「Facebookの求人情報機能とengage・HR Hackerが連携を発表」
https://about.fb.com/ja/news/2020/06/japan-jobs-local-partners-integration/
Facebook、古い記事のシェア時に通知機能を追加

90日以上前の記事をシェアする場合は、その旨が通知される機能がついたそうです。
SNSで古い記事を引き合いにだして議論が沸き起こったり……ってことも多いので、いい機能だなーと思います!
SNSで発信する際は、情報が最新で正しいかどうかチェックするようにしていきたいですね。

ちなみに、弊社広報のN村が古い記事をいくつかシェアしてみたそうですが、まだ通知はなかったそうです。
参考:「シェアする古いコンテンツへの通知機能を導入」
https://about.fb.com/ja/news/2020/06/more-context-for-news-articles-and-other-content/
Instagram、クリエイターもショッピング機能が利用可能に
Instagramの利用条件改訂
- 実施日
- 2020年7月9日以降
- 内容
- クリエイターアカウントでのショッピング機能の利用が可能に
- 投稿上でタグ付けするアイテムを自社が管理する単一のeコマースサイトのみに限定
- 審査に通らなかった場合の理由を明示し、再審査リクエストも可能に

Instagramがショッピング機能の利用条件を改訂したそうです。
大きな変更点としては、クリエイターアカウントでもショッピング機能が利用できるところです。

インスタのプロフィールからCreemaに飛ばしていたようなハンドメイド系のクリエイターさんも、商品に直接飛ばしやすくなりそうですね!

この他、先月紹介した「料理を注文」「ギフトカード購入」機能のパートナーも拡充されたそうです!
Facebookショップも本格的に国内でスタートし、どんどん便利なビジネスプラットフォームになりそうですね。
参考:「Instagram、ショッピング機能の利用要件を改訂し、クリエイターやより多くのビジネスも利用可能に」
https://about.fb.com/ja/news/2020/06/shopping-policy-update/
参考:「コマースポリシー|Facebook」
https://www.facebook.com/policies/commerce
参考:「Instagram、料理を注文とギフトカード機能のパートナーをさらに拡充」
https://about.fb.com/ja/news/2020/06/instagram-food-delivery-update/
Instagram、埋め込み機能は著作権違反?
Instagramの埋め込み機能を使うときの注意
- 埋め込み機能はデフォルトで使えるものだが、使用許諾は含まれていない
- 記事などに投稿を掲載したい場合は、投稿者から使用許諾を得るのが無難

埋め込み機能は、表示されたコードをコピーして貼り付ければ、ブログなどのサイトにInstagramの投稿を簡単に埋め込める機能ですが、
Facebookがとあるサイトに対して送ったメールで「埋め込み機能には画像の使用許可を含まない」という見解が明記されていたそうです。

Twitterにも埋め込み機能があり、Twitter社が提供している埋め込み機能を使う分には著作権や規約上問題はない……としているため、Instagramも問題ないと思われていた方も多いですよね。

埋め込み機能を使う場合は、きちんとそのアカウントにDMやコメントを送って使用許可を取ってから利用しましょうってことですね!
この先Instagramの埋め込み機能自体に制限がかかったり、規約に使用許諾の必要が明記され著作権侵害になってしまう可能性もあるので、メディアサイトなどで埋め込み機能を利用している方は、きちんと使用許諾を得てから利用するほうが無難かもしれません!
参考:「Instagramの画像埋め込み機能は著作権侵害になる?!Facebookが公式見解を発表」
https://homepage-reborn.com/2020/06/10/instagram……
Twitterの最新情報
音声ツイート、iOSでテスト開始
音声ツイートの概要(2020年6月現在)
- 音声を録音して、動画として投稿できる(動画には自分のアイコンが表示される)
- 140秒ごとに一つのツイートに添付され、長い動画はツリーで同一スレッド内に投稿される
- 1スレッド25ツイートまで(合計58分程度)可能

iOS版のTwitter一部アカウントにて、音声ツイートのテストを実施中とのこと。
こちらは盛り上がれば面白くなりそうな新機能です!

当初のテスト開始時に「視聴覚障害者に配慮した仕様」ではなかったため、アクセシビリティに配慮した改善がなされることも発表されています!

