
ピッピッピッピーーーーーーー………

おはようございます!

今月も1ヶ月間のWebマーケニュースを振り返る「ツキイチ」のお時間がやってまいりました!
視聴率が落ちてきたので、テコ入れでオープニングムービー(※静止画)を導入しました。

…………はぁ……?
ということで、本日のトピックスはこちら!

今月もたくさんあるので、気になるものを目次から選んでご覧くださいね!
目次
Google広告の最新情報
検索語句レポート、多くのユーザーが検索した語句のみの表示に変更
検索語句レポート、仕様変更概要
- クリックを獲得している語句があっても、多くのユーザーが検索した語句のみをレポートに表示
- 以前より、表示される検索語句が減少
- 2020年9月〜 適用
- Yahoo!広告の検索クエリーレポートも同様の仕様変更

本日最初のニュースはGoogle 広告から、こちらの話題です。
検索語句レポートの仕様が変更され「多くのユーザーが検索した語句のみの表示に変更」されました。これはどういうことでしょうか?

今までは、検索数が少なくてもクリックが獲得されていればレポートに掲載されていました。9月からはこれらの語句が表示されなくなり、検索語句レポートの表示数が減っています。
検索数が少数であっても、クリックやCVを獲得していた語句が確認できなくなると広告の分析や改善にも影響がありそうですね。
Yahoo!広告でも同様の仕様変更が行われているため、Google, Yahoo!共に検索ネットワークを利用した広告配信をしている方は要チェックです。
参考:「検索語句レポートを表示する」
https://support.google.com/google-ads/answer/7531771
参考:「Yahoo!広告ヘルプ 検索クエリーレポート」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ss/articledetail?lan=ja&aid=1119&o=default
Yahoo!広告の最新情報
検索広告に自動運用ルール機能追加
自動運用ルール機能概要
- 定期的に実施したい作業をルール化して自動で実行できる機能
- 使用例
- 効果の高い検索クエリーを毎週チェックしてキーワードに追加させる
- 毎回決まった期間にキャンペーン予算額を上げる ……など

続きましてYahoo!広告より……
設定したルールに基づいて自動で作業を実施してくれる「自動運用ルール機能」が、検索広告で追加されました。

こちらはGoogle 広告でも同じような機能がありますね!
Yahoo!広告でも定期に行っていた作業は自動化できるようになるので、改善施策を考える時間にリソースを割けるようになります。
参考:「【検索広告】自動運用ルール機能追加のお知らせ」
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/848965.html
参考:「自動運用ルールとは」
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/search/articledetail?lan=ja&aid=68595
ディスプレイ広告、データインポート機能追加
データインポート機能概要
- 自社で保有している顧客データをYahoo! JAPAN登録データと照合し、カスタムリストとして広告配信に利用可能
- インポートできる顧客データは以下
- アプリ用広告識別子(IDFAまたはAAID)
- メールアドレス ※ハッシュ化が必要
- ディスプレイ広告の新管理画面から利用可能
- 接点のある見込みの高いユーザーへのアプローチが可能

広告主の方が持っている顧客リストなどのデータを広告配信に利用できる機能です。

これまではDMPを使ってアップロードする必要がありましたが、今後はディスプレイ広告からも直接アップロードできます。
既存顧客や資料請求などを行った見込みの高いユーザーへの配信が可能となったり、自社サイトへの訪問がないユーザーへもアプローチできるところがメリットです。
ただし、メールアドレスはハッシュ化が必要など、個人情報が関係してくるので扱いには注意が必要ですね。
参考:「【ディスプレイ広告】データインポート機能追加のお知らせ」
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/852036.html
LINE広告の最新情報
広告フォーマット「画像(小)」追加
広告フォーマット「画像(小)」概要
- 配信対象枠
- SmartChannel
- LINE News面の画像幅が画面幅の50%以下の配信面
- 入稿画像サイズ
- 600×400px
- 長いタイトル1・2
- 「画像(小)」専用タイトル
- SmartCHに表示される際にタイトルを上下に分けて入稿可能
- 注意事項
- 長いタイトル1・2は入力必須ですが、まだ実装はされていないそうです。

LINE広告からは新しい広告フォーマットとして「画像(小)」が追加されました!
配信面はSmart ChannelとLINE Newsの二種類があります。

Smart ChannelはLINEのサービス内でも利用者が多いトークの上部に表示される配信面です。SNSを普段利用しないユーザーにもリーチしやすいと言われています。
LINE広告は細かい配信面を設定することができませんが、画像(小)はSmart ChannelとNewsのみの配信になるので、そこに配信したい!という方にいいかもしれません。
インストリーム動画広告提供開始
インストリーム動画広告概要
- 配信場所
- LINE タイムラインのディスカバー内のリコメンドフィードに動画広告を出稿可能
- 利用方法
- 広告グループ作成時に広告フォーマットで「インストリーム動画:配信する」にチェック
- 既存の広告グループはデフォルトで設定オフになっている
- 利用条件
- キャンペーン目的がCPF以外であること
- 手動入札の設定がされた広告グループであること

