CTRとは？業界別平均値と改善方法を合わせて紹介！

2022年12月22日

2024年07月10日

CTRとは

CTRとはClick Through Rateの略で、広告が表示された回数のうちクリックされた回数の割合のことです。一般的にはクリック率と呼ばれることが多いです。
CTRはWeb広告の効果を評価する上で重要な指標であり、広告をクリックする割合が多ければ多いほど、広告が有効であると言えます。またCTRを確認することで、特定のターゲットユーザーに対して配信している広告が有効かどうかを判断することができます。

CTRの計算方法

CTR（クリック率）の計算方法についてですが「クリック数÷広告が表示された回数×100」というシンプルな計算式で算出することが出来ます。

CTR（クリック率） = クリック数÷広告の表示回数 × 100

例えば、広告が5,000回表示され、そのうちクリックが250回あった場合、CTRは以下のように求められます。

250クリック÷5,000回表示×100 = 5%

結果、CTR（クリック率）は5％ということになります。

業種別CTRの平均値

CTRの平均値は配信媒体によって変動しますが、リスティング広告の場合、おおよその平均値は2-6%程度です。ディスプレイ広告の平均値は0.3-1％程度が一般的です。

また業種によっても大きく異なるのがCTRの特徴です。
消費者にとって身近なサービスや商品を提供している業種はCTRが高く、BtoBに分類される業種では低い傾向にあります。CTRの良し悪しの判断するためにも、業種別の平均値や相場を知ることが大事です。

Google広告における検索広告・ディスプレイ広告ごとの業種別平均CTRを表にまとめています。各媒体のCTRの参考にしてみてください。

業界	平均クリック率（検索広告）	平均クリック率（ディスプレイ）
擁護団体	4.41%	0.59％
自動車	4.00%	0.60%
B to B	2.41%	0.46%
カスタマーサービス	2.41%	0.51%
eコマース	2.69%	0.51%
教育系	3.78%	0.53%
求人サービス	2.42%	0.59%
金融・保険	2.91%	0.52%
健康・医療	3.27%	0.59%
家庭用品	2.44%	0.49%
産業サービス	2.61%	0.50%
法律	2.93%	0.59%
不動産	3.71%	1.08%
技術系	2.09%	0.39%
旅行・観光	4.68%	0.47%

データ参照元：WordStream By LOCALiQ

広告を配信するサービス内容によって、参考にすべきCTRは変わってくるので、配信している広告が業界の平均値と比較して有効かどうかを判断し、改善に繋げていく必要があります。

CTRの改善方法

ここまでCTRの説明をしてきましたが、実際に配信している広告のCTRを改善したい場合は何をすれば良いのでしょうか。リスティング広告のCTRを改善したいときに見直すべきことを4つ解説します。

キーワードの見直し

広告のCTRが低い場合は、配信しているキーワードの見直しをしてみましょう。
広告に設定しているキーワードが配信する広告の内容とマッチしていない場合、ユーザーの検索意図と違う内容の広告文が表示されることになります。検索意図とマッチしない広告はクリックされないため、CTRは下がります。
商品やサービスを必要とするユーザーはどのようなニーズを持っているか、どのような検索語句で商品やサービスを調べるかを分析し、キーワードを設定することが重要です。

広告文の見直し

ユーザーは広告文を見て、クリックするかを判断するため、CTRの改善には広告文の見直しが効果的です。
具体的に確認するべきポイントは「広告文がキーワードを含んでいるか」「訴求内容はユーザーが実際に求めているものとマッチしているか」です。

広告文にキーワードを含ませることで、何の広告なのかがひと目で分かります。
検索語句はユーザーのニーズなので、キーワードを広告文に入れることでユーザーが反応しやすい広告になります。訴求内容は、ユーザーが抱えている悩みや不安を解決できる内容を記載すると効果的です。
想定するユーザーが抱えている悩みや不安を洗い出し、解決できる根拠を広告文で訴求するようにしましょう。