1ツイートにつき音声は140秒まで!っていうところにツイッターらしさを感じますね!
参考:「Twitter、音声ツイートのテストを開始 140秒単位の録音カードとして」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/18/news058.html
参考:「Twitterの音声ツイート機能、自動書き起こしなど検討 視聴覚障害者向けに改善へ」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/19/news091.html
YouTubeの最新情報
チャプター機能追加!
YouTubeのチャプター機能概要
- 実装方法
- 概要欄に目次を入れる
- 目次の入れ方は「XX:XX 表題(3文字以上)」で1行ずつ
- 目次の最初の行は00:00からスタート
- 例(こんな感じで概要欄に入れる)
- 00:00 ツキイチスタート!オープニング
- 01:00 Web広告アップデート情報
- 07:00 SNS/プラットフォームアップデート情報
- 10:00 その他の気になるニュース
- 12:00 まとめ

YouTubeでは、チャプター機能が実装されました!

アイテム紹介やニュースまとめの動画などは「一部が見たい!」ってことも多いので、どこから見ればいいかわかりやすいと便利ですね。
時間に付けた表題は、動画の進行バーの時間横あたりに表示されるみたいです。

動画の再生数や再生時間にも影響するので、長めの動画を投稿されている方はぜひ対応したいですね!
参考:「進行状況バーにチャプターを追加する」
https://support.google.com/youtube/answer/9884579?hl=ja

FacebookやInstagramでは、引き続き中小ビジネスの支援のための機能拡充が多かった印象ですね!
Twitterでは、少し前にブラジルでインスタグラムのストーリーのような投稿ができる機能をテストしていたので、いろんな機能を準備していそうです!
以上、SNSアップデートハンターでした!
その他気になるトピックス
Adobe Flash Player、2020年末でついにサポート終了

2017年から予告されていましたが、ついにFlash Playerが2020年末でサポートが終了するそうです。
今まではFlashが利用されているサイトでは、ダウンロードリンクが表示されていましたが、2020年以降はダウンロードリンクなども削除されて、使えなくなります。

セキュリティアップデート等も一切なくなるので、パソコン内にインストールされている場合はアンインストールするようにしましょうね!
もしまだ過去のFlashのページがそのまま残っているサイトは、ページのリニューアルをするか削除した方がよさそうです!

Webサイトの一時代を築いたAdobe Flash Playerのサポート終了はどこか寂しいですね。
サイトを管理している方はしっかり確認して年末までに対応をしておきましょう!
参考:「Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ」
https://www.adobe.com/jp/products/flashplayer/end-of-life.html
Apple、Safariに新たなプライバシー機能実装ーー広告トラッカーがすべてブロックか?
現時点でAppleが発表している機能
- iOS 14が搭載されるデバイスでは、アプリなどでトラッキングが発生前に許可を要求する
- Safariのアドレスバーにトラッカー詳細を閲覧できるプライバシーレポートが追加される

Apple社が新しいmacOS「Big Sur」と、新しいiOSであるiOS 14を発表しました。
気になる点としては、標準ブラウザであるSafariに大きなアップデートがあり、広告トラッキングに大きな影響を及ぼすらしい……というところです。
新Safariで何がどこまでブロックされるかは実際のアップデートまでわからないかもしれませんが、多くの運用型広告の配信に影響を及ぼす可能性があるので、注視して必要な対応をしていくようにしましょう!
参考:「Safariはまもなくウェブページに埋め込まれたすべての広告トラッカーをブロックし暴き始める」
https://jp.techcrunch.com/2020/06/23/2020-06-23-apple-safari-ad-trackers/
参考:「アップルがデザイン一新したmacOS 11.0 Big Surを発表、新美学と再設計アプリを導入」
https://jp.techcrunch.com/2020/06/23/2020-06-22-apple-unveils-macos-10-16-big-sur/
参考:「iOS 14でアプリの広告トラッキングの拒否が可能に、セキュリティとプライバシーをさらに強化」
https://jp.techcrunch.com/2020/06/23/2020-06-22-apple-ios-14-ad-tracking/
放送終了後……(まとめ)

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それではまた来月、7月のまとめでお会いしましょう!
この記事を書いた人

2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。
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