LINE広告でも「インストリーム動画広告」の提供がスタートしました!
すでにある広告も、チェックをするだけでインストリーム動画広告としても配信が可能です。

今月のWeb広告アップデート情報は以上です!
それでは、続きまして「SNSアップデートハンター」のコーナーです。
Instagramの最新情報
「まとめ機能」のテスト開始
まとめ機能概要
- まとめられるもの
- 商品(ショッピング機能に追加されている商品)
- スポット(おすすめスポットの位置情報タグ、それに基づくフィード投稿)
- 投稿(通常のフィード、リール動画やIGTV動画のプレビューも含む)
- 現在利用できるユーザー
- まとめ作成:一部のクリエイター・パブリッシャーのみ
- まとめ閲覧:全アカウント

Instagramで、「まとめ機能」のテストがスタートしました!
作成は現在、一部のアカウントのみに限られていますが、本格的にリリースされたら公式アカウントでユーザーの口コミ投稿をまとめて紹介したりできそうですね!
参考:「Instagram、おすすめの商品やスポットなどを紹介する「まとめ機能」のテストを開始」
https://about.fb.com/ja/news/2020/09/guide/
Twitterの最新情報
これはなんの話題?どうしてトレンド入りしたかわかる「トレンドトピック機能」
トレンドトピック概要
- トレンドに入ったキーワードが「なぜトレンド入りしたか」を示すトレンドトピックを表示
- トレンド入りの元になったような典型ツイートをトレンド内に表示(現在スマホのみ)

おっ、○○がトレンド入りしている……!
と、興味のあるキーワードがトレンド入りしているのを見つけて開いてみたのに「○○がトレンド入りしてる!なんで?」みたいなツイートが並んでいて、なぜトレンド入りしたのかよくわからない……という経験あると思います。
それがトレンド画面上でわかるようになるトレンドトピックと典型的ツイートの表示機能が追加されました。

トレンドの背景情報が追加されることで、どうして話題になっているのかがわかりやすくなって嬉しいですね!
参考:「トレンドに背景情報を追加します」
https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/product/2020/adding-more-context-to-trends-ja.html
新しい会話ビューをテスト中…?
新しい会話ビューの概要
- 会話について、より多くの情報が一箇所に表示
- 返信元・返信先のユーザーが確認しやすく
- 返信をタップすると会話を終了せずに詳細を表示できる

ツイートのリプ欄が樹形図のような感じで、表示されるようになっていっているようです。

現在テスト中か順次適用中の段階みたいです。
わたしのメインアカウントはしばらく新しい会話ビューが実装されていましたが、今は元の表示に戻っています。
選択したツイートが浮き上がって表示されたり、樹形図みたいにリプ欄が表示されたり……と、変更直後は見慣れないのでかなり見にくいこともあり、Twitterで検索するとわりと不評の様子……
ひょっとしたらテストだけで終わってしまうかも……!?
その他、気になるWebマーケニュース
iPhone、iOS14提供開始
iOS14概要
- ホーム画面のUIを刷新
- 自動的にアプリを整理するApp Library機能追加
- Widget機能でホーム画面のカスタマイズが可能
- スマートスタック機能では、ウィジェットをスワイプして切り替えもできる
- Picture in Picture機能追加
- アプリ起動中に別のアプリを小さい画面で表示できる
- 対応アプリ例
- Netflix
- Amazonプライム・ビデオ
- Apple TV+
- ミュージック(Apple Music)
- iTunes Store
- YouTube(Premium会員のみ)
- U-NEXT(デスクトップモード時)
- 画面内で場所を自由に移動可能
- デフォルトアプリの変更が可能に
- 今まで例えばブラウザだとSafariがデフォルトだったが、Chromeをデフォルトブラウザに変更可能
- メールもGmailやOutlookなどをデフォルトメーラーに変更可能
- 位置情報取得で「おおよその位置情報」を選択可能に
- 翻訳アプリ追加 ……他

iOS以外にも、iPadOSなどでも最新版がリリースされているそうです!
ホーム画面のUI刷新やピクチャーインピクチャー、デフォルトアプリの変更など、日常で使えそうな便利な機能がたくさんリリースされています。
位置情報を利用するアプリで「おおよその位置情報」が選べるようになったのも嬉しいですね

マップはしっかり現在地をみたいですけど、天気予報系はおおよその位置に設定してもよさそうです。

また、以前発表されたApple製品でアプリが広告識別子に関する許可をユーザーから取る必要が出てくる……という部分について、2021年まで延期されたため、今回のアップデートでは変更されていません。
ここは広告などを配信している企業さんにとってかなりインパクトの大きい仕様になるので、後日Web広告への影響やWebやアプリでの行動履歴に依存しないターゲティングをまとめた記事を公開予定です!
参考:「iOS 14、9月17日より提供開始」
https://www.apple.com/jp/newsroom/2020/09/ios-14-is-available-today/
放送終了後(まとめ)

今月も気になるニュースが盛り沢山でしたね!

iOS14、新機能がたくさんでしたね!
今後Web広告にも影響が出る可能性が高いですが、iPhoneユーザーとしてはいろいろ便利になった点があって嬉しいです。

そうですね!
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それでは、また来月お会いしましょう!
この記事を書いた人

2016年入社。ASUE株式会社広報を担当。メールマガジン「ほぼ週刊ASUE通信」もお送りしています。ほぼ週刊なので週刊ではない。月初に公開するWebマーケティング情報をまとめたツキイチシリーズはちゃんと月刊です。
趣味はミュージカル観劇。おすすめ作品を知りたい方はN村のTwitterまでお問い合わせください。
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